2015年はSXだったが2016年版になりSが抜けてXだけになったので注意。
E-SXシリーズ、F-Xシリーズとも呼ばれる。
2015年シャープSXシリーズ室内機
2016年シャープXシリーズ室内機
デザインも変わった。パッと見では2016年版の方が引き締まって見える印象だが、奥行きは2016年版の方が大きい。だが、これは性能アップに関係している。それに関しては以下の記事。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
2016年シャープAYF71X2と2015年AYE71SX2の違い
以下、2015:、2016:と省略して表記。
スペック
※カッコの中の最大・最小運転能力にも注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。
表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方
2016年になって追加された機能
掃除アシストブラシの追加
今までは片方の掃除ブラシだけだったので、エアーフィルターの内側に埃や油汚れが入り込む場合があった。これを改善するために裏側にもブラシを追加、ホコリや油を裏から押し出し、埃の侵入を抑える。
約1.3倍の埃を捕集することが可能になった。
取り外せるルーバー(左右風向版)へ
吹き出し口周辺のルーバーを完全に取り外せて、水洗いができるようになった。
実はこれと似ているので三菱電機で販売されているエアコンに『はずせるボディ』と言うのがあるが、三菱電機の場合(一部シリーズ)は左右風向版を完全に取り外せるタイプではなく、観音開きのようになって吹き出し口の中も綺麗に掃除できるというものだった。
つまりシャープ(Xシリーズ)が今のところ業界唯一この機能を搭載していることになる。
さらに吹き出し口を凹凸の少ない構造にすることで、手軽に内部の拭き掃除が可能に。また、取り外したルーバーは、水洗いも可。
※ちなみに完全に取り外して水洗いできるものは他にもフィルター、ダストボックス、掃除ブラシ、掃除アシストブラシである。
防カビ加工のドレンパンになった
冷房時と除湿時はドレン水で、熱交換器についた汚れを浮かせ
て、ドレン水とともに室外へ洗い流す。さらにドレン水の通り
道であるドレンパンには最先端の防カビ加工済み。
エアコン内部のコーティングでまず思いつくのが日立の『白くまくん(シリーズによる)』であるがシャープXシリーズもエアコン内部のドレンパンにコーティングを追加。
形、デザインの変化
吸い込み口と送風ファンを大きくして送風効率アップ。
省エネ性能を向上吸い込み口の面積を拡大、送風ファンも大きくなり、送風効率がアップ。
また、熱交換器の有効面積もサイズアップによって大量に吸った空気を効率よく熱交換できるのでスムーズで効率的な風の流れを実現。
さらに、風を作り出す3つのルーバー(ロングパネル、パワー集中ガイド、左右なめらかガイド)がサイズアップし、大風量の送風でもきめ細かく気流を制御。
見落としがちな点
【鬼比較の真骨頂】
プラズマクラスターイオン発生ユニットの個数。ここまで書いているサイトは存在しないであろう。エアコン内部に付属されているが、畳数によって個数が違う。
20畳と23畳だけ2つ付いている。その他は1つ。
つまり!
畳数によってイオン濃度が変わるのではないか?普通に考えれば1つの場合は6畳、2つの場合は20畳がプラズマクラスターイオン濃度が高いはずである。もちろんその畳数通りの広さで使えばだが。カタログなどにはイオン濃度は上位クラスは25000で統一しているはずなので、もし販売する側だったら突っ込まれたくないポイント。
だが、イオン系のエアコンはシャープが一番性能が良いと言っても過言ではないだろう。
地味になくなった機能
『掃除フルコース』
これはエアコン内部清浄機能の後にフィルター掃除をして時間をかけて綺麗にするというものであった。内部清浄とはプラズマクラスター+内部クリーン(乾燥)のこと。
2016年版は進化したので、この機能が必要なくなったという事だろう。
ラインナップ
2015
AYE22SX AYE25SX AYE28SX AYE36SX AYE40SX2 AYE56SX2 AYE63SX2 AYE71SX2
型番の最後に2がついてるのが200Vで、その他は100V。
2016
AYF22X AYF25X AYF28X AYF36X AYF36X2 AYF40X2 AYF56X2 AYF63X2 AYF71X2
型番の最後に2がついてるのが200Vで、その他は100V。
2016年版は12畳用の200Vタイプが登場。
室外機
2015年シャープSXシリーズ
※それぞれ畳数によって大きさが違う。
2016年シャープXシリーズ
2016年版はすべての畳数で同じ室外機の大きさ。
※例 S22STESの場合22型や2.2kWタイプ=6畳