ダイキンのルームエアコン量販店向けAシリーズと、住宅設備向けAXシリーズの違いをわかりやすくまとめた。
まず型番の最初がANから始まるのが量販店向けAシリーズで、Sから始まるのが、住宅設備向けAXシリーズ。
違いを鬼比較
本体色:
- 両シリーズは全畳数でホワイト色あり。
- AXシリーズはホワイト・ベージュの2色から選択可能。
室外機のサイズ:
- 6畳・8畳用の室外機は、両シリーズともにサイズが小さい。
室外電源対応機種:
- AXシリーズには室外電源200V対応機種があり、型番の最後がVのものがそれに該当。
- 室内電源は一般的な家庭用コンセントで使用可能。
配管長とガスチャージ:
- Aシリーズ: 配管長12〜15mまでチャージレス(畳数による)
- AXシリーズ: 配管長20〜30mまで可能だが15mまでチャージレス(畳数による)
- 室内機と室外機の距離が長いほど冷房・暖房能力が下がる。そのためAシリーズでは12〜15mを超えるとガスチャージが必要となる。
室内機と室外機の高低差:
- Aシリーズ: 最大高低差10m。
- AXシリーズ: 最大高低差16〜20m(畳数による)
- AXシリーズはより多くの住宅タイプに適合する可能性がある。
ラインナップ:
- Aシリーズ: 6畳から29畳用まであり、型番の最後Pは200V、それ以外は100Vの意味。
- AXシリーズ: 6畳から29畳用まであり、型番の最後Pは室内電源200V、Sは室内電源100V、Vは室外電源200Vの意味。
室内機と室外機の最大高低差
2階の室内機をつけた部屋にベランダがない場合、1階の地面に室外機を設置(大地置き)するケースが一番多いと思うが、2階の室内から1階地面まで配管の長さは、だいたい全長7mぐらいになる。
住宅設備向けのAXシリーズの方が、賃貸用アパートやマンション、ホテル、旅館など幅広いタイプの住宅に対応できる可能性あり。
まとめ
比較項目 | Aシリーズ | AXシリーズ |
---|---|---|
販売経路 | 家電量販店向け | 住宅設備向け |
色の選択肢 | 全畳数ホワイトのみ | 全畳数でホワイトとベージュ選択可能 |
室外機サイズ | 6畳・8畳用は小さいサイズ | 6畳・8畳用は小さいサイズ |
室外電源対応機種 | なし | 型番の最後Vが対応 |
配管長の制限 | 配管長12〜15mまでチャージレス | 配管長20〜30mまで可能だが15mまでチャージレス |
室内機と室外機の高低差 | 最大10m | 最大16〜20m |
ラインナップ | 6畳~29畳、Pは200V、それ以外は100V | 6畳~29畳、Pは室内電源200V、Sは室内電源100V、Vは室外電源200V |
大きな特徴でもあるストリーマ・AI自動運転などは、どちらのシリーズにも備わっているが、AシリーズとAXシリーズは販売ルートだけでなく、色の選択肢、電源の種類、室内機と室外機の最大高低差、配管長の制約に違いがある。
値段を確認しつつ設置環境に合わせて最適なエアコンを選ぶのが吉。
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