まずはこちらも必ず参考になるだろう→各エアコンメーカーを鬼比較!
三菱電機のMSZ-W224とパナソニックのCS-GX224Cは
両シリーズともに2014年度、量販店モデルのフィルター掃除機能つきエアコンの中で一番安い機種にあたるが
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
MSZ-W224とCS-GX224Cを鬼比較
いつもの通り、この表では比較しきれない部分を鬼比較する。
年間電気代はほぼ同じ、
新冷媒R32の使用の差は実際には『地球環境温暖化係数が今までの3分の1になって地球に対して優しくなった』というものなので省エネにはならない。
これからが本題。
イオン
霧ヶ峰W:ピュアイオン
パナのGX:ナノイー
まず一番の違いがイオン性能とセンサーの差
パナソニックの売りがイオン
三菱電機・霧ヶ峰の売りがセンサー
表にはパナソニックのナノイーしか書かれてないが、
霧ヶ峰にも簡易的な『ピュアミスト』というものがついている。
一応ピュアミストというものを説明すると
電気を帯びた水の微粒子であり、肌へのうるおいを保つ、部屋の臭いを軽減、ウィルス、菌の活動などを抑制させる効果あり。
ただこのイオンに関しては賛否両論あるだろう。
次にセンサーの性能、これはもちろん霧ヶ峰のセンサーが全メーカーの中で一番すぐれている。
が
機種によって差があるので確認が必要だ。
霧ヶ峰のWのムーブアイは人の体感温度、状態だけでなく、間取り、壁、床、天井までの距離まで感知可能。
ただ注意点はこのムーブアイの感知する範囲は広角約160度の範囲と言う点。
具体的にこれで何がいいかと言うと人の場所を感知してくれる事で
風当て・風よけも可能になるという事。
さらに『ムラなし』という設定でムーブアイが部屋の中で人がいることが多い生活エリアを学習してくれるのだ。生活エリアの温度ムラを抑える気流で運転可能。
パナGXにセンサーがないのかと言えば実はついている。
パナGXのセンサーは日射センサーと言って、
日差しの具合を感知してくれて控えめ運転にしてくれる。
具体的にはエコナビボタンを押すことでオン・オフ可能。
気流制御
霧ヶ峰W:ムーブアイによる細かい気流制御可能
パナGX:天井気流
パナソニックの『天井気流』これは何なのか。
カタログの後ろの機能一覧に小さくひっそりと書かれてある。
夏は気流を頭上へ集中させて天井からふりそそぐ
涼風をつくります。
これはエアコンの本体の上下風向版の形が下のランクの機種よりも良くなって気流制御できるようになったと言うもの。
だが、霧ヶ峰の人感センサーによる風の吹き分けには当然適わない。
コーティングの場所
霧ヶ峰W:ハイブリッドナノコーティング(ファン)
パナのGX:特になし
霧ヶ峰Wは『ファン』にハイブリッドナノコーティングと言うものを使っておりホコリも油もよせつけない、となっている。
エアフィルターと付属フィルター
霧ヶ峰W:エアフィルターと帯電ミクロフィルター(左1個)
パナGX:通常のエアフィルター
帯電ミクロフィルターとは?
これがあることでPM2.5も除去できるとあるが、帯電ミクロフィルター自体はエアフィルターよりだいぶ小さいので簡易的なものと見ていい。
一般的なエアフィルターのイメージ写真↓
帯電ミクロフィルターのイメージ写真↓
霧ヶ峰Wの場合一個ついている。
清掃のしやすさ
霧ヶ峰W:はずせるボディ
パナのGX:特になし
パナソニックの方は通常の一枚の風向板でとりはずす事はできない。
霧ヶ峰のWには『はずせるボディ』というのがある。
風向版が半分に分かれており、手前2枚奥に2枚で計4枚↓
上下風向版の4枚を取り外して洗えるという事だ。
左右風向版は片方のロックを外して手前に引き出すことでエアコン内部を清掃できるようになる。
今までこの部分を気にしていた人は嬉しいかも知れないが
繊細な部分なので壊さないように注意。
除湿
霧ヶ峰W:3種類(弱・標準・強)
パナGX:2モード除湿(除湿・除湿弱)
両機種ともに再熱除湿方式ではないので、除湿を使う事で部屋が少し寒くなる可能性あり。
切り忘れ防止機能⇒こちらも参考に⇒各メーカーの切り忘れ防止機能まとめ
霧ヶ峰W:あり
パナGX:なし
ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓
自動運転
霧ヶ峰W:冷房時(暖房時は自動でサーキュレーター運転併用)
パナGX:あり
パナGXの自動運転とは
室温と外気温を感知して冷房・暖房・除湿のどれかを自動的に選んで運転してくれる便利な機能。
パナGXには日射センサーが付いているのでさらに
部屋に入る日差しを感知することで省エネ運転が可能。
一方三菱電機はハイブリッド運転という機能も売りにしている。
これは冷房と送風を自動的に切り替えてくれる便利な機能だ。
暖房運転時には部屋の上下の温度ムラを検知すると自動でサーキュレーター運転に切り替えてくれるのだ。
霧ヶ峰Wは除湿ボタンを押すことで除湿可能。
メーカーや機種の違いで自動運転の方法にも違いがるのでしっかりチェックすべし。
おやすみ機能
霧ヶ峰W:ねむり運転
パナGX:おやすみ切タイマー
三菱電機ねむり運転とは約30分間は、ねむりボタンを押す前の設定温度で運転を続け、30分後にねむり運転の設定温度に切り替わるというもの。
霧ヶ峰のWは冷房・除湿・暖房・ハイブリッド冷房・ハイブリッド暖房中に設定可能(ハイブリッド運転については上記『ハイブリッド運転』参照)。
一方パナのGXのは設定した時間後に電源を切るという簡易的なタイマーのみ。
リモコンの温度単位
霧ヶ峰W:0.5℃単位で可能
パナGX:1℃単位
入・切タイマー
霧ヶ峰W:併用可(入タイマー10分単位、切タイマー0.5時間単位)
パナGX:併用可(両方とも10分単位)
フィルター自動お掃除時間
霧ヶ峰のW:約2分30秒
パナGX:約12分
これには補足が必要だ↓
霧ヶ峰のWの場合:
前回のフィルターおそうじメカ運転からのエアコンの運転積算時間
が24時間を超えたときは、運転停止後に自動で行う。24時間未
満のときは行わない。(内部クリーン設定をしている場合は内部クリーン時間約55分の後にフィルター掃除が始まる)
パナGXの場合:
前回のフィルター掃除運転から運転を積算か連続で約24時間以上運転して、停止した時に自動でフィルター掃除が始まる(手動の設定にすることも可能)
暖房だけの場合12分だけだが、冷房・除湿の場合これに本体内部お掃除運転が加算される。
それでも汚れが気になってきた場合は掃除を『おそうじ念入り』に設定変更可能。その場合、エアフィルターの往復回数が増えるので運転時間が約30分になる。
GXの本体内部おそうじ運転とは
基本的に30分以上、冷房・除湿を運転して停止した時約60分~90分の間送風→暖房→送風の後に自動停止させるもの。
いわゆる内部クリーンである。
パナソニックの場合も自動で運転させるかどうかは細かくリモコンで設定可能。
内部クリーン
霧ヶ峰W:約55分
パナGX:約60分~90分
ダストボックスの手入れ
霧ヶ峰W:約1万時間運転でお手入れランプ点灯。点灯したまま約1500時間運転するとフィルター掃除の運転はしなくなる。
パナGX:ボックスお手入れランプが点灯してお知らせする。手入れをしないで運転を続けると約120時間後に点滅し、自動でフィルター掃除運転はしなくなる。
リモコンホルダー
霧ヶ峰W:別売り
パナGX:付属
霧ヶ峰WとパナGXの共通項目
据え付け位置の設定可能・上下だけでなく左右風向切り替えリモコンで可
生産地
霧ヶ峰W:日本製
パナGX:中国製(パナソニックの上位機種に日本製あり)