両シリーズともフィルター自動掃除機能付き(ダストボックスタイプ)で独自の特徴があるので、しっかり把握すべし。
どちらも最上位クラスではあるが、その代り一番電気代が安いという点も考慮したい。
三菱電機FZシリーズ室内機
イメージ図↓
四角いデザインがオシャレ。
東芝DRシリーズ室内機
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
霧ヶ峰MSZ-FZV4016S-W(最上)と東芝RAS-B406DRH-W(最上)の違い
型番の最後のWはホワイトの意味。
以下、霧ヶ峰:、東芝:と省略して呼ぶことにする。
各メーカーの売り
霧ヶ峰:2温度気流とムーブアイ極
東芝:PM2.5除去のプラズマ空清
霧ヶ峰の2温度気流とは?
この世界的にお馴染みのラインフローファンから世界初のパーソナルツインフローにした事により異なる温度の気流を作れるようになっている。
二人の体感温度の差まで0.1℃単位で検知し、暖房時の床温度差が最大約3℃の異なる気流を実現。
片方は暑いと言って温度を下げるのに、もう片方は寒い!という家庭は意外に多いのでは?これがあれば有効利用できるだろう。
霧ヶ峰のムーブアイ極とは?
FZシリーズの場合、18392エリア
ムーブアイ極は人の体感温度の体の部位ごとの表面温度を0.1℃単位まで検知可能。部屋の明るさに関係なく、人のいる、いない、床・壁・状態・間取り・日射熱・天井・距離をチェックして検知可能。
風のあらゆる快適な自動制御が可能である。
東芝のプラズマ空清とは?
東芝の特徴ある機能の一つ。
汚れ(花粉やPM2.5)を帯電させエアコン内部の熱交換器へ吸着。
そして自然発生する水を利用してドレン水として汚れも一緒に外へ排出。
東芝独自の機能
エアモニター
エアコン室内機本体に空気の汚れをチェックできるエアセンサーがついていて、汚れた空気ときれいな空気2段階でお知らせしてくれるもの。
赤と青のLEDランプ採用で見やすくなっている。
エナジーセーブ コンプレッサー
分かりやすく端的に言うと最小運転できるということ。これについてはパンフレットの冷房(暖房)能力(kw)を見るとわかりやすいのだが、例えば冷房4.0と書かれてあった場合これは平均値なのだその下にある()も重要で(0.2~5.1)となっていた場合0.2が最少運転の能力。
つまりこの数値が小さいほど、きめ細やかな温度調整が可能だという事。これによって業界最小の能力での運転可能。
センサー
霧ヶ峰:ムーブアイ極(上記【各メーカーの売り】項目を参照)
東芝:人サーチセンサー・日射センサー
東芝の場合
日当たりサーチセンサ(日射センサー)
明るさをセンサーが自動的に感知して、例えば窓際の日差しが強くなったと検知すれば控えめに運転してくれるのだ。センサーとしては初歩的な機能だ。
人サーチセンサー
センサーが人の有無をチェック。
これにより風当て・風よけが可能になるが、今回比較している霧ヶ峰FZシリーズとセンサーだけの性能比較した場合は、さすがに霧ヶ峰Zには適わない。
霧ヶ峰FZシリーズのリモコン↓
霧ヶ峰FZシリーズの場合、タッチパネル式のリモコンである。
パッと見でわかる通りボタンがかなりシンプルになった。
ボタンがなくなった分は液晶に出る絵と文字の一覧表示から直感操作が可能に。つまり指で液晶ボタンをタッチして操作できるため、以前のようにリモコンのボタンを何度も押す手間もはぶけ、わかりやすく簡単に操作できるようになったという事。
かんたんモードスイッチがリモコンの側面にあり
「暖房」・「冷房」・「温度」・「切タイマー」設定のみを表示する「かんたんモード」にリモコン側面のスイッチで切り替えでき、より少ない選択項目から操作が可能。
東芝DRシリーズのリモコン↓
一部に蓄光ボタン(停止・ecoモード・温度)が採用されており、暗くなっても操作しやすくなっている。
ダストボックスの取り外し不要
霧ヶ峰: ×
東芝: ◯
これはルームエアコンのタイプとしては東芝独自の機能となる。霧ヶ峰の場合ダストボックスを取り外してダストボックスの中にたまったホコリを捨てる作業があるが、DRシリーズの場合、掃除機で吸い取るだけ。