両シリーズとも2016年版の最上位クラス、つまり一番省エネ性能が高いシリーズである。
フィルター自動掃除機能付き(ダストボックスタイプ)で独自の特徴があるので、しっかり把握すべし。
三菱のZXVの型番は主に住宅設備向けで販売されているZシリーズ。
三菱電機Zシリーズ室内機
東芝DRHシリーズ室内機
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
三菱MSZ-ZXV2216-Wと東芝RAS-B225DRH-Wの違い
型番の最後の-wはホワイトの意味
どのメーカーかも決まってない方は参考に⇒ エアコンメーカーを鬼比較!
以下、霧ヶ峰:、東芝:と省略して呼ぶことにする。
各メーカーの売り
霧ヶ峰:ムーブアイ極
東芝:PM2.5除去のプラズマ空清
霧ヶ峰のムーブアイ極とは?
ムーブアイ極は人の体感温度の体の部位ごとの表面温度を0.1℃単位まで検知可能。部屋の明るさに関係なく、人のいる、いない、床・壁・状態・間取り・日射熱・天井・距離をチェックして検知。
風のあらゆる快適な自動制御が可能である。
さらにエアコンの後ろにある窓の温度まで見張る事が可能になった。
これで便利になる事は↓
夏の場合
360℃センシングにより窓の後ろの日射の温度変化を検知。
自動で日射熱をガードする風+人感センサーによる風の吹き分け(風よけ・風あて)などが可能になった。
日射熱ガード冷房という名称がついている。
さらに人が離れると自動でこの日射熱ガード運転をやめるので省エネにもなる。
これは冬場にも効果を発揮する。
窓からの冷気を検知することで、下向きの気流で冷気をカット。
なぜかと言うと冷たい空気は下からくるからだ。
同じく窓からの冷気をカットしながら、人感ムーブアイ極によるピンポイント暖房が可能。
東芝のプラズマ空清とは?
東芝の特徴ある機能の一つ。
汚れ(花粉やPM2.5)を帯電させエアコン内部の熱交換器へ吸着。
そして自然発生する水を利用してドレン水として汚れも一緒に外へ排出。
東芝独自の機能
エアモニター
エアコン室内機本体に空気の汚れをチェックできるエアセンサーがついていて、汚れた空気ときれいな空気2段階でお知らせしてくれるもの。
赤と青のLEDランプ採用で見やすくなっている。
エナジーセーブ コンプレッサー
分かりやすく端的に言うと最小運転できるということ。これによって業界最小の能力での運転可能。
センサー
霧ヶ峰:ムーブアイ極(上記【各メーカーの売り】項目を参照)
東芝:人サーチセンサー・日射センサー
東芝の場合
日当たりサーチセンサ(日射センサー)
明るさをセンサーが自動的に感知して、例えば窓際の日差しが強くなったと検知すれば控えめに運転してくれるのだ。センサーとしては初歩的な機能だ。
人サーチセンサー
センサーが人の有無をチェック。
これにより風当て・風よけが可能になるが、今回比較している霧ヶ峰Zシリーズとセンサーだけの性能比較した場合は、さすがに霧ヶ峰Zには適わない。
霧ヶ峰Zシリーズのリモコン↓
霧ヶ峰Zシリーズの場合、全メーカーで唯一のタッチパネル式のリモコンである。
パッと見でわかる通りボタンがかなりシンプルになった。
ボタンがなくなった分は液晶に出る絵と文字の一覧表示から直感操作が可能に。つまり指で液晶ボタンをタッチして操作できるため、以前のようにリモコンのボタンを何度も押す手間もはぶけ、わかりやすく簡単に操作できるようになったという事。
かんたんモードスイッチがリモコンの側面にあり
「暖房」・「冷房」・「温度」・「切タイマー」設定のみを表示する「かんたんモード」にリモコン側面のスイッチで切り替えでき、より少ない選択項目から操作が可能。
東芝DRHシリーズのリモコン↓
一部に蓄光ボタン(停止・ecoモード・温度)が採用されており、暗くなっても操作しやすくなっている。
ダストボックスの取り外し不要
霧ヶ峰: ×
東芝: ◯
これはルームエアコンのタイプとしては東芝独自の機能となる。霧ヶ峰の場合ダストボックスを取り外してダストボックスの中にたまったホコリを捨てる作業があるが、DRHシリーズの場合、掃除機で吸い取るだけ。
かなり楽である。