家電の徹底比較

ダイキンAN56TAPと霧ヶ峰MSZ-X5616Sの違い

どちらも2016年版のフィルター自動掃除機能付きの省エネ性能が高めの上位シリーズ。三菱電機は霧ヶ峰としても有名。

霧ヶ峰Xシリーズ室内機

2016年の霧ヶ峰Xシリーズ室内機

ダイキンAシリーズ室内機

2016年Aシリーズ室内機

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

ダイキンAN56TAP(上)と霧ヶ峰MSZ-X5616S(上)の違い

以下、霧ヶ峰Xシリーズ:、ダイキンAシリーズと省略して表記。

スペック

AN56TAPのスペック

MSZ-X5616Sのスペック

※カッコの中の最大・最小運転能力にも注目。最大運転能 力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能 が良くなる。

表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方

この鬼比較サイトが初めての方は、こちらも参考に⇒ エアコンを選ぶ前に大事なこと

各メーカーの売り

ダイキンAシリーズ:ストリーマと垂直気流

霧ヶ峰Xシリーズ:ムーブアイ極・3008エリア

霧ヶ峰Xシリーズの場合

ムーブアイ極の一番の特徴は『体の部位』まで温度を測定してくれる点。これによりさらなる快適空調を実現している。

ムーブアイ極3008

Xシリーズの場合、手足の先の温度まで検知してくれる。暖房時だけでなく、冷房時にも効率的な快適送風が可能。

ムーブアイ極はハイブリッド運転とも関係するので下記ハイブリッド運転の項目も参考に。

ダイキンのストリーマとは?

ストリーマとはダイキン独自の技術で、フィルターに捕獲したダニ(フン・死骸)・カビ・花粉等を強力に分解する。部屋の空気だけでなく、機械内部にもストリーマを照射することで、カビ菌・ニオイの原因菌を分解・除去する※追記 新型コロナウイルスの抑制にダイキンのストリーマは効果があるのか?実験結果では、ストリーマを1時間照射することにより新型コロナウイルスは93.6%不活化させ、3時間照射することにより99.9%以上を不活化されたと発表された!というもの。

2016年版ダイキンAシリーズはストリーマユニットの長寿命化により手入れが不要になっている(上位機種のみ)

2016年版は風を当てない垂直気流を採用

垂直だと何がいいのか?

ダイキンの垂直気流2016年新機能

上が従来の暖房の気流

下が2016年垂直気流である。

※床面が十分に温まってから垂直気流に切り替わる

簡単に言うと

体に直接風が当たりにくいので乾燥を防ぐ

垂直気流に切り替わってからは、ほぼ無風空間で足元から暖めるので風が当たらなくて快適、という点も他メーカーにない特徴になるだろう。

これは2016年から新搭載された床温度センサーにも関連してくる↓

床温度センサー

ダイキンの床温度センシング

人・床温度センサーで床面の温度分布を細かく
検知。あたためる位置をコントロールすることで、
床面全体をムラなくあたためます。

ダイキンの床温度センシング

ちなみにダイキンAシリーズのセンサーは他にも人感センサーがあり、
作動時は、人のいる場所を検知して集中的に気流を吹き分ける。

だがセンサー性能だけ見れば体の部位の温度まで測れる霧ヶ峰Xシリーズにはかなわない。

左右に分けて二人同時に快適気流

霧ヶ峰Xシリーズ: 匠フラップ

ダイキンAシリーズ: ×

霧ヶ峰Xシリーズの風向版は4枚↓

匠フラップ

これにより自由自在な気流を生み出す。強い風を生む方法はフラップを絞る、水の出ているホースを絞るのと同じ原理。

本体の写真をよく見ると霧ヶ峰Xシリーズはフラップが真ん中でわかれているのがわかる。これが上の写真のような違いになる。意外に快適になるので大事な項目。

はずせるボディ

霧ヶ峰Xシリーズ: 〇

ダイキンAシリーズ: ×

はずせるボディ

霧ヶ峰の特徴ある機能の一つ。上下風向版は取りはずして掃除可能。今までここの掃除で不便に思っていた人にとっては嬉しい機能。

エアフィルター以外の付属フィルター

霧ヶ峰Xシリーズ: 帯電ミクロフィルター

ダイキンAシリーズ: チタンアパタイトフィルター

霧ヶ峰Xシリーズの場合

PM2.5への対応として付属している小さいフィルター。

ダイキンAシリーズの場合

ダイキン エアコン用光触媒集塵・脱臭フィルターのイメージ写真

cats

これは10年交換不要の脱臭フィルター。これをつけることによってカビやアレル物質、においを吸着させる効果あり。水洗い不可なので注意。

気流制御

ダイキンAシリーズ: 垂直気流とサーキュレーション気流

霧ヶ峰Xシリーズ: ハイブリッド運転

ダイキンの垂直気流は上記説明参照。

ダイキンのサーキュレーション気流

ダイキンのサーキュレーション気流

サーキュレーション気流はダイキンの上位機種から可能になるが、能力が高い(大風量)だからこそできる機能と言ってもいいだろう。

霧ヶ峰Xシリーズにはハイブリッド節電運転あり

暖房時は部屋の温度ムラを検知すると自動で空気を循環させ、部屋の温度ムラをなくす。

冷房時は風だけでも快適な時は自動で冷房と送風を切替。

除湿

ダイキンAシリーズ:さらら除湿(ハイブリッド方式)

霧ヶ峰Xシリーズ:再熱除湿方式

ダイキンのハイブリッド方式は上のデシクル制御の項目にも関係するが、厳密に比べると除湿方式が若干違う。だが、簡単に言うとほぼ同じ。

数年前までは従来の寒くなりやすい除湿方式より快適なタイプは再熱除湿方式だけだったが、最近では各メーカーで色んなタイプが出てきている。

ピュアミスト機能の有無

ダイキンAシリーズ: ×

霧ヶ峰Xシリーズ: 〇

ピュアミスト

Xシリーズの場合ピュアミストイオンをエアコン内部から放出できる。保湿効果のグラフ↑

加湿器ではないので湿度を上げる効果はない。

生産地

ダイキンAシリーズ: 日本製(付属品の一部のぞく)

霧ヶ峰Xシリーズ:日本製(付属品の一部のぞく)