三菱電機のルームエアコン霧ヶ峰 GVとGEの 違いは何？2025年版

👁️ フロアアイで快適性が大幅向上

GEシリーズにはフロアアイという床温度センサーが搭載されている。赤外線で床（人の近く）の温度を測定することで、実際の体感温度に近い制御が可能。冬はしっかりあたため、夏は冷やしすぎないという理想的な空調を実現。

あまり知られていないが、実はこの体感を切る設定にすることも可能。切った場合は一般的な安いエアコンと同じように室温だけを目安に運転するようになる。これは部屋（床）の状況などに合わせて決めるといいだろう。

GVシリーズにはこの機能がないため、室温だけを目安にした一般的な制御となる。特に床付近で過ごすことが多い日本の生活スタイルでは、この差は想像以上に大きい。

🌀 ハイブリッド運転で電気代を大幅削減

GEシリーズのハイブリッド運転は、エアコンと扇風機のいいとこどりをした画期的な機能。体感温度に合わせて「冷房」と「送風」を自動で切り替えることで、最大約87%の省エネを実現（条件により異なる）。

冷房だけだとどうしても冷えすぎてしまい、寒いからとエアコンをオフにすれば次は暑くなるの繰り返し。これは非常に面倒なだけでなく体にも悪い。GEシリーズなら自動で切り替えてくれるので楽で快適。

💨 ロング気流で部屋全体を快適に

GEシリーズだけに搭載されたロング気流機能により、遠くの場所にも気流を届けることができる。広いリビングやL字型の部屋でも、部屋全体を効率的に空調できる。

GVシリーズは基本的な気流制御のみなので、エアコンから離れた場所では効きが悪くなりがち。部屋の形状や広さによっては、この差は快適性に直結する重要なポイント。

😴 快眠/ねむりモードで睡眠の質を向上

GEシリーズの快眠/ねむりモードは、睡眠中の冷やしすぎ、あたためすぎを防ぐ専用機能。設定から約30分後に自動で睡眠用の設定温度に切り替わり、朝まで快適な睡眠環境を維持。

GVシリーズにはこの機能がないため、夜中に暑くて目が覚めたり、寒くて布団を探したりという経験がある人には、GEシリーズの方が断然おすすめ。

🧹 はずせるボディでお手入れ簡単

GEシリーズは前面パネルだけでなく、上下フラップ・左右フラップも取り外し可能。フラップを開けば通風路・熱交換器まで手が届くので、奥まで掃除できて清潔を保てる。

これに対しGVシリーズは前面パネルのみの取り外しに限定される。エアコン内部の汚れは効率低下や臭いの原因になるため、清潔性を重視する人にはGEシリーズが適している。

つまり霧ヶ峰GVシリーズとGEシリーズの違いは、センサー機能、省エネ性能、気流制御、快適機能、メンテナンス性など。GVシリーズはブラウンのみ受注対応品だが、ピュアホワイトは通常販売されている。基本的な冷暖房性能は同じだが、日常の快適性と電気代に大きな差が出る。

どっちがおすすめ？

家電販売の経験から一言

霧ヶ峰のGVとGEシリーズ、基本性能は同じでも日常の快適性には大きな差がある。特にフロアアイセンサーとハイブリッド運転の組み合わせは、体感温度の快適性と電気代削減の両立を実現する優れた機能。年間の電気代を考えれば、初期投資の差は2〜3年で回収できる計算になることも多い。さらに快眠/ねむりモードは、エアコンをつけたまま寝ることが多い現代の生活スタイルには必須の機能。GVシリーズはブラウンのみ受注対応品として住宅設備ルートで提供されるが、ピュアホワイトは通常販売されている。後から買い替える場合は家電量販店で購入できるGEシリーズの方が選びやすい。どちらを選んでも三菱電機の信頼性は変わらないが、毎日使うものだからこそ、快適性の差は大きい。