両シリーズとも2015年モデルの寒冷地用エアコンとも言われており暖房に特化したモデルとなっている。
今回紹介の2機種は室内電源200Vだが、ダイキンの場合は最後の型番がVのタイプ【S40STDXV】は室外電源200Vなので注意。
パナソニックTXシリーズの場合6~14畳用がダストボックス方式で18と20畳用が自動排出方式となっている。
※今回の比較は両機種共にダストボックス方式
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
ダイキンS40STDXPとパナCS-TX405C2の違い
以下、ダイキン:、パナソニック:と省略して表記する。
スペック
※暖房と冷房の欄が上下逆・暖房の畳数の目安の基準が違うので注意
まず両メーカーの売り
ダイキン:ストリーマ
パナソニック:ナノイー
各メーカーの売りに関してはトップページ右上にある【各エアコンメーカーを鬼比較!必ず読むべし!】でわかりやすく説明しているので参考にどうぞ。
センサー
ダイキン:人感センサー
パナソニック:日射センサー
ダイキンの場合
人の動きに合わせてエアコンの左・中央・右へ気流吹き分け可能。
2つの設定『エリア』『スポット』を選べる、エリア設定は人に風を直接あてないモードでスポットにすると人に風が直接当たるモード。
そして人の不在を検知して自動停止、消し忘れ防止機能もあり。
パナソニックの場合
日射センサーとは
日差しの具合を感知し温度を自動調節し無駄な運転を抑える機能。
具体的にはエコナビボタンを押すことでオン・オフ可能。
冷房・除湿時:曇りの日や夜は、約1~2℃高めに、暖房時:晴れた日の昼間は、約1℃低めに。さらに外の明るさに合わせて本体ランプの明るさも自動調整。
除湿
ダイキン:さらら除湿
パナソニック:選べる除湿2モード
ダイキンの場合
ダイキンのさらら除湿はハイブリッド方式という他のメーカーにない特殊な方法を取っている。必要な除湿量に応じて熱交換器の全体、または一部だけを冷やして無段階コントロールで除湿するのだ。
さらに2015年から登場したダイキンの新機能
デシクル制御によって更に湿度制御ができるようになった。具体的には2014年までのダイキンの湿度制御技術は設定温度に達すると除湿できない欠点があったのだが、それを改善して設定温度に到達した後も除湿できるようになったというもの。
パナソニックの場合
冷房除湿モードとマイルド除湿の2種類のみ。従来の寒くなりがちな冷房除湿となる。
エアフィルター
ダイキン:フッ素コーティングフィルター
パナソニック:銀イオンフィルター
フッ素加工することで、油分を含んだホコリもとれやすい。
銀イオンにすることで除菌の効果あり。
エアフィルター以外の付属フィルター
ダイキン:チタンアパタイトフィルター(10年交換不要)
パナソニック:空気清浄フィルター(交換は2年に一度)
一番手前にあるエアフィルターは全メーカーついている。
エアフィルターのイメージ写真↓
これの奥につけるフィルターの事だ。
エアコン本体に対してパナの空気清浄フィルター
カバーを開けてフィルター設置のイメージ写真↓
ダイキン エアコン用光触媒集塵・脱臭フィルターKAF046A41↓
チタンアパタイトで、カビ菌と悪臭の原因となる成分などを吸着。
暖房に特化した機能
ダイキン:翌朝暖房・高温風モード
パナソニック:すぐでる暖房・もっとモード
ダイキンの場合
翌朝暖房という機能(名称)になっており、約1分で温風を吹き出させることが可能。暖房の余熱で前日霜取りをすることで翌朝のスピード暖房が可能になるというもの。
15分で室温20℃に出来るという売り。
パナソニックの場合
すぐでる暖房という機能あり。
従来のエアコンの場合、暖かい温風が出るまで時間がかかっていたものが大幅に時間短縮できるようになった。
朝に運転をオンにする時間をエアコンが学習する事と室外機の余熱運転の組み合わせで、これを可能にしている。
もっとモードとは?
足元の温度約40℃が売り。
今だけもっと暖めたい時に助かる。例えば「暖房」ボタンで運転中、「もっと」ボタンのひと押しで、暖房をもっと強力に。自動で元に戻る便利な機能。夏は冷房をもっと強力にすることも可能。
高温パトロールモード
ダイキン:あり
パナソニック:なし
ダイキン独自の機能。これは部屋が高温・多湿になると音声でお知らせしてくれて冷房運転にしてくれるというものだ。
もしそうなった場合は『室温が高くなりました、冷房運転を開始します』とエアコンから音声が流れる仕組み。
音声アドバイス機能
ダイキン:あり
パナソニック:なし
これもダイキン独自、エアコンが室内の温度や湿度、野外温度の変化、冷やしすぎなどを検知して、より快適な運転に切り替えるきっかけをつくってくれる。
例えば
室内よりも室外温度が低くなった場合(冷房時のみ):『設定温度よりも室外温度が低くなりました』
エアコンの目標電気代を設定した場合:『目標電気代の約50パーセントに到達しました』など。
ちなみにリモコンを操作した場合も音声でお知らせしてくれる。
例えば
フィルター自動掃除開始時:『フィルター掃除運転を開始します』など。
ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓
自動運転
自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。
ダイキン:快適自動運転
パナソニック:自動運転+日射センサー
ダイキンの場合
室内、室外温度に応じて、除湿、冷房、暖房のいずれかを選択してくれる。
さらに人感センサーによる吹き分けも可能(上記センサー参照)。
パナソニックの場合
室内、室外温度に応じて、除湿、冷房、暖房のいずれかを選択してくれる。
日射センサーによってさらに快適に自動で吹き分けしてくれる。
おやすみ機能
おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。使い方を間違うと逆に寝苦しくなる可能性があり注意が必要。
ダイキン:快眠運転
パナソニック:おやすみ切タイマー
ダイキンの場合
冷房・暖房運転時に、快眠ボタンを押し1時間刻みで運転を切る設定可能。約3時間かけて設定温度を2℃下げていき、起床時刻の約一時間前から設定温度を1℃自動的に上げる。これにより快眠が可能になるという事だ。
パナソニックの場合
パナソニックの場合、1時間後や2時間後に『切』という設定ができ
しかもおやすみ切タイマー運転中に温度を調節するとエアコンが学習して次の運転から自動調節してくれる、という優れもの。
設定できる温度の単位
ダイキン:0.5℃単位
パナソニック:1℃単位
フィルター自動お掃除時間
ダイキン:約11分
パナソニック:約16~60分
ダイキンの場合
積算時間に応じて約1日運転した後に停止で掃除運転を始める。
もしダイキンの自動内部クリーンを『入』にしていた場合、冷房・ドライ運転停止後に乾燥運転約100分あり。
パナソニックの場合
運転条件によりフィルター掃除の時間、本体内部お掃除運転(内部クリーン)の時間が変わる。フィルター掃除を『念入り』に設定も可能。その場合約140分になる。
内部クリーン(乾燥)
エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。機種によって基本運転時間の差がある。
ダイキン:約100分
パナソニック:約40分~85分
・もちろん両シリーズともに内部クリーンの解除も設定可能。
リモコン液晶のバックライト
ダイキン:あり
パナソニック:あり
リモコンの蓄光ボタン
真っ暗の場合でも、少しの間ボタンが光ってくれるもの。ボタンが見えなくて明かりをつけるという煩わしさがなくなる。
ダイキン:あり
パナソニック:なし
室外機
ダイキン:凍結しにくい室外仕様
パナソニック:凍結防止ヒーター
ダイキンの場合
霜が付きにくい熱交換器とドレンパン&プロペラファンに凍結防止システムを使っている。
そして排水性を高めるために底板に複数の排水口がある仕様だ。
パナソニックの場合
室外機の底面に配線した凍結防止ヒーターという新素材を採用している。しかも室外機底面の新形状の開発で、溶けたドレン水の、よりすばやい排出が可能になった。
据え付け位置の設定
エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定
ダイキン:できる
パナソニック:できる
生産地
ダイキン:日本製(リモコンは除く)
パナソニック: -
型番
ダイキン
S28STDXP-W(-C) S40STDXP-W(-C)
S56STDXP-W(-C)
ホワイト(W)とベージュ色(C)の2色あり。
すべて200Vタイプ
パナソニック
CS-TX225C CS-TX255C CS-TX285C2 CS-TX405C2
CS-TX565C2 CS-TX635C2
(クリスタル)ホワイトのみ。
型番の最後に数字の2があるものが200Vでないのが100V