ついに待望のFZ/FLシリーズが発売された。三菱電機/霧ヶ峰から発売されている全ラインナップの中で最上位クラスがFZシリーズだが、FLシリーズはその一つ下のクラスである。
どちらもデザインが特徴的。
FLシリーズ室内機
パウダースノウとボルドーレッドの2色。デザインが個性的!
FZシリーズ室内機
シルキープラチナ、こちらも四角くてオシャレである。
ちょっと優雅なイメージ↓
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
霧ヶ峰MSZ-FL4016SとMSZ-FZ4016S(最上)の違い
スペック
※カッコの中の最大・最小運転能力にも注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。
表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコン年間電気代の簡単な調べ方
世界初。左右独立駆動の『パーソナルツインフロー』
FZシリーズ: ◯
FLシリーズ: ×
写真の3の部分にプロペラを新搭載。
今回比較の2機種の違い↓(2015年モデルZシリーズ=FZシリーズ以外の他のすべてのメーカーの機種)
これにより異なる温度の気流を作れるようになった。これが一番大きな違いである。
二人の体感温度の差まで0.1℃単位で検知し、暖房時の床温度差が最大約3℃の異なる気流を実現。
上の写真の例は冷房使用時だが、暖房の時も効果を発揮。
ムーブアイ極により温冷感を検知可能かどうか
FZシリーズ: 〇
FLシリーズ: ×
はっきり言ってFLシリーズの『体の部位の温度を検知』できるだけでも他メーカーを越える性能なのですごい事なのだが、さらにFZシリーズの場合は人の暑い・寒いの感じ方(温冷感)も見てくれるのだ。
暑い・寒いといった温度感覚が現れやすい手先・足先など細部までの温度変化と温冷感を測りながら風当て・風よけも自動で制御、すべておまかせ、しかも快適。
夏の場合、人の部位を検知し寒いと感じている時には自動で風よけ、暑いと感じている人には風当て。風に当たりたくない場合は設定で変更も可能。
ちょっとわかりにくいかもしれないので補足すると、ただの風あて・風よけではなく『風あてよけ』というのがポイント。風を当てるのかよけるのかさえ自動でエアコンが体感温度をみて判断してくれる点が違う。
二人同時吹き分け可能。しかも体感温度を検知しながらである。
ムーブアイ極の違い2
FZシリーズ: 360°検知 18392エリア
FLシリーズ: 160°検知 3008エリア
エリアは部屋を検知できる細かさが違うという事なので、快適性に影響する。
FZシリーズの場合、360°検知できるので
日射熱ガード冷房と冷気カット暖房も可能である。
夏の場合
360℃センシングにより窓の後ろの日射の温度変化を検知。
自動で日射熱をガードする風+人感センサーによる風の吹き分け(風よけ・風あて)などが可能になった。
さらに人が離れると自動でこの日射熱ガード運転をやめるので省エネにもなる。
これは冬場にも効果を発揮する。
窓からの冷気を検知することで、下向きの気流で冷気をカット。
なぜかと言うと冷たい空気は下からくるからだ。
同じく窓からの冷気をカットしながら、人感ムーブアイ極によるピンポイント暖房が可能なのだ。
リモコンの違い
FZシリーズ: スマートオートリモコン
FLシリーズ: スタイリッシュリモコン
FZシリーズの場合
業界最大の温度表示リモコン。しかもタッチパネル式である。
FLシリーズの場合
室内機の色にマッチしたリモコン。
ラインナップ
FLシリーズ
MSZ-FL2816 MSZ-FL3616 MSZ-FL4016S MSZ-FL5616S MSZ-FL6316S MSZ-FL7116S
10畳から23畳用まである。最後の型番がSとなっているのは200Vという意味。その他は100V。
FZシリーズ
MSZ-FZ4016S MSZ-FZ5616S
MSZ-FZ6316S MSZ-FZ7116S
MSZ-FZ8016S MSZ-FZ9016S
14~29畳まで。すべて200Vタイプ。
室外機
FLシリーズ室外機
畳数によって大きさが違う。
FZシリーズ室外機
大きさは1種類のみ。
※例 S22STESの場合22型や2.2kWタイプ=6畳