毎年新しくなるエアコンの型番と機種だが、実は2015年の省エネ大賞を受賞している日立のエアコンは一番値段が高いクラスの数機種だという点はあまり知られていない。
まずはこちらも必ず参考に→各エアコンメーカーを鬼比較!
2015年になって何が変化したのか。
この日立Gシリーズは他のメーカーに比べて2015年になっての変更点が多いのでしっかりチェックした方がいい。
日立のフィルター自動お掃除つきエアコンシリーズの中では
最安値タイプだ。
カメラやセンサーと言えば三菱電機だが、
実は白くまくんの名で有名な日立でも採用されている。
シリーズによってこのカメラの性能が違うので注意が必要だ。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
日立2014年RAS-G71D2と2015年RAS-G71E2の違い
まず2015年版になって
新冷媒R32が採用された。
新冷媒について知りたい方は右のカテゴリー・一覧の『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。
新冷媒の変化だけで終わる他メーカーのシリーズはたくさんあるのだが、
日立Gシリーズはまだ変更点が何か所かある。
リモコンのボタンの変化
2015年Gシリーズになって電力カットボタンが風よけボタンになった。
元々あった電力カットとは何かというと『運転時の電流を制限して電力消費を抑える機能』
日立の場合セーブ(アンペア切り替え)機能という名称。
当然制限運転なので弱めの運転になる。
ブレーカーが落ちる事が多い場合、電力消費の多い家電を使う時間帯に設定すると便利なのかもしれないが、この鬼比較では2015年現在はあってもなくても良さそうな機能だとの判断であえて比較からはずしていた。
実は2014年モデルの各メーカーほとんどのシリーズに同様の機能はついている。
以前、原発問題があった時に一時的な電力不足の関連で各社この機能をつけた名残が残っていると思われる。
ボタンがなくなったから機能もなくなったのかと思えばそうではない。
もしこのセーブ機能を使いたい場合は違うボタンを長押しすることで設定可能(説明書参照)
風よけとはもともと2014年Gシリーズにはなかった機能だ。
2015年Gシリーズに風よけを追加
この風よけ機能とは
部屋に人がいる場所を『くらしカメラ』で見つけて、自動的に風向を変える機能だ。文字通り人のいるエリアに風を送らないという設定。エアコンの風に当たりたくないという人は多い。その意見を反映させたカメラがあるからこその機能。
センサー(カメラ)の変化
2014年Gシリーズ:日射センサー
2015年Gシリーズ:くらしカメラ(画像カメラ)
日射センサーとは日差しの多い、少ないを検知して、設定温度を自動で制御しながら省エネ運転も可能になるというもの。
つまり検知してくれるのは『日差し』だけ。
2015年のGシリーズになり、くらしカメラに変わった。
くらしカメラが見てくれるものは『日差し』と『距離(人の位置)』『活動量』『人数』だ。
この『くらしカメラ』によって自動で温度や風向き、風量をコントロールしてくれる。もっと具体的に言うと
くらしカメラを組み合わせる事で(部屋の人数・人の動き・日差し)、人の体感温度を検知し維持しながら省エネ運転可能。さらに風向の自動調整と風速の自動調整もしてくれる。
もっと具体的にくらしカメラが見てくれる範囲を調べてみよう。
これは説明書を見ないと書かれていない部分だ。
エアコンの真下付近は感知できない。
範囲としてはエアコンの中心から広角150度、約7メーター先まで。
『活動量』というのは人の動きが多いか少ないか。
例えば動きが多いと冷房を強めに充ててくれるなど。
ちなみにくらしカメラは人の上半身の形状で人と判断されるとの事。
この点は各社の機種によっても違うので確認が必要。
オートセーブ、オートオフ機能
2014年G: ×
2015年G: ◯
人の不在を感知して控えめ運転にしてくれたり、自動で電源を切ったりしてくれる機能。
型番
2014年Gシリーズ
RAS-G22D,RAS-G25D,RAS-G28D,RAS-G40D2,RAS-G56D2,RAS-G63D2,RAS-G71D2
6畳から23畳用まで。型番の最後に2が付いてるのが200V の意味。その他は100V。
2015年Gシリーズ
RAS-G22E,RAS-G25E,RAS-G28E,RAS-G40E2,RAS-G56E2,RAS-G63E2,RAS-G71E2
同じく6畳から23畳用まで。