両シリーズとも2015年の
フィルター自動お掃除機能つきの中では最安シリーズである。
ダイキンCXシリーズ室内機
ホワイトとベージュの2色。
三菱重工RSシリーズ室内機
ホワイトのみ。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
ダイキンS36STCXSと三菱重工SRK36RSの違い
ダイキン住宅設備用CXシリーズと三菱重工RSシリーズなので、
以下、ダイキンCXと重工RSと呼ぶことにする。
スペック
カッコの中の最大・最小運転能力にも注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。
表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方
どのメーカーかも決まってない方は参考に⇒ エアコンメーカーを鬼比較!
空気清浄
ダイキンCX:ストリーマ
重工RS:バイオクリア運転
ダイキンCXの場合
ダイキンの売りの一つでもある電撃ストリーマ
プラズマ放電させることでエアコンの内部のカビ、ウイルス、ダニの死骸、アレル物質、料理やタバコ、ペットのにおいも分解するというもの。
ストリーマは空気清浄機の製品にも搭載されている事は有名だ。
重工RSの場合
バイオクリア運転とは酵素の力でバイオクリアフィルター上に捕獲したアレルギーの原因物質を分解する運転となっている。他のメーカーでよくあるイオンを放出する系統ではない。どちらかと言うとダイキンのストリーマや東芝のプラズマ空清を簡易的にしたもの、というイメージでいいだろう。
リモコンのバイオボタンを押す事で作動し約90分で自動的に終了。
熱交換器
ダイキンCX:クリアコート熱交換器
重工RS:清潔プレコート熱交フィン
ダイキンCXシリーズはクリアコート熱交換器となっている。
実はもっと上位機種の
ダイキンRシリーズAシリーズに
セルフウォッシュ熱交換器(除菌・防カビ)
となっておりダイキンの中でも性能に差をつけている。
両シリーズともコーティングされているので甲乙つけがたい。
除湿
ダイキンCX:5段階セレクトドライ
重工RS:3種類
『ダイキンの5段階セレクトドライ』とは!?
ダイキンの5段階セレクトドライとは標準の温度を基準に-2℃から+2℃まで5段階で調整可能。※標準というのはドライ運転開始時の室内温度の事。
重工RSの場合
ドライ運転の種類が、お好み・愛情・ランドリーと3種類ある。
まずランドリーモードは文字通り室内で洗濯物を乾かす時につかう強力なモードで室内に人がいない時に使用推奨。三時間で運転停止。
愛情ドライ運転とは梅雨時や秋の長雨時に有効なパワーを抑えた省エネ運転だが、温度制御はできない。
お好みとは文字通り好みの温度に設定しながらできる除湿モードだ。
ただ
両シリーズとも再熱除湿方式ではない。
再熱方式について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。
左右風向切り替え
ダイキンCX:自動
重工RS:自動
両シリーズとも上下と左右の風向はリモコンで設定可能。
おやすみモード
ダイキンCX:快眠運転
重工RS:おやすみ運転
ダイキンの場合
冷房・暖房運転時に、快眠ボタンを押し1時間刻みで運転を切る設定可能。約3時間かけて設定温度を2℃下げていき、起床時刻の約一時間前から設定温度を1℃自動的に上げる。これにより快眠が可能になるという事だ。
重工RSの場合
リモコンのおやすみボタンを押すたびに1時間単位で1~10時間後(運転停止)まで設定可能。同じく温度の微調整を自動でしてくれる。
エアフィルター以外のフィルター
ダイキンCX:10年交換不要のチタンアパタイトフィルター付属
重工RS:2枚付属
ダイキンCの場合
エアフィルターのイメージ写真↓
チタンアパタイトフィルターというのはエアフィルターの奥にあるフィルターの事。
ダイキン エアコン用光触媒集塵・脱臭フィルターイメージ↓
ちなみに値段はネットで4300円ぐらいで売られているようだ。
これがついている事で脱臭と空気清浄能力アップが期待できる。
ちなみにこのチタンアパタイトフィルターは別名『光触媒集塵・脱臭フィルター』となっている。
注意点は水洗い禁止という点。水で洗ってしまうとその特性上、効果がなくなるのだ。
汚れが気になってきた場合は、掃除機でホコリを吸い取る程度にすること。
重工RSの場合
バイオクリアフィルターと備長炭フィルターが各一枚づつ付属されている。
備長炭フィルターによって脱臭効果、バイオクリアフィルターに捕獲した後酵素によってアレルギーの原因物質を分解する、となっている。
交換の目安は備長炭フィルター(約630円)が約3か月、バイオクリアフィルター(約1575円)が約一年。
まず一番手前のエアフィルターを取り外してから、フィルターホルダーの枠にはめ込む小さいフィルターの事。
これがなくてもエアコンはもちろん動く。
ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓
自動運転の内容
室温と外気温を感知して運転内容のどれかを自動的に選んで運転してくれる便利な機能。
ダイキンのCXと重工RSともに冷房・暖房・除湿の中から自動選択される。
送風と気流
ダイキンCX:送風ボタンあり・風ないス運転
重工RS:運転切り替えで空清あり
ダイキンの『風ないス運転』とは
ボタンを押すだけで風向と風量を自動調節、体に風を直接当たりにくくさせるものだ。
具体的には冷房、ドライの場合フラップ(風向版)の向きが上に、暖房の場合下向きになる。
重工RSの場合
これはちょっとわかりにくいので補足が必要だ。重工RSに送風のボタンはない。運転切り替えボタンで空清を選ぶことで送風になる。なぜ空清の名がついているのかと言うと、付属のバイオクリアフィルター、備長炭フィルターを取り付けることで空気清浄を行うというものなのだ。他のメーカーの空清タイプのエアコンと比べると誤解を招きそうな表現なので注意。
入・切タイマー
ダイキンCX:併用可
重工RS:併用可
おやすみ機能
おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。
ダイキンCX:快眠運転
重工RS:おやすみ運転
ダイキンの場合冷房・暖房運転時に、快眠ボタンを押し1時間刻みで運転を切る設定可能。約3時間かけて設定温度を2℃下げていき、起床時刻の約一時間前から設定温度を1℃自動的に上げる。これにより快眠が可能になるという事だ。
重工RSの場合
リモコンのおやすみボタンを押すたびに1時間単位で1~10時間後(運転停止)まで設定可能。同じく温度の微調整を自動でしてくれる。
フィルター自動お掃除時間
ダイキンCX:最長約8分
重工RS:約8分
ダイキンCXの場合
ダイキンの場合、積算時間に応じて約1日運転した後に停止で掃除運転を始める。
もしダイキンの自動内部クリーンを『入』にしていた場合、冷房・ドライ運転停止後に乾燥運転約120分あり。
重工RSの場合
エアコンを累積で8~16時間運転してから停止すると、自動でフィルター清掃運転が始まる。エアコンを短い時間しか使わない人は手動でフィルター清掃した方がいいかもしれない。
内部クリーン
ダイキンCX:約120分
重工RS:約2時間
ダイキンCの場合
冷房または除湿運転を何分続けたあと停止すると内部クリーンが始まるかの記載はなし。もちろん手動でもリモコンの内部クリーンボタンを押すことで機能する。
重工RSの場合
自動、冷房、愛情ドライ、お好みドライ運転後に内部クリーン運転開始
ただ、リモコンの内部クリーンボタンをボールペンの先で押す小さい穴のボタンのタイプなので、設定の解除・入の操作は面倒かもしれない。
ダストボックスサイン
自動でフィルター掃除したホコリをダストボックスにためるが、どちらもエアコン本体のおそうじランプが光る事で掃除の時期をおしえてくれる。
ダイキンCX:10年ゴミ捨て不要の記載あり
重工RS:ランプ3回点滅
重工RSの場合
年に一度を目安にお手入れしてくださいとの記載はあるが、お手入れ時期になるとランプが点滅するとだけ書かれてある。
リモコンホルダー
ダイキンCX:付属
重工RS:付属
エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。
設定できる温度単位
ダイキンCX:0.5度単位
重工RS:1℃単位
チャイルドロック機能
リモコンにチャイルドロックボタンがあるかどうか。小さな子供がリモコンを押して誤操作するのを防ぐ。
ダイキンCX:なし
重工RS:あり
最大運転
ダイキンCX:普通の風量調整
重工RS:ワープ運転あり
重工RSの場合
温度調整できない程、強力なモード。15分間の最強運転のあと自動的に終了。温度が快適になったらワープ運転を解除する。
ワープ運転の名前の由来は快適空間に一気にワープする、というものらしい。
据え付け位置の設定
エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定
ダイキンCX:なし
重工RS:できる
新冷媒R32
ダイキンCX: 〇
重工RS: ×
新冷媒について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。