【新旧/鬼比較】うるさらX（Rシリーズ）の型落ちとの違い！[ダイキン]2026年モデルvs2025年モデル

❄️ プレミアムPIT制御で安定運転時の電気代を抑制

2026年モデルでは、設定温度に到達した後の安定運転時に、より効率的に運転するプレミアムPIT制御を搭載。ダイキン独自のスイングコンプレッサーと新たな制御を搭載した電子膨張弁の連動で、ごく弱い出力での連続運転を実現した。

従来モデルは室温を維持するために運転のON/OFFを繰り返すことがあり、その際に電力を消費しやすかった。新モデルは春や秋、夏場の夜間など室温と外気温の差が小さい場合や、断熱性能の高い住宅など、エアコンが長時間安定して運転する環境での電気代削減に貢献する。

また、圧縮機のオン・オフする頻度を抑えることで、室温変化の少ない快適な環境を維持できる。ただし、9.0kWモデル（29畳用）はプレミアムPIT制御ではなく通常のPIT制御となる。

⚡ エコブースト制御で起動時の消費電力を削減

エアコンは起動時に室温を設定温度まで到達させるために多くの電力を消費する。2026年モデルに搭載されたエコブースト制御は、設置された部屋の環境や使われ方を学習し、毎回最大出力で起動するのではなく、状況に応じた効率的な立ち上がり方を自動で判断する学習機能。

設定温度への到達時間は従来モデルと同等を維持しながら、起動時の消費電力量を冷房時で最大5%、暖房時で最大8%削減できる。快適性を落とさず電気代を抑える、現代のエアコンに求められる進化した機能である。

🌡️ 猛暑時スピード気流で素早く涼しく

近年の気候状況に対応するため、外気温が35℃以上の際に冷房運転のパターンを自動で変更する猛暑時スピード気流を搭載。通常は気流が人に直接当たる不快感を避ける制御を行うが、猛暑を検知すると室温を素早く下げることを優先し、部屋の中央付近へ風を送る運転に切り替わる。

ダイキンの試験データによると、設定温度への到達時間が従来モデルに比べ約17%短縮される。真夏の帰宅時など、一刻も早く部屋を冷やしたい場面で効果を発揮する機能。

🔧 高集積熱交換器で室外機性能を向上（14畳・18畳モデルのみ）

4.0kW（14畳用・200V）と5.6kW（18畳用）モデルのみ、室外機の配管位置を工夫して通風経路を拡大した高集積熱交換器を搭載。熱交換器の表面積を拡大し、圧縮機には従来よりも動力ロスが少ない高出力モーターを採用することで、機器の能力を向上させた。

これにより、4.0kWクラス（14畳程度用）でAPF7.3、5.6kWクラス（18畳程度用）でAPF6.6を実現し、業界トップクラスの通年エネルギー消費効率を達成。4.0kWモデルの期間消費電力量は1,036kWh、5.6kWモデルは1,605kWhとなっている。

一般的なルームエアコンの設計上の標準使用期間10年を過ぎた当社機種と比べ、年間消費電力量を約8%削減する。

つまり『うるさらX』 2026年モデルと2025年モデルの違いは、プレミアムPIT制御、エコブースト制御、猛暑時スピード気流の3つの進化した機能の搭載など。さらに14畳・18畳モデルは高集積熱交換器により業界トップクラスの省エネ性能を実現させた。電気代削減と猛暑対応を重視するかが選択のポイント。

どっちがおすすめ？

家電販売の経験から一言

ダイキンのうるさらXは、給水不要の加湿と換気機能を搭載した最高峰のエアコン。2026年モデルでは、プレミアムPIT制御、エコブースト制御、猛暑時スピード気流という3つの進化した機能が全ラインナップに加わり、電気代削減と猛暑対応を強化した。特に14畳・18畳モデルは高集積熱交換器により室外機性能が向上し、業界トップクラスのAPF7.3（14畳）・APF6.6（18畳）を実現。プレミアムPIT制御は夏場の夜間や春秋など、長時間安定運転する場面で真価を発揮する。エコブースト制御は部屋の環境を学習して起動時の電力を賢く削減。猛暑時スピード気流は外気温35℃以上で自動的に大風量運転に切り替わり、帰宅直後の「早く涼しくしたい」という要望に応える。ただし、29畳用の9.0kWモデルはプレミアムPIT制御ではなく通常のPIT制御となる点に注意。2025年モデルも加湿・換気・除湿の基本機能は同じなので、これらの進化した機能や業界トップクラスの省エネ性能が不要なら十分選択肢になる。どちらを選んでも、ダイキンの技術力で快適な空気環境は約束される。