どちらも2015年モデルの三菱電機の霧ヶ峰PシリーズとシャープDXリーズで、どちらも下(安い)から二番目のシリーズだ。
まずはこちらも参考に→各エアコンメーカーを鬼比較!
いつも通り普通の他の比較サイトでは比較しきれていない詳細な部分を鬼比較する。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
霧ヶ峰MSZP565SとシャープAYE56DX2の違い
スペック
シャープはプラズマクラスター有名。
プラズマクラスターは色んな家電に搭載されていて除菌などに効果があると宣伝されているが、効果が目に見えてわかるものではないので迷う人もたくさんいるだろう。
目に見えないものなので賛否両論はあるが、これは買う人が判断すればいい事。厳密には効果はある。
エアコンの場合、カビ抑制や臭いの除去などにも効果があるとされる。
プラズマクラスター
まずシャープのプラズマクラスターには濃度の違いがある。
イオン濃度が違うという事は空気清浄能力に違いが出るという事だ。
濃度が7000のタイプと25000のタイプがあって
4倍近く違うことがわかる。
DXは25000のシリーズだ。
センサー
三菱電機P:ムーブアイ
シャープDX:日射センサー
三菱電機Pの場合
三菱電機・霧ヶ峰は全メーカーの中でも一番センサーの性能を特化させている。
このPシリーズの場合
具体的には人の体感温度、状態だけでなく、間取り、壁、床、天井までの距離まで感知可能。
ただ注意点はこのムーブアイの感知する範囲は広角約160度の範囲と言う点。
エアコンの真横までは感知できないのでそこも考慮した方がいい。
だが、具体的にこれで何がいいかと言うと
人の場所も感知してくれる事で
風当て・風よけも可能になるという事。
さらに『ムラなし』という設定でムーブアイが部屋の中で人がいることが多い生活エリアを学習してくれるのだ。生活エリアの温度ムラを抑える気流でも運転可能。
シャープDXは日射センサーが日差しの強さを感知して室内の暖めすぎや冷やしすぎを抑えることが可能。
エアフィルター
三菱電機P:通常のエアフィルター
シャープDX:ミクロンメッシュエアフィルター
エアフィルターの網目が細かいという事。
これによってホコリが内部に侵入するのを防ぐ。
長期的にみれば内部にホコリが侵入しないという事は
寿命だけでなく、清潔度、電気代にも影響してくる。
一方霧ヶ峰Pにはエアフィルター以外にミクロンメッシュフィルターが二枚付属しており若干の空気清浄が期待できる。
DXには『プラズマクラスターパトロール』という機能あり
エアコンの停止中にカビの発生しやすい環境になると、エアコン内部の空気を動かすことで高濃度のイオンで満たし、
カビの発生を防ぐ。
具体的にはエアコンの停止中に、温度20℃、湿度70%を上回るとオンになりファンを逆回転させるとの事。
シャープはプラズマクラスターが一番の売りだ。
ただ、効果を持続させるためには注意点もある
気流制御
三菱電機P:自然風とムーブアイとハイブリッド運転
シャープDX:コアンダ気流
三菱電機Pの場合
リモコンの自然風ボタンを押すことで風向が自動になり、自然のリズムで風速も変化させる運転になる。
しかもムーブアイが部屋の人数を感知し、複数人いる場合は左右風向フラップもスイングするという徹底ぶり。
ムーブアイによる人の場所感知で風当て・風よけも可能。さらにムーブアイによる体感温度をチェックしながらの、ハイブリッド運転(下記説明参照)も可能。
シャープのコアンダ気流とは?
シャープは気流制御にもこだわった会社だ。
天井や床面を沿うように流れる気流を作ることで、体に直接あたりにくい風を実現させたもの。
・冷房の時に天井方向へ風を送り冷風感を防ぐ(すこやかシャワー気流)
・暖房の時は下方向への吹き出しによって足元を温める気流
リモコンで選択する事ができる。他メーカーの風向版より大きく、少し違う構造なのでこの気流が生まれるようだ。
除湿
三菱電機P:選べる3モード除湿(弱・標準・強)
シャープDX:普通の除湿(1種類)
両機種とも再熱除湿方式ではないので、部屋が若干寒くなる可能性あり。
設定できる温度単位
三菱電機P:0.5℃単位
シャープDX:1℃単位
切り忘れ防止機能⇒こちらも参考に⇒各メーカーの切り忘れ防止機能まとめ
三菱電機P:あり
シャープDX:なし
コーティングの場所
両機種とも熱交換器に簡易的なコーティングが施されている。三菱電機Pにはさらに『ファン』の部分にハイブリッドナノコーティングがされていて、汚れにくくなっている。
ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓
自動運転
自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。
三菱電機P:ハイブリッド運転
シャープDX:エコ自動運転
三菱電機・霧ヶ峰のハイブリッド運転とは?
ムーブアイによって体感温度をチェックしながらの、2 つの運転(「冷房」と「爽風」)を自動切替え機能。
暖房運転時は部屋の上下の温度ムラを検知すると自動でサーキュレーター運転に切り替えてくれるのだ。
除湿を使いたい場合除湿ボタンを押す必要がある。
シャープDXの場合
エコ自動ボタンを押すだけで、エアコンが温度を感知して運転の種類を決定だけでなく、さらにで日射センサーが日差しの強さを感知して室内の暖めすぎや冷やしすぎを抑えることが可能。
そしてDXは日射センサーだけではない、湿度制御も可能。
具体的には
湿度により、体感温度が変化することを考慮した温度管理、となっている。
冷房時:室内湿度が低くなれば設定温度を自動的に上げ省エネ運転へ
暖房時:室内湿度が高くなれば、設定温度を自動的に下げて省エネ運転へ
湿度が低いと体感温度が低くなるからだ。
加湿空気清浄機連動運転とみはり機能など
三菱電機P:なし
シャープDX:あり
みはり機能
シャープの公式サイトには
温度と湿度をエアコンが自動でみはり、夏は高温・高湿状態に、冬はウイルスの生存しやすい環境になると、音と光でお知らせします。状況に応じて、自動で扇風機モード、冷房を開始する設定を選ぶこともできます
となっている。
ちなみに冬乾燥して教えてくれたとしてもエアコン自体に加湿の機能はない。
だが、ここで役に立つのが加湿空気清浄機連動運転だ↓
下記リンクの中盤参照
もう少し冬場について詳しく調べてみると
低温、低湿ではない場合は緑
低温、低湿になるとピピピピッという音と共に赤く光るようだ。
連動するとは、ずいぶん気配りが出来た機能である。
左右風向切り替え
三菱電機P:自動
シャープDX:手動
入・切タイマー
設定した時間に運転を入れる/切る機能。
三菱電機P:併用可
シャープDX:併用不可
おやすみ機能
おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。
三菱電機P:ねむり運転
シャープDX:おやすみ切タイマー
三菱電機のPの場合
三菱電機のねむり運転は約30分間はねむりボタンを押す前の設定温度で運転を続け、30分後にねむり運転の設定温度に切り替わるというもの。
Pシリーズ:冷房・除湿・暖房・ハイブリッド冷房・ハイブリッド暖房中に設定可能。ハイブリッド運転に関しては上記説明参照。
シャープDXの場合
切タイマー(おやすみ切タイマー)の場合、押すごとに0.5→1→2→3→5時間まで設定可能。
おやすみ切タイマー設定から1時間後に、設定温度を徐々にゆるめ、冷房・除湿時は約1℃高くし、暖房時は約3℃低くし、冷やしすぎや暖め過ぎを抑えるというもの。
内部クリーン(乾燥)
エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。機種によって基本運転時間の差がある。
三菱電機P:平均40分
シャープDX:約20分~90分
三菱電機Pの場合
冷房(3分以上)または除湿(6分以上)運転続けた後、停止させると運転がはじまる。
シャープの場合
暖房時に約20分。冷房・除湿時に約70分~90分との事(自動か手動設定可能)
プラズマクラスターと併用して運転
据え付け位置の設定
エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定
三菱電機P:できる
シャープDX:できない
冷媒
三菱電機P:新冷媒R32
シャープDX:旧冷媒
生産地
三菱電機P:日本製(付属品の一部のぞく)
シャープDX:中国製
型番
三菱電機P
MSZP225,MSZP255,MSZP285,MSZP365,MSZP405S,MSZP565S
6畳から18畳まで。型番の最後にSが付くのが200V 、その他は100V
シャープDX
AYE22DX,AYE25DX,AYE28DX,AYE40DX,AYE56DX2,
12畳用はない。型番の最後に2が付いてるのが200V の意味。その他は100V。