どちらも2015年の最上位クラスのエアコンで特徴的なタイプ。本体価格は高いが、長く使う事を考えると電気代と快適さで元が取れる点も考慮すべし。
シャープSXシリーズ室内機
富士通Xシリーズ室内機
畳数によって大きさが違う。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
まずこの2メーカーのそれぞれの特徴としてはゼネラルは気流制御、シャープはイオンに特化している点。
各メーカーの売り
ゼネラル:デュアルブラスター
シャープ:プラズマクラスター
名前は似ているがまったく違うものなので知らない人は用チェック。
富士通ゼネラル独自のデュアルブラスターとは?
左右にあるサイドファンの事である。ここからの独自気流により快適な空調を実現。
暖房時
「デュアルブラスター」からの “室温気流” が、 “暖房気流” を押え込むように吹き出し、足元から暖める床暖房のような暖かみが得られる。
冷房時
「デュアルブラスター」からの “室温気流” が、 “冷房気流” より下向きに吹き出すことにより、人に直接冷風を当てることなく控えめな運転でも緩やかな空気の流れで、快適な涼感が得られる。
シャープ独自のプラズマクラスターとは?
自然界と同じイオンで空気を浄化するというもの。具体的には浮遊菌の作用を抑えたり、カビ菌を除菌、臭いの分解・除去、浮遊ウィルスの作用を抑える。※追記 新型コロナウイルスの抑制にシャープのプラズマクラスターは効果があるのか?シャープ公式で空気中に浮遊する新型コロナウイルスの減少効果を確認したとの発表あり!プラズマクラスターイオンを約30秒照射することにより、感染価が90%以上減少することを世界で初めて実証!イオン濃度が高い方が細菌やウイルスの抑制や不活化に有効である。シャープの場合はプラズマクラスターNEXTの効果が一番高い。ダニのふん、しがいの増加を抑え静電気も抑えるという効果もあり多くの企業で採用されている。
プラズマクラスターを利用した便利な機能がパワフルショット。
パワフルショットモードを使えば、カーペットに染み付いた汗のニオイを効果的に消臭可能というもの。使い方としては就寝時にリビングで運転しておけば、効率的に気になるニオイが消臭される。
プラズマクラスターパトロール
エアコンの停止中にカビの発生しやすい環境になると、エアコン内部の空気を動かすことで高濃度のイオンで満たし、カビの発生を防ぐ。
具体的にはエアコンの停止中に、温度20℃、湿度70%を上回ると(カビが発生しやすい状態)オンになり気流パネルを閉じたままファンを回転させエアコン内部の空気を循環させる機能。
実はシャープは気流制御にも昔から定評がある。
独自の上下両開きロングパネルによる、人に直接風をあてない気流。
ところが、数年前にゼネラルXシリーズが登場したことで、気流制御に関してはゼネラルXの方が上になった感がある。
空気清浄機能
ゼネラル: プラズマクリーン
シャープ: プラズマクラスター(説明は上記項目で済み)
先ほどまでは空気清浄に効果のあるシャープのプラズマクラスターについてばかり書いてしまったが、ゼネラルXシリーズにも空気清浄機能はある。
ゼネラルはエアコン内部にあるプラズマクリーンユニットにより静電気の力で花粉やハウスダストなどの微細な汚れ物質を集めて空気をキレイにするというもの(ランプ点灯で手入れ必要)
※シャープのプラズマクラスターイオン発生ユニットも定期的に手入れは必要
大きな違いはシャープは空中にイオンを放出する、ゼネラルの場合はイオンではなくエアコン内部を通る空気に対して汚れを捕まえるもの。
センサー
ゼネラル:人感センサー
シャープ:足もと・光・湿度センサー
ゼネラルの場合
検知可能なものは、人が居るか居ないか
シャープの場合
検知可能なものは、人が居るか居ないか・人の位置・床の温度・日差し・湿度
性能解説
富士通ゼネラルXシリーズの場合、新・不在ECOという名称になっている。
人を検知することにより、運転をセーブしてくれたり、切ってくれたり、オンにもしてくれる。安いシリーズについている不在ECOとは少し内容が違うので要チェック。
センサー性能としては簡易的な部類に入る。
シャープのセンサー
足もとセンサーは名前がややこしいが、実は足の温度ではなく、【床の温度】である点に注意。一般的なエアコン内部に温度センサーがあるタイプ。
光センサーにより日差しの具合を検知し自動調節、湿度センサーにより体感温度が変化する事を考慮した温度管理をしてくれる。
空気清浄を重視するならシャープ、快適気流なら富士通ゼネラル。