エアコンメーカーを鬼比較!!2025年版

2025年 ルームエアコン完全比較ガイド

最新の2025年モデルを中心に、日本の主要エアコンメーカー9社の特徴と製品を徹底比較。エアコン選びで失敗しないための完全ガイドです。

エアコンメーカーと言えば

ダイキン,三菱電機,パナソニック,日立,東芝,富士通ゼネラル,シャープ,三菱重工,コロナ

【どこのメーカーがいいのか】をわかりやすく、選び方も解説する。

エアコンの愛称

実はそれぞれメーカーごとに別の名称も付けている⇓

メーカー ルームエアコン名称/愛称
ダイキン うるさらX・うるさら7(最上位シリーズ)
パナソニック エオリア
三菱電機 霧ヶ峰(きりがみね)
日立 白くまくん
富士通ゼネラル nocria(ノクリア)
シャープ Airest(エアレスト・最上位シリーズ)
東芝 大清快(だいせいかい)
三菱重工 ビーバーエアコン
コロナ Relala(リララ)

ちなみに富士通と富士通ゼネラルは、それぞれ別会社。

ビーバーエアコンと霧ヶ峰の違いは、メーカーが違う。ビーバーエアコンが三菱重工で霧ヶ峰は三菱電機。

ダイキン

空調専業メーカーとして世界150カ国以上で事業展開するダイキンは、2025年現在も日本のエアコン市場でトップシェアを維持している。総合空調メーカーとしての技術力と品質の高さで根強い人気を誇る。

代表シリーズ

  • うるさらXシリーズ(最高級モデル)
  • Aシリーズ(ハイグレードモデル)
  • うるさらminiシリーズ(コンパクト設計モデル)
  • Eシリーズ(スタンダードモデル)

2025年の最新技術

ダイキンの2025年モデルでは、「節電自動運転」機能が追加されている。部屋が設定温度・湿度に達したら自動的に消費電力を抑える運転に切り替え、省エネ性を高めている。特にうるさらXシリーズでは、AI快適自動運転と節電自動運転の2つを状況に応じて使い分けることができる。

独自技術の特徴

ストリーマ空気清浄技術:酸化分解力を持つプラズマ放電の一種で、10万℃の熱エネルギーに匹敵する分解力を持ち、菌やウイルス、花粉などを抑制。最もベーシックなEシリーズにも搭載されている点が特徴。

水内部クリーン:冷房・除湿時の結露水や加湿時の水分を利用して熱交換器を自動洗浄。熱交換器には油をはじく特殊コーティングを施し、洗浄後はストリーマ照射と加熱乾燥で内部のカビや臭いの原因菌を抑制する。

無給水加湿(うるる加湿):屋外の空気から水分を集め、暖めながら室内に届けることで、給水タンク不要で加湿が可能。乾燥しがちな冬の室内を快適な湿度に保つ。

しつどクリーン:低湿度環境を維持する強力な除湿運転で、カビの成長を抑制し、梅雨時など湿気の多い時期も快適に過ごせる。

換気機能:業界でも数少ない給気換気と排気換気の両方に対応。エアコン運転中でも換気が可能で、室内の空気環境を改善する。

おすすめモデル

  • ハイエンド: うるさらX S904ATRP-W(23畳用)- 19万円台〜
  • ミドルレンジ: うるさらmini S564ATMP-W(14畳用)- 14万円台〜
  • エントリー: Eシリーズ S224ATES-W(6畳用)- 6万円台〜

メリット・デメリット

メリット:全体的にバランスが良く安定した品質、24時間365日対応のサポート体制、全機種にストリーマ技術搭載による空気清浄効果、省エネ性が高い

デメリット:家電量販店での価格が高め(ネット通販なら3〜4割安)、上位モデルは機能が多すぎて使いこなせない可能性も

公式の比較表が一番正確。(カタログ比較表は型番をクリックで各鬼比較へ)

ダイキン2025年モデル 主要機能比較表(量販)

ダイキンの最新エアコンシリーズの機能を比較しました。各シリーズの特徴が一目でわかります。

しつど制御機能

機能 Rシリーズ Aシリーズ SXシリーズ MXシリーズ Fシリーズ Cシリーズ VXシリーズ Eシリーズ
うるる加湿(無給水加湿※2 有り 無し 無し 有り 無し 無し 無し 無し
さらら除湿(リニアハイブリッド方式)※5 有り※3 有り※3 無し 無し 無し 無し 無し 無し
さらら除湿(ハイブリッド方式)※5 無し 無し 無し 有り 有り 無し 無し 無し
さらら除湿※5 無し 無し 有り 無し 無し 無し 無し 無し
9段階セレクトドライ 無し 無し 無し 無し 無し 有り 有り 有り
プレミアム冷房 有り 有り 有り 有り 有り 無し 無し 無し

自動運転機能

機能 Rシリーズ Aシリーズ SXシリーズ MXシリーズ Fシリーズ Cシリーズ VXシリーズ Eシリーズ
AI 快適自動運転 有り人・床・壁センサー/換気制御※6 有り人・床・壁センサー 無し 無し 無し 無し 無し 無し
節電自動運転 有り温度・しつどコントロール 有り温度・しつどコントロール 無し 無し 無し 無し 無し 無し
快適自動運転 無し 無し 有り人・床温度センサー 有り 有り 無し 無し 無し
自動運転 無し 無し 無し 無し 無し 有り 有り 有り

気流制御機能

機能 Rシリーズ Aシリーズ SXシリーズ MXシリーズ Fシリーズ Cシリーズ VXシリーズ Eシリーズ
垂直気流(暖房・冷房) 有り 有り 有り暖房のみ 無し 無し 無し 無し 無し
サーキュレーション気流 有り 有り 無し 無し 無し 無し 無し 無し
風ないス運転 無し 無し 有り天井気流 有り天井気流(暖房時暖気かくはん) 有り天井気流(暖房時暖気かくはん) 有り天井気流 有り 有り

清潔機能

機能 Rシリーズ Aシリーズ SXシリーズ MXシリーズ Fシリーズ Cシリーズ VXシリーズ Eシリーズ
ストリーマ空気清浄 有り 有り 有り 有り 有り 有り 有り 有り
水内部クリーン(結露水洗浄) 有り 有り 有り 有り 有り 有り 有り 有り
フィルター自動お掃除 有り 有り 無し 有り 有り 有り 無し 無し
抗ウイルスフィルター※7 有り 有り 有り 有り 有り 有り 有り 有り

便利機能

機能 Rシリーズ Aシリーズ SXシリーズ MXシリーズ Fシリーズ Cシリーズ VXシリーズ Eシリーズ
スマホ接続対応 有り内蔵 有り内蔵 有り内蔵 有り内蔵 有り内蔵 有り内蔵 有り別売 有り別売
高温風モード 有り最大60℃吹出し 有り最大60℃吹出し 無し 無し 無し 無し 無し 無し
室温パトロール 有り 有り 有り 有り 有り 有り 有り 有り
消し忘れ防止機能 有り 有り 有り 無し 無し 無し 無し 無し

※ 注釈

  1. お部屋の畳数は、木造南向き(洋室・和室)の場合です。お部屋の条件を考慮して選定が必要です。
  2. 一般の加湿器とは加湿方法が異なり、加湿量は外気条件により変化します。
  3. 9.0kWは、リニアハイブリッド方式ではないさらら除湿になります。
  4. 8.0kWは、リニアハイブリッド方式ではないさらら除湿になります。
  5. 一般社団法人 日本冷凍空調工業会による再熱除湿方式ではありません。
  6. センサーによる換気コントロールに対応。
  7. 3年間交換不要タイプです。

ダイキンのエアコン型番一覧へ

三菱電機

1967年から続く「霧ヶ峰」ブランドで知られる三菱電機は、センサー技術とAI制御による快適性に定評がある。2025年モデルでは、人の脈拍まで非接触で検知する技術を搭載し、より細やかな温度制御を実現している。

代表シリーズ

  • 霧ヶ峰 FZシリーズ(次世代プレミアムモデル)
  • 霧ヶ峰 Zシリーズ(プレミアムモデル)
  • 霧ヶ峰 BXVシリーズ(スタンダードモデル)
  • 霧ヶ峰 GVシリーズ(ベーシックモデル)
  • ズバ暖霧ヶ峰 KXVシリーズ(寒冷地向け)

2025年の最新技術

2025年度モデルでは、バイタルセンサー「エモコアイ」の精度が向上し、一人ひとりの体感温度や活動量により適した温度調節が可能になった。また、「エモコテック」による人工知能による電力消費の最適化も進化し、冷房時約7.1%、暖房時約3.1%の消費電力削減を実現。省エネ性能がさらに高まっている。

独自技術の特徴

ムーブアイmirA.I.+:360度センシングで室内の温度分布や人の位置、活動量を高精度で検知。部屋中の床や壁の温度を測定し、体感温度を計算した上で最適な空調を行う。

バイタルセンサー「エモコアイ」:非接触で人の脈を計測し、一人ひとりの体調や温度変化に合わせて運転を調整。特に高齢者や小さな子供がいる家庭で、より細やかな温度管理が可能。

はずせるフィルターおそうじメカ:エアフィルターに付着したホコリなどを自動で掃除。フィルターには菌の抑制作用があるコーティングを施し、清潔さも維持する。

ピュアミスト:電気を帯びたナノレベルのミストを放出して、カビ菌や花粉を抑制する機能。空気清浄機能としても効果的。

おすすめモデル

  • ハイエンド: 霧ヶ峰 MSZ-FZV9025S(26畳用)- 22万円台〜
  • ミドルレンジ: 霧ヶ峰 MSZ-ZW5624S-W(14畳用)- 15万円台〜
  • エントリー: 霧ヶ峰 MSZ-GV2224-W(6畳用)- 7万円台〜

メリット・デメリット

メリット:高精度センサーによる快適な空調制御、ユーザー自身でもメンテナンスしやすい設計、省エネ性能と快適性の両立、寒冷地向けモデルも充実

デメリット:価格帯がやや高め、上位モデルになるほど奥行きが大きくなる傾向

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パナソニック

総合家電メーカーのパナソニックは、「エオリア」ブランドのエアコンシリーズを展開。特に空気清浄性能と使いやすさを追求し、独自の技術で室内機のお手入れを自動化している点が特徴。

代表シリーズ

  • エオリア Xシリーズ(ハイグレードモデル)
  • エオリア EXシリーズ(ミドルレンジモデル)
  • エオリア Jシリーズ(ベーシックモデル)
  • エオリア Fシリーズ(エントリーモデル)

2025年の最新技術

2025年度モデルでは、「ナノイーX(48兆)」がさらに進化し、OHラジカル量が48兆/秒で従来比100倍の効果を発揮。花粉やPM2.5対策の性能が向上している。

独自技術の特徴

ナノイーX(48兆):毎秒48兆個のOHラジカルを生成し、浮遊ウイルスや菌、アレル物質、花粉、ニオイを抑制。冷暖房運転中にも室内の空気をきれいに保つ。

フィルターお掃除ロボット:運転終了後またはタイマー設定時にフィルターについたホコリを自動で掃除。取ったホコリは自動で屋外に排出される自動排出方式を採用。手を汚さずお掃除が完了する。

ナノイーX内部クリーン:エアコンの運転を終了するたびにナノイーXをエアコン内部に充満させ、カビ菌を除菌。1回あたりの電気代は約1.7円と省エネだ。

AI快適おまかせ運転:各種センサーで温度や湿度、人の有無を検知し、自動で風向きや気流をコントロール。心地よさを優先する「AI快適」モードと、節電を優先する「AI快適エコナビ」モードを選べる。

快速制御:外気温が55℃という過酷な条件下でも冷房パワーを持続し、涼しさをキープする技術。猛暑が続く夏でも安定した冷房性能を発揮する。

おすすめモデル

  • ハイエンド: エオリア CS-905DHX2(26畳用)- 21万円台〜
  • ミドルレンジ: エオリア CS-564DEX2-W(14畳用)- 13万円台〜
  • エントリー: エオリア CS-224DFL-W(6畳用)- 6万円台〜

メリット・デメリット

メリット:清潔機能が充実、オーソドックスで使いやすい操作性、デザイン性も高い、省エネ性能と清潔性のバランスが良い

デメリット:特徴的な機能が少なく選びにくい面も、使用環境によってはナノイーXの効果が実感しにくい場合も

公式の比較表が一番正確。(カタログ比較表は型番をクリックで各鬼比較へ)

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日立

「白くまくん」シリーズで国内市場に強いプレゼンスを持つ日立。特にエアコン内部クリーン技術に力を入れており、独自開発の「凍結洗浄」技術で室内機から室外機まで清潔に保つことができる。

代表シリーズ

  • 白くまくん Xシリーズ(プレミアムモデル)
  • 白くまくん Vシリーズ(ハイグレードモデル)
  • 白くまくん Dシリーズ(ミドルレンジモデル)
  • 白くまくん AJシリーズ(スタンダードモデル)

2025年の最新技術

2025年モデルでは、日立の看板機能である「凍結洗浄」技術がさらに進化。「凍結洗浄 ヒートプラス」として加熱工程が最適化され、油汚れ除去効率が向上した。新たに「清潔みはりセンサー」を搭載し、エアコン内部と部屋の空気の汚れ両方を検知して最適なタイミングで自動クリーン運転を行うようになった。また、「くらしカメラAI」連携により室内温度や外気温に応じた最適運転の精度が向上している。

独自技術の特徴

凍結洗浄:熱交換器を凍結させて表面に霜を作り、それを一気に溶かして汚れを洗い流す日立独自の技術。室内機はもちろん、室外機の熱交換器も清潔に保つ。

Premiumプラズマ空清:室内機の吹き出し口にプラズマイオンを発生させる装置を搭載。空気中の有害物質を抑制するだけでなく、繊維に付着した臭いも脱臭する。

清潔みはりセンサー:部屋の空気とエアコン内部の汚れを常に監視し、汚れが気になるレベルになると自動で内部クリーン運転を実施。より効率的にエアコンを清潔に保つ。

ステンレスクリーンシステム:通風路・フラップ・フィルターにステンレスを採用し、エアコン内部の菌や汚れの付着を抑制。長期間清潔さを維持しやすくなっている。

健康冷房「涼快」:部屋全体をすばやく冷やした後に湿度をコントロールして冷やしすぎを防ぐ機能。夏場でも快適な室内環境を実現する。

おすすめモデル

  • ハイエンド: 白くまくん RAS-XR9025D(26畳用)- 22万円台〜
  • ミドルレンジ: 白くまくん RAS-V56R2(14畳用)- 14万円台〜
  • エントリー: 白くまくん RAS-AJ22R(6畳用)- 4万円台〜

メリット・デメリット

メリット:クリーン機能が非常に充実、独自の「凍結洗浄」技術が効果的、低価格モデルでもコスパ良好、起動が早く立ち上がりが良い

デメリット:上位モデルは機能が複雑でやや理解しづらい面も、クリーン機能の運転音がやや大きい場合あり

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富士通ゼネラル

「ノクリア」ブランドで知られる富士通ゼネラルは、「エアコンの常識を覆す」という由来から「aircon(エアコン)」を逆さにして名付けられた。温度ムラを解消する独自の気流制御技術と、ユーザーの好みを学習するAI機能が特徴。

代表シリーズ

  • ノクリア Xシリーズ(最上位モデル)
  • ノクリア Vシリーズ(ハイグレードモデル)
  • ノクリア Rシリーズ(ミドルレンジモデル)
  • ノクリア Cシリーズ(スタンダードモデル)

2025年の最新技術

2025年モデルでは、「ダブルAI」システムでエッジAIとクラウドAIが連携し、蓄積した学習データをさらに活用して温度ムラができやすい場所や時間を予測して先回りした気流制御を実現。また、フラッグシップXシリーズでは、熱交換器を55℃以上に加熱して細菌・カビ菌を99%以上除菌する「熱交換器加熱除菌」や、3ゾーンに分けて掃除する「フィルター自動おそうじ」、「まるごとクリーンタイマー」として進化したカビ抑制タイマーの3機能を自動実行する機能が追加された。

独自技術の特徴

ハイブリッド気流:温度と速さの違う2種類の気流を生み出し、部屋の温度ムラを効率よく解消する技術。冷房時は天井へ気流を持ち上げ、暖房時は床付近を這うような気流にすることで、部屋全体を均一の温度にする。

熱交換器加熱除菌:エアコン運転時に結露水で熱交換器を洗浄し、停止時には55℃以上に加熱。湿熱効果でカビや細菌を効果的に除去する。2025年モデルでは、ユーザーの生活パターンを学習して不在時に自動実行する機能も追加された。

デュアルブラスター:室内機の左右に配置された吹き出し口から異なる温度と速度の風を出し分け、部屋全体の空気を効率よく循環させる技術。サーキュレーターなどの併用が不要。

ダブルAI:室内の温度や湿度、建物の材質による温度変化の特性、リモコン操作履歴などをAIが学習し、環境に合わせて自動調節。ユーザーの好みに合った運転を提案する。

おすすめモデル

  • ハイエンド: ノクリア AS-X905S2(26畳用)- 21万円台〜
  • ミドルレンジ: ノクリア AS-V562H2(14畳用)- 14万円台〜
  • エントリー: ノクリア AS-C224R(6畳用)- 6万円台〜

メリット・デメリット

メリット:暖房性能に定評あり、AIによる学習機能が充実、部屋全体の温度ムラを効果的に解消、エアコン内部の清潔さを保つ機能も充実

デメリット:他社と比較して知名度やサポート体制がやや劣る場合も、機種によっては室内機が大型化

公式の比較表が一番正確。(カタログ比較表は型番をクリックで各鬼比較へ)

富士通ゼネラルノクリアのエアコン型番一覧へ

シャープ

家電製品を幅広く手がけるシャープのエアコンは、独自の「プラズマクラスター」技術を全機種に搭載しているのが最大の特徴。空気清浄機能に力を入れ、部屋の空気環境を清潔に保つことを重視している。

代表シリーズ

  • プラズマクラスター Rシリーズ(最上位モデル)
  • プラズマクラスター Lシリーズ(プレミアムモデル)
  • プラズマクラスター Vシリーズ(ミドルレンジモデル)
  • プラズマクラスター Sシリーズ(スタンダードモデル)

2025年の最新技術

2025年モデルでは、プラズマクラスターNEXTがさらに進化し、プラズマクラスターイオン濃度が最大で50,000個/cm³まで向上。消臭スピードが従来比約2倍になった。また、光音響方式CO₂センサーの精度が高まり、アルコールなどによる誤検知が少なく高精度で換気が必要な状態をより正確に判断できるようになった。「COCORO AIR」として進化したCOCORO AIによる生活パターン学習・予測制御・ソーラー家電連携などの機能も強化され、使用パターン分析が進化し、ユーザーの好みに合わせた運転の精度が向上している。

独自技術の特徴

プラズマクラスターNEXT:自然界と同じプラスとマイナスのイオンを高濃度で発生させる技術。空気中の浮遊菌やウイルス、カビ菌、臭い、PM2.5、花粉などを効果的に抑制する。プラズマクラスターの濃度は3種類あり、NEXTが最も効果が高くなっている。

CO₂センサー:室内のCO₂濃度をモニタリングし、1000ppm以上になると音声や本体ランプで換気を促す機能。換気中はパワーをセーブした「換気連動運転」に切り替わり、消費電力を抑える。

エコ自動運転:外からの日差しや室内の人数変化に応じて最適な運転を行う機能。2025年モデルでは、活動量や在室人数の変化により細かく対応できるようになり、エネルギー消費をさらに抑制する。

親水性コート熱交換器:熱交換器に親水性コーティングを施し、冷房や除湿時のドレン水で汚れを効率的に室外へ排出するシステム。エアコン内部を清潔に保つ。

COCORO AI:ユーザーの使用状況や生活パターンを分析し、最適な運転に自動で切り替える機能。スマホでの遠隔操作も可能で、外出先からエアコンをコントロールできる。

おすすめモデル

  • ハイエンド: AY-R80X2-W(26畳用)- 20万円台〜
  • ミドルレンジ: AY-S56V2-W(14畳用)- 13万円台〜
  • エントリー: AY-S22DH(6畳用)- 6万円台〜

メリット・デメリット

メリット:空気清浄機能が充実、全機種にプラズマクラスター搭載、スマート機能やIoT連携が強化、CO₂濃度モニタリングは独自の機能

デメリット:近年は修理依頼が多いという指摘も、空気清浄単独運転時の電力消費がやや高め

シャープのエアコン型番一覧へ

東芝

シンプルで使いやすいエアコンを展開する東芝は、「大清快」シリーズを中心に、低価格ながら空気清浄機能を充実させたモデルを提供している。コストパフォーマンスの高さが魅力。

代表シリーズ

  • 大清快 DXシリーズ(ハイグレードモデル)
  • 大清快 Nシリーズ(ミドルレンジモデル)
  • 大清快 TMシリーズ(スタンダードモデル)
  • 大清快 Tシリーズ(ベーシックモデル)

2025年の最新技術

2025年モデルでは、室内機の熱交換器上部に配置された「UVプレミアムクリーン除菌」のUV照射ユニットの性能が向上。クリーニング工程中にUV照射を行い、特にハイグレードモデルでは、空気中の有害物質を抑制する効果がさらに高まった。また、「日あたり節電」機能も進化し、冷房だけでなく暖房にも対応した「節電」モードとして進化。より細かな省エネ制御が可能になっている。

独自技術の特徴

UV除菌ユニット:熱交換器上部にUVを照射し、汚れがたまりやすい場所を集中的に除菌。汚れが気になるときや運転後に自動で熱交換器の除菌やフィルターの掃除を行う。

プラズマ空清:電気集塵方式の空気清浄機能で、単独での運転も可能。フィルター交換や掃除の手間が少なく、低コストで空気清浄機能を利用できる。

特殊樹脂コーティング熱交換器:熱交換器フィンに特殊樹脂コーティングを施し、結露水が汚れを効果的に洗い流す構造。お手入れの手間を軽減する。

日あたり節電:日差しをセンサーが感知して空調を自動調整する機能。日当たりの変化に応じて運転パワーを最適化し、消費電力を抑える。

オートリスタート:停電後に自動的に運転を再開する機能。就寝中や外出中の電源トラブルにも安心。

おすすめモデル

  • ハイエンド: 大清快 RAS-N562DX(18畳用)- 19万円台〜
  • ミドルレンジ: 大清快 RAS-N401X(14畳用)- 13万円台〜
  • エントリー: 大清快 RAS-2214TM(6畳用)- 5万円台〜

メリット・デメリット

メリット:コンパクト設計で設置場所を選ばない、価格が比較的安い、シンプルで使いやすい、空気清浄機能単独運転が可能

デメリット:近年は故障報告が多いという指摘も。高級機能は他社と比べると少なめ

公式の比較表が一番正確。(カタログ比較表は型番をクリックで各鬼比較へ)

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三菱重工

「ビーバーエアコン」の愛称で知られる三菱重工のエアコンは、コンパクト設計と暖房性能の高さが特徴。特にパワフルな暖房力と風量で寒い地域でも快適に使用できる。

代表シリーズ

  • Sシリーズ(プレミアムモデル)
  • Rシリーズ(ミドルレンジモデル)
  • Tシリーズ(スタンダードモデル)

2025年の最新技術

2025年モデルでは、スマートフォンとの連携機能が強化され、Smart M-Airアプリによる消し忘れ通知機能が搭載された。また、暖房性能の向上により、SKシリーズ(暖ガンビーバー)にホットスタンバイ機能やホットガスバイパス除霜制御を搭載。従来よりも立ち上がりが早く、効率的な暖房運転が可能になっている。

独自技術の特徴

ナナメカット設計:上方面に30mm、三菱重工は65mmの余白で設置できるコンパクト設計。狭いスペースにも取り付けやすく、圧迫感を与えない。

再熱除湿:肌寒い梅雨の時期でも湿度を効果的に下げられる機能。一般的なドライ運転よりも除湿量が多く、室温を下げすぎずに湿度だけを落とす。

スマホ連携機能:Smart M-Airアプリによる消し忘れ通知など、外出先からのリモート操作も可能。

パワフル暖房:立ち上がりの速い暖房性能と強力な風量で、寒い地域でも素早く部屋を暖める。特に暖房力を重視するユーザーに適している。

おすすめモデル

  • ハイエンド: SRK-RX5025S(18畳用)- 19万円台〜
  • ミドルレンジ: SRK-R3625S(12畳用)- 12万円台〜
  • エントリー: SRK-T2225(6畳用)- 5万円台〜

メリット・デメリット

メリット:コンパクトで設置しやすい、暖房性能が高い、価格がリーズナブル、シンプルで使いやすい操作性

デメリット:ブランド知名度がやや低め、上位モデルでも他社高級機ほどの機能はない

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コロナ

暖房機器の製造で知られるコロナは、「ReLaLa(リララ)」シリーズを中心に、シンプルな機能と手頃な価格が魅力のエアコンを展開している。特に熱交換器の洗浄機能と暖房性能に力を入れている。

代表シリーズ

  • ReLaLa Wシリーズ(上位モデル)
  • ReLaLa Rシリーズ(ミドルレンジモデル)
  • ReLaLa Nシリーズ(エントリーモデル)
  • 冷房専用シリーズ(夏季限定使用向け)

2025年の最新技術

2025年モデルでは、熱交換器洗浄機能「アクアドロップ洗浄」が強化され、Zシリーズでは1時間あたり最大約3リットルの結露水で洗浄、クリアフィンコート技術も進化。洗浄効率が向上した。また、「ビッグルーバー」採用と風向き切り替えタイミング・角度の制御精度向上により暖房運転時の足元温度上昇制御の精度も高まり、より効率的に部屋を暖められるようになった。

独自技術の特徴

アクアドロップ洗浄Lite:冷房運転時に発生する最大1.5Lの結露水で熱交換器を自動洗浄する機能。内部の汚れを効果的に取り除き、清潔さを保つ。

ワイド&ロング気流:大きなルーバーでワイドな気流を送り出し、部屋全体を効率よく冷暖房。特に暖房時は定期的に風向きを下にして、床面付近の温度を上げて足元の冷え込みを防ぐ。

冷房専用モデル:夏のみエアコンを使用するユーザー向けに、冷房専用の低価格モデルも展開。シンプルな機能で手頃な価格を実現している。

おすすめモデル

  • ミドルレンジ: ReLaLa CSH-W4022R(14畳用)- 11万円台〜
  • エントリー: ReLaLa CSH-N2224R(6畳用)- 5万円台〜
  • 冷房専用: RC-2224R(6畳用)- 3万円台〜

メリット・デメリット

メリット:価格が手頃でコストパフォーマンスが高い、シンプルで使いやすい操作性、冷房専用モデルは特に低価格

デメリット:高機能モデルが少ない、フロントカバーの開閉部分のプラスチックが硬く壊れやすいとの指摘も

コロナのエアコン型番一覧へ

以上、メーカーごとの簡単比較。

各メーカーのシリーズの違いまで含めて比較すると格段に難しくなるのがエアコンである。

価格ドットコムには『比較』できる機能があるが、かなり大まかなので注意が必要。これは家電量販店の機能・性能表示でも同じこと。

価格ドットコムのエアコン比較の注意点と使い方

価格に関してはそういう専用サイトでいいが、

詳しい機能に関してはもっと自分で調べる必要がある。

そのために作ったサイトがこの鬼比較!

このページではわかりやすい簡単な内容にまとめてあるが、ここまで書いてるサイトは明らかに存在しないので

決定前に一番最後に違いを確認するときに『エアコン(型番) 鬼比較』検索で確認すると効率がいいはず。

エアコン選びの重要ポイント

1. 適用畳数を正しく選ぶ

部屋の広さに合わせた適切な能力のエアコンを選ぶことが最も重要。畳数の表示には以下の点に注意しよう。

表示の見方

  • 「主に10畳用」と書かれている場合:木造住宅を基準にしていることが多い
  • 「主に8〜12畳用」と書かれている場合:「木造なら8畳、鉄筋コンクリートなら12畳」に適用を意味する

適正サイズの選び方

  • 南向きで日当たりが良い部屋:+1〜2畳分の余裕を持った機種を選ぶ
  • キッチンなど熱源がある部屋:+1〜2畳分の余裕を持った機種を選ぶ
  • 天井が高い部屋(2.7m以上):+2畳分以上の余裕を持った機種を選ぶ
  • 寒冷地の場合:暖房能力を重視して1ランク上のモデルを検討

2. 省エネ性能をチェック

省エネ性能は月々の電気代に直結する重要な要素となる。

統一省エネラベル

  • 多段階評価点:1.0〜5.0の範囲で表示され、数値が高いほど省エネ性能が高い
  • 基準値2.0:この数値を基準として、高いほど良い
  • 年間電気代:製品のおおよその電気代を示す目安

省エネを高める機能

  • 人感センサー:人の位置や不在を検知して無駄な運転を抑制
  • AI制御:使用パターンを学習して最適な運転を自動化
  • 室温パトロール:室温の変化を監視して必要なときだけ自動運転

3. クリーン機能で選ぶ

エアコン内部を清潔に保つ機能は、長期間の使用でも効率や清潔さを維持するために重要。

主なクリーン機能

  • フィルター自動掃除:フィルターについたホコリを自動で除去
  • 熱交換器自動洗浄:結露水や専用の仕組みで熱交換器を自動洗浄
  • 除菌・抗菌機能:イオンやUV照射などでエアコン内部の菌を抑制
  • 内部乾燥機能:使用後に内部を乾燥させてカビの発生を防止

メーカー別の特徴的クリーン機能

  • ダイキン:水内部クリーン、ストリーマ空気清浄
  • 日立:凍結洗浄(熱交換器を凍らせて汚れを落とす)
  • パナソニック:フィルターお掃除ロボット(自動排出方式)
  • 富士通ゼネラル:熱交換器加熱除菌(55℃以上に加熱)
  • シャープ:プラズマクラスターによる内部除菌

4. 設置スペースの確認

購入前に設置スペースの寸法を確認し、エアコンのサイズと合うかチェックすることが重要となる。

室内機の設置条件

  • 天井からの距離:7cm以上必要
  • 左右の壁からの距離:5cm以上必要
  • 奥行きスペース:エアコンの厚みに応じたスペースが必要

室外機の設置条件

  • 前方スペース:25cm以上必要
  • 左右・後方スペース:5cm以上必要
  • ベランダの広さ:室外機のサイズに合わせたスペースが必要

コンパクトモデルの選択肢

  • 高さ250mmのコンパクトモデル:ダイキンEシリーズ、東芝Tシリーズ、三菱重工Tシリーズ
  • 薄型モデル:日立AJシリーズ(奥行き215mm)

5. 電源タイプの確認

エアコンを設置する部屋のコンセントタイプと電源容量を確認しておくことも大切。

主な電源タイプ

  • 100V用(15A/20A):小〜中型エアコン(〜12畳程度)に多い
  • 200V用(15A/20A):大型エアコン(14畳以上)に多い

注意点

  • プラグ形状が異なるため、設置場所のコンセント形状を確認
  • 既存エアコンと新規エアコンでプラグ形状が変わる場合は工事が必要
  • 200V電源は専用のブレーカーが必要

6. 価格と購入タイミング

エアコンは購入先や時期によって価格差が大きい商品なので、賢く購入するためのポイントを押さえよう。

価格差の実例(ダイキンEシリーズ6畳用の場合):

  • 家電量販店:9〜10万円程度
  • ネット通販:5〜6万円程度(3〜4割安)

お買い得な購入タイミング

  • オフシーズン(10月〜3月):需要の少ない時期は値引き率が高い
  • 型落ち時期(新モデル発売直後):旧モデルが大幅値下げされることが多い
  • セール時期:初売りやボーナス時期のセールを活用

購入先の選択

  • 家電量販店:工事込みで安心だが本体価格は高め
  • ネット通販:本体価格が安いが工事は別途手配が必要
  • メーカー直販:保証が充実していることが多いが価格は高め

7. 最新トレンドの確認

2025年の最新エアコンでは、以下のようなトレンドが見られる。

AI技術の進化

  • 人の体調や活動量に合わせた細やかな温度調節
  • 生活パターンの学習による最適な運転提案
  • 電力消費の最適化による省エネ性向上

クリーン機能の強化

  • エアコン内部の自動クリーニング技術の高度化
  • 空気清浄機能の性能向上
  • 熱交換器の抗菌・防汚コーティング技術の進化

環境配慮型設計

  • 省エネ性能のさらなる向上
  • 環境負荷の低い冷媒の採用
  • リサイクル素材の積極的な使用

最後に

エアコン選びは、メーカー特性と自分のニーズをマッチングさせることが成功の鍵となる。各メーカーにはそれぞれ強みがあり、例えばクリーン機能を重視するなら日立、空気清浄機能を重視するならシャープ、省エネと快適性のバランスを重視するなら三菱電機やダイキン、コストパフォーマンスを重視するなら東芝やコロナなど、自身の優先事項に合わせて選ぶことをお勧めする。

また、購入前にはサイズの確認や電源の確認を忘れずに行い、価格面でもネット通販と店舗の両方で比較検討することで、より賢い選択ができるだろう。快適な空間づくりの頼もしいパートナーとなるエアコンを見つける参考になれば幸いです。

エアコンを選ぶ前に大事なこと

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