まず、一番大事な点。
コロナ6畳用RC2215Rはインバーターエアコンではない。
インバーターに関してはRC2215Rの前のモデルRC2214も同じなので参考に↓
同じタイプの大きさが10畳RCV2815Rと14畳RCV4015Rはインバータありなので注意。
いつもの通り価格比較サイトでは比較しきれない部分を鬼比較する。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
RC2215RとSRK22TSを鬼比較
両シリーズとも量販店用の格安タイプ。
コロナはRCシリーズ。
一方、三菱重工のエアコンはビーバーエアコンとも言われている。
三菱重工のは量販店用のTSシリーズ。
以下、コロナRC2215Rと重工TSと呼ぶことにする。
まず大きな違いコロナRC2215Rは暖房機能なし。冷房専用エアコンといってもいいだろう。
重工TSは冷房以外に暖房あり。
インバーター制御
コロナRC2215R:×
重工TS:◯
ほとんどの日本で売られているエアコンは安いタイプにもインバーターがついてるのだがコロナRC2215Rはノンインバーターだ。
自動運転
コロナRC2215R:あり
重工TS:あり
自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。
コロナRC2215Rの場合
リモコンに自動ボタンがあるタイプではなく、『運転切り替えボタン』で自動を選ぶことで自動運転可能。室内・室外温度に応じて、除湿、冷房、を選択してくれる。(暖房なし)
重工TSの場合
自動ボタンを押すことで室内、室外温度に応じて、除湿、冷房、暖房のいずれかを選択してくれる。
気流制御
コロナRC2215R:特になし
重工TS:おまかせ気流運転
重工TSの場合
風量、風向を自動的にコントロールし、部屋全体を効率よく空調するという簡易的なもの。
自動・冷房・暖房運転中にリモコンのおまかせボタンを押すことで作動。
風向版切り替え
コロナRC2215R:すべて手動
重工TS:上下左右自動
これは盲点。コロナRC2215Rは左右だけでなく上下も風向版切り替え手動。
重工TSの場合リモコンだけで風向切り替え可能。
除湿
コロナRC2215R:ただの除湿のみ
重工TS:3種類
重工TSの場合
ドライ運転の種類が、お好み・愛情・ランドリーと3種類ある。
まずランドリーモードは文字通り室内で洗濯物を乾かす時につかう強力なモードで室内に人がいない時に使用推奨。三時間で運転停止。
愛情ドライ運転とは梅雨時や秋の長雨時に有効なパワーを抑えた省エネ運転だが、温度制御はできない。
お好みとは文字通り好みの温度に設定しながらできる除湿モードだ。
両シリーズとも再熱除湿方式ではないので、部屋が若干寒くなる可能性あり。
内部クリーン
エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。各メーカーによって基本運転時間の差がある。
コロナRC2215R:なし
重工TS:約2時間
重工TSの場合
自動、冷房、愛情ドライ、お好みドライ運転後に内部クリーン運転開始
ただ、リモコンの内部クリーンボタンをボールペンの先で押す小さい穴のボタンのタイプなので、設定の解除・入の操作は面倒かもしれない。
入・切タイマー
コロナRC2215R:併用不可
重工TS:併用可
リモコンで入タイマーと切タイマーを同時に予約できるかどうか。
おやすみ機能
おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。
コロナRC2215R:おやすみ自動運転
重工TS:おやすみ運転
コロナRC2215Rの場合
切タイマー運転をすると時間によって設定温度を自動で変更してくれる。
切タイマー運転開始1時間後の設定温度は約1℃高め
切タイマー運転開始2時間後の設定温度は約2℃高め
2時間後以降は2時間後の設定温度と同じままとなる。
重工TSの場合
リモコンのおやすみボタンを押すたびに1時間単位で1~10時間後(運転停止)まで設定可能。重工TSの場合、睡眠中の温度の微調整を自動でしてくれる事で快眠できるというもの。
リモコンホルダー
コロナRC2215R:なし
重工TS:あり
チャイルドロック機能
リモコンにチャイルドロックボタンがあるかどうか。小さな子供がリモコンを押して誤操作するのを防ぐ。
コロナRC2215R:なし
重工TS:あり
送風運転
コロナRC2215R:あり
重工TS:運転切り替えで空清あり
重工TSの場合
これはちょっとわかりにくいので補足が必要だ。重工TSに送風のボタンはない。運転切り替えボタンで空清を選ぶことで送風になる。なぜ空清の名がついているのかと言うと、付属のバイオクリアフィルター、備長炭フィルターを取り付けることで空気清浄を行うというものなのだ。他のメーカーの空清タイプのエアコンと比べると誤解を招きそうな表現なので注意。
空気清浄
コロナRC2215R:なし
重工TS:バイオクリア運転
重工TSの場合
バイオクリア運転とは酵素の力でバイオクリアフィルター上に捕獲したアレルギーの原因物質を分解する運転となっている。他のメーカーでよくあるイオンを放出する系統ではない。どちらかと言うとダイキンのストリーマや東芝のプラズマ空清を簡易的にしたもの、というイメージでいいだろう。
リモコンのバイオボタンを押す事で作動し約90分で自動的に終了。
エアフィルター以外のフィルター
コロナRC2215R:別売り
重工TS:2枚付属
重工TSの場合
バイオクリアフィルターと備長炭フィルターが各一枚づつ付属されている。
備長炭フィルターによって脱臭効果、バイオクリアフィルターに捕獲した後酵素によってアレルギーの原因物質を分解する、となっている。
交換の目安は備長炭フィルター(約630円)が約3か月、バイオクリアフィルター(約1575円)が約一年。
まず一番手前のエアフィルターを取り外してから、フィルターホルダーの枠にはめ込む小さいフィルターの事。
これがなくてもエアコンはもちろん動く。
最大運転ボタン
コロナRC2215R:なし
重工TS:ワープ運転あり
コロナRC2215Rの場合
ただの風量調節のみ
重工TSの場合
温度調整できない程、強力なモード。15分間の最強運転のあと自動的に終了。温度が快適になったらワープ運転を解除する。
ワープ運転の名前の由来は快適空間に一気にワープする、というものらしい。
温度設定単位
コロナRC2215R:1℃単位
重工TS:1℃単位
据え付け位置の設定
エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定
コロナRC2215R:できない
重工TS:できる
生産国
コロナRC2215R:日本製
重工TS:タイ製
型番
コロナ
RC2215R
100Vのみ。
2015年:三菱重工TS
SRK22TS,SRK25TS,SRK28TS,SRK36TS,
SRK28TS2,SRK40TS2,SRK56TS2
同じく6畳から18畳まで。型番の最後に2が付いたのが200V の意味でその他は100V