エアコンメーカーと言えば
ダイキン,三菱電機,パナソニック,日立,東芝,富士通ゼネラル,シャープ,三菱重工,コロナ,アイリスオーヤマ
【どこのメーカーがいいのか】をわかりやすく、選び方も解説。
実はそれぞれメーカーごとに別の名称も付けている⇓
ダイキン | うるさらX・うるさら7(最上位シリーズ) |
パナソニック | エオリア |
三菱電機 | 霧ヶ峰(きりがみね) |
日立 | 白くまくん |
富士通ゼネラル | nocria(ノクリア) |
シャープ | Airest(エアレスト・最上位シリーズ) |
東芝 | 大清快(だいせいかい) |
三菱重工 | ビーバーエアコン |
コロナ | Relala(リララ) |
アイリスオーヤマ | airwill(エアウィル) |
ちなみに富士通と富士通ゼネラルは、それぞれ別会社。
ビーバーエアコンと霧ヶ峰の違いは、メーカーが違う。ビーバーエアコンが三菱重工で霧ヶ峰は三菱電機。
ダイキン
公式の比較表が一番正確。(カタログ比較表は型番をクリックで各鬼比較へ)
CMもバンバン流してる業務用(パッケージ)エアコンや空調関連でも有名なダイキン。
ダイキンは全体的にバランスの取れたメーカーだが、特徴の一つが一番安いEシリーズにもストリーマを搭載している事。
ストリーマとは?
ストリーマとはダイキン独自の技術で、フィルターに捕獲したダニ(フン・死骸)・カビ・花粉等を強力に分解する。部屋の空気だけでなく、機械内部にもストリーマを照射することで、ウイルス・カビ菌・ニオイの原因菌を分解・除去する。
清潔さを長期間保てる水洗浄モードでは、空気を結露させたあとに熱交換器を水洗浄。その後、ストリーマ照射しながら内部を乾燥させ、加熱乾燥(湿気も排出)
ダイキンの最高峰がうるさらX(エックス)。屋外から新鮮な空気を取り込みエアコンを運転しながら室内換気ができるという機能あり!
今までは室外機を通して室内へ冷やしながら(夏の場合)給気する仕組みだったが、排気換気も可能になっている。
料理や部屋干しによる、じめじめの湿気が気になる場合にも、リモコンで手軽に換気切り替えもできる。
ダイキンは加湿機能も有名。
給水なしでも室内をエアコンで加湿できるという特別な機能を備えており、冬でも大活躍。
new! 省エネ性能アップ!
2024年新うるさらX は新搭載の「節電自動」運転により消費電力を約20%削減できるようになった。
エアコンは起動直後に高い負荷で設定温度に素早く到達し、その後は室内温度を維持するための低負荷の安定運転を行う。この安定運転がエアコン全体の運転時間の約80%を占め、節電にはここでの効率が重要となる。
ダイキンは平均して全シリーズで値段が高い傾向にあるが、
その分アフターサービスが充実しているのも見逃せない。
もしもの時にも24時間365日コールセンターにつながる利点は大きい。
ちなみに大手家電量販店の中ではヤマダ電器にだけ、ダイキンの取り扱いはない。
三菱電機の霧ヶ峰
全メーカーで比べるとトップクラスのセンサー性能をもつメーカー。
その能力が凄すぎる!
中級クラスに搭載されているムーブアイ極でさえ、人の体感温度の体の部位ごとの表面温度を0.1℃単位まで検知可能。部屋の明るさに関係なく、人のいる、いない、床・壁・状態・間取り・日射熱・天井・距離をチェックして検知可能。
人の場所だけでなく体感温度も詳しく検知してくれるので他メーカーよりも細かい吹き分けができる。
広いリビングや人の動きがある部屋なら利点が大きいと言える(寝室向けSシリーズもあり)
シリーズによってセンサーの性能が大きく変わるのでしっかりチェック!
最上位のFZシリーズは世界で唯一の作りになっていて、異なる温度の吹き分けが可能になっている。
効率良く風を届けるプロペラ状のファン構造だけでなく、より効率的に冷暖房できるようになるW字型に配置された熱交換器もポイント。
FZシリーズとZシリーズのセンサー性能がさらに凄い。世界で初めてエアコンから吹き出した温風・冷風が接する床面などの温度変化から風の流れや強さを推測し、目標への到達度を判定することが可能になり、高精度な気流の検知を実現!
以前からあった風あて・風よけの精度も良くなり、極上の快適さへ進化!名称もムーブアイmirA.I.+(ミライプラス)へ
new! 「エモコアイ」を新搭載
非接触で高精度に人の脈波を計測し、独自のアルゴリズムによる人の感情を推定して数値で見える化するバイタルセンサーと従来からあるムーブアイ mirA.I.+と組み合わせ、さらなる快適度アップへ!
new! A.I.自動(くつろぎ)
気持ちに合わせて空気を整える新しい空調
「エモコアイ」で測った脈から、快・不快を推定。不快と推定した場合、風を大きくよける運転などでくつろぎやすい空気環境に調整してくれる新モード。
new! フレッシュモード
三菱電機は居住空間の使用用途が多様化しており、リビングはくつろぐ場所だけでなく、在宅ワークをする場所としても利用されている事に注目。
活動量が低下してキモチが緩んでいると判断すると、シャキッとしやすい空気を目指し人に風をあてて刺激を与え、風向などを自動で調節してくれる新モード。
パナソニック
公式の比較表が一番正確。(カタログ比較表は型番をクリックで各鬼比較へ)
安いシリーズは常に売れ筋ランキングのトップにいて人気。
パナソニックと言えばナノイーで有名だが、最安Fシリーズはナノイーが搭載されていないのでしっかり確認すべし。( 住宅設備向けの最安Fシリーズの方だけ、ついにナノイーXが搭載された!)
ナノイーというイオンを空中に放出させて空中除菌させる。
エアコン内部にナノイーを充満させて菌やカビの繁殖を抑える効果もあり。
パナソニックの美顔機、ドライヤーなどにもナノイーが使われていて美容家電でも有名になった。
代表的なナノイーの効果 菌・ウイルス・カビ・ニオイ・アレル物質・花粉・PM2.5に含まれるとされる有害物質の抑制
ナノイーX(エックス)がさらに進化してナノイーX 48兆に
OHラジカル量が従来のナノイー比で100倍になった、新「ナノイーX」(Jシリーズ以上)
清潔効果の決め手であるOHラジカルが増えると、より高い効果が期待できる。
ナノイー史上最速で部屋の空気の有害物質を抑制し、エアコン内部のカビ菌を除菌できるようになっただけでなく、付着した油汚れへの効果もアップ。カビ・花粉とニオイの抑制スピードも上がって空気がさらに清潔!
new! 最上位LX・上位Xシリーズの新機能
新制御「エコインバーター制御」を搭載
快適性はそのままに、最大約15%省エネできるようになった!
手軽なワンボタン操作を新搭載
蓄積したユーザーデータから最適な温度を導く独自のアルゴリズムを構築し、新たにワンボタンでその時の環境に応じた運転モードを、そして快適な温度までも自動で設定できるようになった(新・AI快適おまかせ(おまかせ温度制御))
「においケア(ねらって脱臭)」を新搭載
「においケア」機能が進化し、新搭載の「ねらって脱臭」が登場。センサーで人の多い場所を察知し、ナノイーXで特定のニオイを集中脱臭。空間だけでなく、物についたニオイも手早く除去できるようになった。
サーキュレーションモードを新搭載
部屋の上部にたまった暖気を有効活用。温度のムラを抑え、快適で、消費電力量約4%の省エネな暖房を実現できるようになった。
オートオン機能を新搭載
従来は、人の不在を検知したら自動で節電運転になる不在節電運転と約3時間経っても人が戻らない場合は自動で運転をオフにするオートオフ機能だけだった。新モデルは、オートオフ機能で運転停止しても、人が戻って来たら自動で運転オンできるようになった。さらに快適性アップ!
耐塩害仕様を新搭載
新モデルは、さらにサビに強い室外機へと進化している。
シャープ
次がパナと同じく空中除菌タイプの『シャープ・プラズマクラスター』
シャープと言えば空気を浄化する空中除菌のプラズマクラスター!
プラズマクラスターとは?
自然界に存在するのと同じプラスとマイナスのイオンでなので安心、濃度を高めても安全性が確認された、シャープ独自の技術である
具体的には浮遊菌の作用を抑えたり、カビ菌を除菌、臭いの分解・除去、浮遊ウィルスの作用を抑える。
実は3種類あるプラズマクラスターの違いが重要↓
濃度による、効果の違い
イオン濃度が高い方が細菌やウイルスの抑制や不活化に有効である。シャープの場合はプラズマクラスターNEXTの効果が一番高い。ダニのふん、しがいの増加を抑え静電気も抑えるという効果もあり多くの企業で採用されている。
new! フラッグシップXシリーズの進化
エコ自動運転: 新Xシリーズでは、CO2センサーを使用して室温を自動で制御する「エコ自動運転」が進化している。これにより、活動量や在室人数の変化に応じた効率的な運転が可能になり、エネルギー消費をさらに抑える。
空気清浄機と呼べる唯一のエアコン・エアレスト
シャープから斬新なエアコンが新登場!吸い込み口全てを集じん脱臭フィルターで覆っても「集じん効率70%以上、騒音値55dB以下」という業界で定められた空気清浄機の基準(JEM1467)をエアコンなのにクリアしてしまった!
従来のエアフィルターでは、長期間使用するとホコリと湿度が原因でエアコンの内部がカビだらけになっていた。
エアレストは微細なホコリまでキャッチできる吸い込み口全面を覆う構造の新フィルターにより、カビの原因となるホコリを99%もカット。
お手入れは6ヶ月に1回、エアフィルターのホコリを掃除機で吸い取るだけのカンタンお手入れ。
日立の白くまくん
公式の比較表が一番正確。(カタログ比較表は型番をクリックで各鬼比較へ)
唯一ステンレスをエアコンの取り入れた会社で、毎年どんどん進化している。
まず、日立といえば凍結洗浄!
熱交換器を凍らせ、たくわえた霜を一気に溶かし、汚れを洗い流す機能。
これを室外機にも応用し、送風ファンを逆回転させ大きなホコリを剥ぎ取り(運転停止後に毎回)室外機内の熱交換器コーティング+凍結の力で小さなホコリを洗い流し最後に乾燥させる。
小さなホコリも自然に洗い流すので、能力の低下やムダな電気代も抑えられる仕組み。
これは全メーカーの中で今の所、日立だけ。
凍結洗浄により排水トレーも自動掃除可能。
汚れが集まるが手入れが難しい場所でもあった排水トレーも自動で洗浄。
しかも排水トレーの素材は、除菌効果があり、熱伝導性にも優れている銅が使われている。フィルター、通風路、フラップには銅合金を新採用。
日立はセンサー・カメラ性能も高く、中級クラスでも『距離』『活動量』『日差し』『人数』『足の位置』と『間取り』さらに温度カメラにより『人の周囲の温度』『熱源』を検知する。
これにより体感温度を維持しながら省エネ運転可能になり、風向と風量を自動コントロールする。
日立のカメラは三菱電機のムーブアイ極ほど人の体感温度を細かく検知する事は出来ないが、お互いに特徴があるのでしっかりチェック!
new! パワフルPremium プラズマ空清
最上位Xシリーズは空気清浄機能がさらに向上「パワフルPremiumプラズマ空清」へと進化。
プラズマイオン発生器の進化により、イオン放出量が増加し、集塵スピードが約2倍にパワーアップ。
浮遊カビ、菌、ウイルス、花粉をより効果的に抑制できるようになった!
Premiumプラズマ空清は汚れを熱交換器全面でワイドに捕集する機能。さらに「凍結洗浄」により捕集した汚れを洗い流し、屋外へ排出する。
詳しくはこちらプレミアムXシリーズの比較へ。
富士通ゼネラル
富士通ゼネラルの全体的なイメージで言えば、暖房力に定評がある点と安いシリーズはコンパクトな機種が多い。
CMでよく出てるのはノクリアX(最上位シリーズ)という斬新な今までにない形のエアコン。
サイドからの気流があるのが特徴。今までにない気流によって快適空間を生み出す事に成功。
従来の機種よりもスマートになっただけでなくAI機能も搭載!
new! フラッグシップXシリーズの新機能
まるごとクリーンタイマー」新搭載:
- エアコンの清潔を維持するために3つの機能を自動で行えるようになった。これには「熱交換器加熱除菌」、「カビ抑制タイマー」、「フィルター自動おそうじ」が含まれる。毎日特定の時刻に、これらの機能が実行されるかどうかも設定可能。
「お手入れお知らせ」新搭載:
- エアコンのお手入れ時期を忘れがちな人のために音声ガイダンスで通知。これにより、定期的なメンテナンスを忘れることがなくなる。
スマートフォンでの操作拡張 (ノクリアアプリ):
- スマートフォンのアプリを使ったエアコンを操作がさらに拡張。新たに風向と風量の調整を可能にし、特に風向の調整はワンタップで行える。これは風を特定の方向に送りたい時や直接風に当たりたくない場合に便利。
大型「アシストフラップ」新搭載:
- 暖房運転時に足元が冷えるのを防ぐために、アシストフラップを大型化した。これにより、風向角度と風量を最適化し、足元の体感温度をより高めることができる。
2023年モデルまでのXシリーズはBluetoothリモコンという独自のリモコンだったが、新Xシリーズはさらに使いやすい、文字BIGスマートリモコンへ進化している。
東芝
公式の比較表が一番正確。(カタログ比較表は型番をクリックで各鬼比較へ)
東芝の売りはPM2.5の除去!
いち早くPM2.5への対応機種を発売し、
空気清浄機能に特化させたことでも有名。
電気集塵方式のプラズマ空清
静電気のプラズマによってウィルス、カビ、細菌、ほこり、PM2.5、花粉の除去などにも効果あり。
ちなみに空気清浄だけの単独空気清浄運転も可能。だがイオン系空中除菌ではない。どちらかと言えばダイキンのストリーマに近い方式とも言える。
だが近年は各メーカーでPM2.5対応の機種が増えてきているので、さらに比較が必要。
楽ダストボックス
ダストボックス内のゴミを掃除機で吸い取ってしまおうという、他メーカーにはない機能も面白い。
お掃除ノズルを掃除機の先に差し込んで、エアコンを吸引するだけ!これならダストボックスの取り外しも不要。
以下はフラッグシップモデルの新機能
new! 節電冷房モード
業界初のレーダーを活用し、節電しながら快適に冷房を使える「節電冷房」モード。
new! サーキュレーターモード
風向ルーバーが互い違いにスイングして風を送り、空気をやさしくかき混ぜながら運転する新モードで、春先などシーズンオフの季節に最適。
new! 抗菌・撥油仕様のエアフィルター
付着したホコリによって菌が繁殖しにくいよう抗菌仕様になった!
さらに油汚れに強いフッ素コーティング加工も施されたので、新モデルの方がフィルターが長い間 清潔。
三菱重工
室内機はジェットエンジンの翼形状設計に使われる技術を設計に応用し、少ない電力で大風量を実現させるJET運転機能あり。
夏はひんやり、冬はしっかり足もとからすばやく温める力を発揮するワープ運転機能や部屋の全体または一部を選んで空調することができるエリア空調機能(最上位Sシリーズのみ)など、ロケット・飛行機の製造を行う三菱重工グループだからこそ出来る先端テクノロジーを使った高機能設計のエアコンが3シリーズ。
寒冷地・暖房エアコンの名称は、暖ガンビーバーというネーミングになっている。
コロナ
公式の比較表が一番正確。(カタログ比較表は型番をクリックで各鬼比較へ)
コロナは暖房器具で有名だが、ルームエアコンのラインナップも多い。新たにリララという新シリーズも登場させ進化している。
全8シリーズ(住宅設備向け型番含む)で一番安いシリーズには冷房専用エアコンのラインナップあり。
アイリスオーヤマ
大手家電メーカーでは出てこないような斬新な機能を搭載したエアコンを出している。例えばなんとマイク付きの専用リモコンが登場したGVシリーズでは無線LAN(Wi-Fi)環境不要でも音声操作できてしまう。
さらにリモコンの手元温度ボタンを押せばリモコン周辺の室温をエアコンの室内機の全面パネルに表示してくれる機能も面白い。リモコンの液晶画面を見なくても、周囲の人が温度を確認できるようになる。
毎年シリーズを増やしておりWifi機能付きも出てきたので、これからの画期的な機能に期待。
以上、メーカーごとの簡単比較でした。
最後に
各メーカーのシリーズの違いまで含めて比較すると格段に難しくなるのがエアコンである。
価格ドットコムには『比較』できる機能があるが、かなり大まかなので注意が必要だ。これは家電量販店の機能・性能表示でも同じこと。
価格に関してはそういう専用サイトでいいが、
詳しい機能に関してはもっと自分で調べる必要がある。
そのために作ったサイトがこの鬼比較!
このページではわかりやすい簡単な内容にまとめてあるが、ここまで書いてるサイトは明らかに存在しないので
決定前に一番最後に違いを確認するときに『エアコン(型番) 鬼比較』検索で確認すると効率がいいはず。
スマホの場合は、下にあるメーカー別をクリックでもチェック可能。
パソコンの場合は、矢印でトップにもどって上部にメーカー別あり。