どちらも2015年版の上位クラスのエアコン
一般的に本体価格が上がるほど電気代が安くなる+快適度UP。
ダイキンAシリーズ(ダストボックスタイプ)とパナソニックXシリーズ(自動排出方式)比較
ダイキンAシリーズ室内機
パナソニックXシリーズ室内機
ホワイトのみ。
このXシリーズの販売後、さらに上位機種のHXシリーズが発売されている。そちらは『ノーブルベージュ』とう高級感ある色あり↓
パナソニックのエアコン・クーラー【鬼比較】一覧2021年版
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
ダイキンAN63SAPWとパナCSX635C2Wの違い
型番の最後のwはホワイトの意味
以下、ダイキンAとパナXと呼ぶことにする。
スペック
※カッコの中の最大・最小運転能力にも注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。
表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方
エアコン室内機・室外機セットの値段をチェックする
まず両メーカーの売り
ダイキン:ストリーマ
パナソニック:ナノイー
ストリーマとは?
ストリーマとはダイキン独自の技術で、フィルターに捕獲したダニ(フン・死骸)・カビ・花粉等を強力に分解する。部屋の空気だけでなく、機械内部にもストリーマを照射することで、カビ菌・ニオイの原因菌を分解・除去する※追記 新型コロナウイルスの抑制にダイキンのストリーマは効果があるのか?実験結果では、ストリーマを1時間照射することにより新型コロナウイルスは93.6%不活化させ、3時間照射することにより99.9%以上を不活化されたと発表された!
というもの。
ナノイーとは?
水に包まれたイオンを気流に乗せて部屋中に飛ばす事で、見えない空気の汚れを抑制するというもの。
浮遊菌、付着菌、カビ菌、アレル物質(花粉)、ウィルス、脱臭、美肌、美髪に効果があるとされる。※追記 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を対象に、帯電微粒子水「ナノイーX」を曝露した場合と曝露しない場合で比較実験を行い、2時間で99.99%抑制という効果が確認された!イオン濃度が高い方が細菌やウイルスの抑制や不活化に有効なので、最近発売されたパナソニックのエオリアシリーズから搭載されはじめたナノイーX搭載の機種がおすすめ。
ちなみにどちらのシリーズも単独運転可能だ。
センサー
ダイキンA:人感センサー
パナX:日射センサー・ひと、ものセンサー・床温センサー
ダイキンAの場合
人の動きに合わせてエアコンの左・中央・右へ気流吹き分け可能。
2つの設定『エリア』『スポット』を選べる、エリア設定は人に風を直接あてないモードでスポットにすると人に風が直接当たるモード。
そして人の不在を検知して自動停止、消し忘れ防止機能もあり。
パナXの場合
日射センサーとは
日差しの具合を感知し温度を自動調節し無駄な運転を抑える機能。
具体的にはエコナビボタンを押すことでオン・オフ可能。
冷房・除湿時:曇りの日や夜は、約1~2℃高めに、暖房時:晴れた日の昼間は、約1℃低めに。さらに外の明るさに合わせて本体ランプの明るさも自動調整。
ひと・ものセンサーとは
熱の動きから人とものを見分け、人がいるエリアに絞って冷暖房を行い、高い節電効果も期待できる。
床温センサー
足元周りの温度を検知する事で足元が寒い時は暖房を強くして暖かさをキープする。
パナXには人の在・不在を検知するセンサーもついており、人がいなくなったら運転をセーブ、長時間戻らない時には自動で停止ができる。
気流制御
ダイキンA:サーキュレーション気流
パナX:足元/天井気流・ロングワイド気流
ダイキンAの場合
大風量で部屋の隅々まで気流を循環させ温度ムラの少ない快適な環境にしてくれる機能。暖房時は天井に気流を沿わせるコアンダ構造、気流を回す下吸い込み構造、大風量を生むシャープクロスフローファンによって可能になった。
最大12メートル先まで気流を届ける事が可能(14畳以上の機種)。最大180度ワイド(左右)に気流の向きが調節可能。
パナXの場合
足元気流
冬は冷えやすい足元へ集中して温風を届けるというもの。
天井気流
カタログには夏は気流を頭上へ集中させて天井からふりそそぐ涼風をつくります。となっているが具体的に言うと上下風向版が大きいからこの気流制御ができるのだ。気流制御で有名なシャープも同じく大きい。
ロングワイド気流
ロング設定で前方向へ最大15メートル先まで(暖房時)。 しかも最大180度ワイドに風を届けられるというもの。
除湿
ダイキンA:さらら除湿
パナX:選べる除湿
ダイキンAの場合
ダイキンのさらら除湿はハイブリッド方式という他のメーカーにない特殊な方法を取っている。必要な除湿量に応じて熱交換器の全体、または一部だけを冷やして無段階コントロールで除湿するのだ。
さらに2015年から登場したダイキンの新機能
デシクル制御によって更に湿度制御ができるようになった。具体的には2014年までのダイキンの湿度制御技術は設定温度に達すると除湿できない欠点があったのだが、それを改善して設定温度に到達した後も除湿できるようになったというもの。
パナXの場合
快適除湿モード・冷房除湿モード・弱除湿モードの3種類だが再熱除湿方式ではない独自の方法をとっている。室温と湿度のバランスを考えるという新しい除湿方法。
快適除湿モードとはエアコンが不快指数を考えて室温と湿度の両方をチェックしながら室温をあまり下げずに湿気をカットするというもの。
エアフィルター
ダイキンA:フッ素コーティングフィルター
パナX:銀イオンフィルター
フッ素加工することで、油分を含んだホコリもとれやすい。
銀イオンにすることで除菌の効果あり。
さらにパナXの場合ほこりをかき取るときに照射するUV(紫外線)によって、菌の繁殖が抑制される。(パナ独自)
エアフィルター以外の付属フィルター
ダイキンA:チタンアパタイトフィルター(10年交換不要)
パナX:空気清浄フィルター(交換は2年に一度)
一番手前にあるエアフィルターは全メーカーついている。
イメージ写真↓
これの奥につけるフィルターの事だ。
エアコン本体に対してパナの空気清浄フィルター
カバーを開けてフィルター設置のイメージ写真↓
ダイキン エアコン用光触媒集塵・脱臭フィルターKAF046A41↓
チタンアパタイトで、カビ菌と悪臭の原因となる成分などを吸着。
音声アドバイス機能
ダイキンA:あり
パナX:なし
ダイキンAの場合、エアコンが室内の温度や湿度、野外温度の変化、冷やしすぎなどを検知して、より快適な運転に切り替えるきっかけをつくってくれる。
例えば
室内よりも室外温度が低くなった場合(冷房時のみ):『設定温度よりも室外温度が低くなりました』
エアコンの目標電気代を設定した場合:『目標電気代の約50パーセントに到達しました』など。
ちなみにリモコンを操作した場合も音声でお知らせしてくれる。
例えば
フィルター自動掃除開始時:『フィルター掃除運転を開始します』など。
熱交換器のコーティング
ダイキンのセルフウォッシュ熱交換器とパナソニックの親水コーティングの違い
上のダイキンの写真で言うと青い部分が熱交換器。通常は自分の手での清掃は困難で業者に頼むのが普通だ(簡易的なスプレー式のも売っているが効果は期待できない)
ダイキンのセルフウォッシュ熱交換器とは?
フッ素でコーティングされているため、油を含んだホコリも取れやすい特徴がある。冷房・除湿で発生した水と一緒に汚れを洗い流す。
パナソニックの親水コーティングとは?
熱交換器がコーティングされているので、冷房・除湿で発生した水(水滴)により、熱交換器についた汚れを洗い流してくれる、というもの。
これでわかる事。
熱交換器の部分だけの比較・清潔度の順は
親水コーティング<セルフウォッシュ熱交換器
ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓
自動運転
自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。
ダイキンA:快適自動運転
パナX:自動運転+各センサー
ダイキンAの場合
室内、室外温度に応じて、除湿、冷房、暖房のいずれかを選択してくれる。
さらに人感センサーによる吹き分けも可能(上記センサー参照)。
パナXの場合
室内、室外温度に応じて、除湿、冷房、暖房のいずれかを選択してくれる。
日射センサー・ひと、ものセンサー・床温センサーによってさらに快適に自動で吹き分けしてくれる。
具体的には足元の温度をセンサーが見張って暖かさをキープ、日射が強くなると暖房を控えめに、天井や壁の輻射熱を学習して最適パワーで運転、人の居場所にしぼって冷暖房、人の居場所が変わったら移動も可能。人の活動量(動き)によって冷暖房の強弱も考えてくれて、間取り・家具の位置(生活エリア)をエアコンが学習することで無駄なエリアへの運転をカット。
設定できる温度の単位
ダイキンA:0.5℃単位
パナX:1℃単位
ダイキン独自の2015年新機能
高外気タフネス冷房という機能がダイキンのFシリーズ以上からついた(室外機)。どういうものかと言うと外気温45℃での冷房運転に対応できるようになったというもの。ベランダや住宅の隙間など、熱がこもりやすい場所でも快適な冷房運転可能。
ダイキンAとパナXの共通項目
新冷媒R32使用・上下左右風向切り替え自動・入/切タイマー併用可・ランドリーモードあり・リモコンホルダー付属
生産地
ダイキンA:日本製(リモコンは除く)
パナX:日本製(付属品の一部に海外製品)
ダイキンA
AN22SAS AN25SAS AN28SAS AN36SAS AN40SAP AN56SAP AN63SAP AN71SAP AN80SAP
6畳から26畳用まで。最後の型番がPとなっているのは200V 。その他は100V。
パナX
CSX225C CSX255C CSX285C CSX365C CSX405C CSX285C2 CSX365C2 CSX405C2 CSX565C2 CSX635C2 CSX715C2 CSX805C2
6畳から26畳まで。型番の最後に2が付いてるのが200V の意味。その他は100V。
10畳、12畳、14畳に100Vと200Vの二種類ある。
室外機
ダイキンAの室外機
※それぞれ畳数によって大きさが違う。
パナXの室外機
※例 S22STESの場合22型や2.2kWタイプ=6畳
22(6畳用) 25(8畳用) 28(10畳用) 36(12畳用) 40(14畳用) 56(18畳用) 63(20畳用) 71(23畳用) 80(26畳用) 90(29畳用)