日立の暖房特化モデルの2機種比較。一つ前のモデルと何が違うのか。最新版は追加された機能だけではなく、なくなった機能もあるのでしっかりチェック。
ちなみにどちらも『北海道電力推薦 あったかエアコン』『東北電力推薦 暖房エアコン』に選ばれている。
日立EKシリーズ室内機
日立SKシリーズ室内機
若干デザインが変わり、最新版の方が奥行きが少しある。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
寒冷地用エアコン2016年RAS-EK56F2(中)と2015年RAS-SK56C2(中)の違い
以下、EK:、SK:と省略して表記。
スペック
※カッコの中の最大・最小運転能力にも注目。最大運転能 力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能 が良くなる。
表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方
この2機種の機能比較表(左が最新EKシリーズ)
まず大きな変化点はカメラ(センサー)が変わった。
EK: くらしカメラF
SK: センサー
くらしカメラFとは?
エアコン本体についている画像カメラにより、人の数や位置、動きなどをチェックし、自動で温度や風向・風量をコントロールしてくれる便利なカメラ(もちろん録画機能なし)
一つ前のSKシリーズと比べると距離・人数・人の位置・足もとをさらに検知できるようになり、快適性能UP。
オーセーブ・オートオフ機能
EK: 〇
SK: ×
人の有無を検知することで、人が居ない場合は自動で運転を弱めてくれたり、切ってくれたりする。節電にもつながる。
みはっておやすみ機能
EK: 〇
SK: ×
寝苦しい夜におすすめで、おやすみタイマーで電源が切れた後も室温が上がると自動で再運転してくれる機能。夜中に暑くて何度も起きてしまう人には嬉しい機能かもしれない。
モバイルコントロール
EK: 〇
SK: ×
スマートフォンでエアコンをコントロールできる機能。最近はスマート家電という言葉も耳にする機会が増えた。
なくなった機能
これも要チェック。
センサーで生活音を検知できなくなった⇒これは特に問題ない変化だろう。最新の全メーカーを見てもそのような機能が付いている機種はないし、日立が実験的にチャレンジしていたとも言える。その代り2016年版はカメラ機能が進化して検知できるものが増えた。
銀イオンビッグファンとチタン熱交換器がなくなった⇒これはマイナスポイント。除菌と防汚に関係するコーティングがなくなった。長くエアコンを使用するとどうしても内部が汚れるので綺麗好きな人は考える必要があるだろう。
イオンミストがなくなった⇒これは特に問題なし。日立のエアコンはカメラとステンレスに特徴がある。日立のイオンはシャープやPanasonicのようなイオン重視のメーカーと比べれば、はっきり言って効果が薄い。
ラインナップ
日立EKシリーズ
RAS-EK25F2 RAS-EK28F2 RAS-EK40F2 RAS-EK56F2
8畳から18畳用まで。すべて200V 。
日立SKシリーズ
RAS-SK28C2 RAS-SK40C2 RAS-SK56C2
10畳から18畳まで。200Vのみ。
室外機
日立EKの室外機
日立SKの室外機