両シリーズとも2015年のフィルター自動掃除付き(ボックスタイプ)の中では最安値シリーズ。
東芝SRシリーズ室内機
畳数によってデザインとサイズが変わるので注意。
富士通ゼネラルRシリーズ室内機
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
東芝RAS-566SRと富士通ゼネラルAS-R56E2の違い
フィルター自動掃除なしのラインナップも含めると両シリーズとも下(安い)から2番目のシリーズだが、
東芝は全4シリーズ、富士通ゼネラルは全5シリーズあることも考慮したい。
以下、東芝SRとゼネラルRと呼ぶことにする。
スペック
能力の平均は同じだが
カッコの中の最大・最小運転能力に注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。
表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方
まず両メーカーの売り
東芝SR:プラズマ空清
ゼネラルR:新・不在ECO(下記センサー項目参照)
東芝はPM2.5除去のプラズマ空清というのを全面に出している。
空気清浄能力が高いメーカとみていいだろう。
センサー
東芝SR:日射センサー
ゼネラルR:新・不在ECO
東芝SRにはECOモード・日当たりサーチセンサあり。
明るさをセンサーが自動的に感知して、例えば窓際の日差しが強くなったと感知してくれて控えめに運転してくれるのだ。
だからエコという名称。
ゼネラルRの場合
2014年まで使われていた不在ECOは、人がいなくなったのを感知して自動的に省エネにしてくれたり、運転を切ってくれる機能だった。具体的な名称はオートセーブとオートオフ。
新・不在ECOになって何が変わったのかというと、
さらに『オートオンオフ』が加わった。
どういうものかと言うと
消し忘れ防止として、部屋に人がいない状態が約30分以上続くと、自動でエアコンを休止、人が戻ってくると運転を再開する機能だ。
設定で変更可能。
除湿
東芝SR:一種類の除湿のみ
ゼネラルR:2way除湿(除湿・ひかえめ除湿)
両機種とも再熱除湿方式ではないので、部屋が若干寒くなる可能性あり。
再熱除湿方式について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。
音声お知らせ機能
東芝SR:なし
ゼネラルR:あり
音声で教えてくれる内容は
リモコンでの操作内容。
エアコンの運転状態。
室内・室外の温度。
例えば暗い室内でも『冷房●℃で運転を開始します』
とか『上下スイングに設定しました』などエアコンがしゃべってくれるのだ。
もちろん音声を切ることも可能。
気流制御
東芝SR:クルッとルーバー
ゼネラルR:特になし
東芝SRの場合
これはわかりにくい違いの一つだった。このクルッとルーバーとはどこの部分の事なのか。
風向版である。
要するに、これがあるとどうなるのか↓
より的確な部分に冷風、温風を届けられるようになったという事。
ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓
自動運転
自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。
東芝SR:自動運転(ecoモード)
ゼネラルR:自動運転
東芝のSRの場合
ecoモードボタンを押すことで自動運転になる。冷房か暖房を自動で選んで運転してくれる点に注意、除湿は含まれていない(説明書確認済み)もし除湿をしたい場合は除湿ボタンを押す。
ゼネラルRの場合
室温と外気温を感知して冷房・暖房・除湿のどれかを自動的に選んで運転してくれる。
おやすみ機能
おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。使い方を間違うと逆に寝苦しくなる可能性があり注意が必要。
東芝SR:快眠運転
ゼネラルR:(下記説明参照)
ゼネラルのRの場合、具体的には
おやすみボタンを押すごとに
0.5→1→2→3→5→7→9時間まで設定可能
東芝SRの場合
具体的に言うと東芝の快眠運転(おやすみ切タイマー)は設定温度に近づけたあと、少し温度を下げて、その後温度を徐々に上げていくというもの。
注意点は、おやすみ切タイマーで設定できる次の時間
(1,2,3,4,5,7,9時間)のうち
5,7,9時間を選んだ時に快眠運転と連動するのだ。
自動・冷房・暖房運転中か停止中におやすみボタンで設定する事が可能。
ゼネラルRの場合
冷房運転の場合・30分ごとに設定温度が0.5℃づつ上がる。合計2℃上がった時点でその温度を保ち設定した時間後に自動的に運転を停止。
暖房の場合・30分ごとに設定温度が1℃づつ下がる。合計4℃下がった時点でその温度を保ち設定した時間後に自動的に運転を停止。
フィルター自動お掃除時間
東芝のSR:約10分
ゼネラルR:約8分
東芝SRの場合
10分以上運転をさせてから停止した場合掃除が始まる。(冷房・除湿を使った場合さらに内部乾燥運転が約200分あるがボタンを押して切ることも可能)
ゼネラルRの場合
リモコンでフィルター掃除の自動運転頻度の細かい設定可能。
1日8時間程度使用した場合
・標準 約5日に一回フィルター掃除
・短め 約3日に一回フィルター掃除
・長め 約8日に一回フィルター掃除
自動内部クリーンを『入』に設定していた場合、冷房・ドライ運転停止後に乾燥運転約90分あり。
・どちらも自動で運転させるかどうかは細かくリモコンで設定可能。
内部クリーン(乾燥)
エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。機種によって基本運転時間の差がある。
東芝のSR:約200分
ゼネラルR:約90分
・もちろん両機種ともに内部クリーンの解除も設定可能。
ダストボックスサイン
自動でフィルター掃除したホコリをダストボックスにためるが、どちらもエアコン本体のおそうじランプが光る事で掃除の時期をおしえてくれる。
東芝SR:あり
ゼネラルR:お知らせランプを目安にゴミ捨て(説明書記載あり)
東芝SRの場合
サインが積算何時間で点灯するかの記載はない。1年に一度を目安にダストボックスを取り外して掃除するべきだろう。使用環境にもよるので最初は小まめにチェックした方がいい。
ゼネラルRの場合
エアコンの運転時間が約1万時間を超えると本体のサインが光る
設定可能温度単位
東芝SR:1℃単位設定
ゼネラルR:0.5℃単位
入・切タイマー
東芝SR:併用可
ゼネラルR:併用可
ゼネラルRの場合
入タイマーに特徴がある。設定した時刻に部屋が快適になるように、夏は暑いほど、冬は寒いほど早めに運転する。
据え付け位置の設定
エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定
東芝SR:できない
ゼネラルR:できる
リモコンホルダー
東芝SR:付属
ゼネラルR:付属
室内機のサイズ(高さ)
東芝SR:25㎝
ゼネラルR:25㎝
全メーカーで比較しても高さ25㎝が業界最小。他メーカーでは三菱電機のLシリーズも高さ25㎝だ。
東芝SRとゼネラルRの共通項目
新冷媒R32・上下だけでなく左右風向切り替えリモコンで可
生産地
東芝SR:タイ製
ゼネラルR:中国製
型番
東芝SR
RAS-225 SR RAS-255 SR RAS-285 SR RAS-405 SR
この6畳から14畳までが100V。
RAS-456 SR,RAS-566 SR
14畳と18畳の数字の型番の最後が6なのが200V。
14畳は100Vと200Vタイプ二種類あることになる。
ゼネラルR
AS-R22E AS-R25E AS-R28E AS-R40E AS-R56E2
6畳から18畳まで。14畳用の40が100V対応のみである点に注意。型番の最後に2とあるのが200V の意味でそれ以外は100V。
室外機
東芝SR
6畳用のサイズだけ小さい。
ゼネラルR
それぞれ畳数によって大きさが違う。
※例 S22STESの場合22型や2.2kWタイプ=6畳