両シリーズとも2014年モデルの住宅設備向けフィルター自動掃除付き(ボックスタイプ)シリーズ。
まずはこちらも参考に→各エアコンメーカーを鬼比較!
ダイキンFXシリーズとパナソニックCGXシリーズ比較
今回も比較サイトでは比較しきれていない細かい点を比較する。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
AN28RTFXSとCS-224CGXを鬼比較
以下ダイキンFXとパナCGXと呼ぶことにする。
まず両メーカーの売り
ダイキン:ストリーマ
パナソニック:ナノイー
ダイキンのストリーマとは?
ストリーマは、フィルターに捕獲したダニ(フン・死骸)・カビ・花粉等を強力に分解する。部屋の空気だけでなく、機械内部にもストリーマを照射することで、カビ菌・ニオイの原因菌を分解・除去する、というもの。
ナノイーとは?
水に包まれたイオンを気流に乗せて部屋中に飛ばす事で、見えない空気の汚れを抑制するというもの。
浮遊菌、付着菌、カビ菌、アレル物質(花粉)、ウィルス、脱臭、美肌、美髪に効果があるとされる。※追記 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を対象に、帯電微粒子水「ナノイーX」を曝露した場合と曝露しない場合で比較実験を行い、2時間で99.99%抑制という効果が確認された!イオン濃度が高い方が細菌やウイルスの抑制や不活化に有効なので、最近発売されたパナソニックのエオリアシリーズから搭載されはじめたナノイーX搭載の機種がおすすめ。
センサー
ダイキンFX:なし
パナCGX:日射センサー
CGXシリーズの日射センサーとは
日差しの具合を感知し温度を自動調節し無駄な運転を抑える機能。
具体的にはエコナビボタンを押すことでオン・オフ可能。
冷房・除湿時:曇りの日や夜は、約1~2℃高めに、暖房時:晴れた日の昼間は、約1℃低めに。さらに外の明るさに合わせて本体ランプの明るさも自動調整。
気流制御
ダイキンFX:風ないス運転
パナCGX:天井気流
ダイキンの『風ないス運転』とは
ボタンを押すだけで風向と風量を自動調節、体に風を直接当たりにくくさせるものだ。具体的には冷房、ドライの場合フラップ(風向版)の向きが上に、暖房の場合下向きになるという簡易的な機能。
パナCGXの天井気流とは
カタログには夏は気流を頭上へ集中させて天井からふりそそぐ涼風をつくります。となっているが具体的に言うと直接風が当たらない気流を作り出しているという事。上下風向版が大きいからこそ、この気流制御ができるのだ。気流制御で有名なシャープも同じく大きい。
除湿
ダイキンFX:さらら除湿
パナCGX:除湿2段切り替え
ダイキンFXの場合
ダイキンのさらら除湿はハイブリッド方式という他のメーカーにない特殊な方法を取っている。必要な除湿量に応じて熱交換器の全体、または一部だけを冷やして無段階コントロールで除湿するのだ。
パナCGXは再熱除湿方式ではないので、部屋が若干寒くなる可能性あり。
再熱除湿方式について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。
エアフィルター
ダイキンFX:フッ素コーティングフィルター
パナCGX:一般的なエアフィルター
フッ素加工することで、油分を含んだホコリもとれやすい。
エアフィルター以外の付属フィルター
ダイキンFX:チタンアパタイトフィルター(10年交換不要)
パナCGX:空気清浄フィルター(交換は2年に一度)
一番手前にあるエアフィルターは全メーカーついている。
イメージ写真↓
これの奥につけるフィルターの事だ。
まずパナCGXの空気清浄フィルターとダイキンFXのチタンアパタイトフィルターの大きさが全然違う。
エアコン本体に対してパナの空気清浄フィルターの大きさ
カバーを開けてフィルター設置のイメージ写真↓
ダイキン エアコン用光触媒集塵・脱臭フィルターのイメージ↓
こちらは少し大き目
エアフィルターをつける前にエアコンの半面にこれを設置してから
エアフィルターを取り付ける。
エアコンの内部を風が通るので当然大きい方が効果がある。
ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓
自動運転
自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。
ダイキンFX:快適自動運転
パナCGX:自動運転+日射センサー
両機種とも室内、室外温度に応じて、除湿、冷房、暖房のいずれかを選択してくれる。
ダイキンFXに『快適』自動運転とパンフレットにも書かれてあるのは、Fシリーズから除湿性能がアップして快適さがアップしたため付けたものと思われる。
パナCGXには日射センサーが付いているのでさらに部屋に入る日差しを感知することで省エネ運転が可能。
おやすみ機能
おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。使い方を間違うと逆に寝苦しくなる可能性があり注意が必要。
ダイキンFX:おやすみ運転
パナCGX:おやすみ切タイマー
ダイキンの場合
冷房・暖房運転時に、快眠ボタンを押し1時間刻みで運転を切る設定可能。約3時間かけて設定温度を2℃下げていき、起床時刻の約一時間前から設定温度を1℃自動的に上げる。これにより快眠が可能になるという事だ。
パナの場合
パナソニックの場合、1時間後や2時間後に『切』という設定ができ
しかもおやすみ切タイマー運転中に温度を調節するとエアコンが学習して次の運転から自動調節してくれる、という優れもの。
設定できる温度の単位
ダイキンFX:1℃単位
パナCGX:1℃単位
フィルター自動お掃除時間
ダイキンFX:最長約8分
パナCGX:約12分
ダイキンの場合
積算時間に応じて約1日運転した後に停止で掃除運転を始める。
もしダイキンの自動内部クリーンを『入』にしていた場合、冷房・ドライ運転停止後に乾燥運転約120分あり。
パナCGXの場合:
説明書を確認すると、前回のフィルター掃除運転から『暖房など』を積算か連続で約24時間以上運転して、停止した時と書かれてあるが・・・
暖房だけの場合12分だけだが、冷房・除湿の場合これに本体内部お掃除運転が加算される。
CGXの本体内部おそうじ運転とは
基本的に30分以上、冷房・除湿を運転して停止した時約60分~90分の間送風→暖房→送風の後に自動停止させるもの。
いわゆる内部クリーンである。
パナソニックの場合も自動で運転させるかどうかは細かくリモコンで設定可能。
内部クリーン(乾燥)
エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。機種によって基本運転時間の差がある。
ダイキンFX:約120分
パナCGX:約60分~90分
・もちろん両機種ともに内部クリーンの解除も設定可能。
ダストボックスサイン
自動でフィルター掃除したホコリをダストボックスにためるが、どちらもエアコン本体のおそうじランプが光る事で掃除の時期をおしえてくれる。
ダイキンFX:あり
パナCGX:お手入れ間隔設定可能
ダイキンFXの場合
ダストボックス内にホコリがたまるか、またはダストブラシが汚れるとランプが点滅。積算時間で測るタイプではないようだ。ちなみにダイキンのフィルター掃除と言えば10年ゴミ捨て不要をうたい文句にしている事で有名。
ダストボックスのサイン以外にストリーマのお掃除サインもある。このストリーマユニットの掃除をおこたるとストリーマ放電できなくなるので効果がなくなってしまう。
1800時間以上運転するとランプが点滅して教えてくれる。
ストリーマユニットの掃除について詳しく知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・ 一覧の
一番下から二番目『エアコン掃除・クリーニング 』を参考に
していただきたい。
ちなみにパナソニックのナノイーユニットはお手入れの必要なし。
パナCGXの場合
下記の3つから設定を変更可能
・標準 :約2000時間の運転後にサイン
・短 :約1000時間の運転後にサイン
・長 :約4000時間の運転後にサイン
新冷媒R32
ダイキンFX: 〇
パナCGX: ×
新冷媒について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・ 一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考に していただきたい。
据え付け位置の設定
エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定
ダイキンFX:できない
パナCGX:できる
ダイキンFXとパナCGXの共通項目
上下左右風向版切り替え自動・入/切タイマー併用可
生産地
ダイキンFX:日本製(リモコンは除く)
パナCGX:中国製
型番
ダイキンFX
S22RTFXS,S25RTFXS,S28RTFXS,S36RTFXS,
室内電源200Vの S40RTFXP,S56RTFXP,
室外電源200VタイプのS40RTFXV,S56RTFXV
6畳から18畳まで。
全畳数のタイプで白とベージュ色あり。
パナCGX
CS-224CGX,CS-254CGX,CS-284CGX,
CS-284CGX2,CS-364CGX2,CS-404CGX2,CS-564CGX2
となっており10畳用に100V 用と200V用の二機種あり
6畳から18畳まで。型番の最後に2が付いたのが室内電源200V の意味でそれ以外が100V。
色は白のみ。