どちらも2016年版の各メーカーのフィルター自動掃除機能付きエアコン。三菱電機のエアコンは霧ヶ峰というネーミングでも有名。中級~上位機種は省エネ性能が高い+高性能でもある。
パナSXシリーズ室内機
高さが小さい。
霧ヶ峰Xシリーズ室内機
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
三菱MSZ-X2816(上)とパナCS-SX286C(上)の違い
以下、パナソニックSX:、霧ヶ峰Xと省略して表記。
スペック
カッコの中の最大・最小運転能力にも注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。
表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコン年間電気代の簡単な調べ方
両メーカーの売り
パナソニックSX: ナノイーとコンパクト
霧ヶ峰X: ムーブアイ極・3008エリア
ナノイーの効果は空中除菌。三菱電機の霧ヶ峰はセンサー性能はNO1だが、機種によってその内容が異なるので要チェック。
パナソニックSXシリーズはグラン・エア・フォルム(ハイブリッド熱交換器のみ)
名称はさておき、このSXシリーズの一番の特徴は『コンパクト』である。高さ249mmは業界最小クラス。(他メーカーでは富士通ゼネラルと東芝、三菱電機に高さ25cm機種があったが2016年はさらに各社増える様だ)
センサー
パナソニックSX: 日射センサー・ひと/ものセンサー
霧ヶ峰X: ムーブアイ極
パナソニックSXの場合
日射センサーにより日差しの具合を感知し温度を自動調節し無駄な運転を抑える機能。さらに、人が居るか居ないかをチェックして無駄をなくすセンサーもあり。
EXシリーズのひと・ものセンサーは人の在・不在だけ検知できる。さらに上位機種も同じ名称だが、機能が追加されているのでしっかり把握するべきだろう。
※ちなみに今回比較している霧ヶ峰Xには同じような機能(消し忘れオートOFF)あり。
霧ヶ峰のムーブアイとは?
エアコンに本体に付いたセンサーで床、壁、人、間取り、天井、距離を検知。例えば床や人の体温を検知しながら運転を自動制御してくれるので快適度UPにつながる。機種によってムーブアイの検知範囲や内容が違うので注意。
※霧ヶ峰Xは3008エリア
さらに霧ヶ峰Xシリーズの場合は、『体の部位』と『日射熱』も検知
Xシリーズの場合、手足の先の温度まで検知してくれる。暖房時だけでなく、冷房時にも効率的な快適送風が可能。
日射熱は窓から入ってくる太陽の光と関連がある。その暖かさを検知することでエアコンは自動で制御してくれるという項目。
今回の2機種で比較した場合、大まかにイオン系かセンサー系エアコンかどうかであり、人によって好みが分かれる。
気流制御
パナJ: △ワイド(左右自動)気流
三菱電機P: 〇センサーでの制御とハイブリッド運転
ハイブリッド運転とは?
体感温度を検知し自動で冷房(暖房)と送風を切り替えてくれる機能。
フラップの違い
パナソニックSX: 一般的な風向版
霧ヶ峰X: 匠フラップ
霧ヶ峰Xシリーズの場合は4枚↓
これにより自由自在な気流を生み出す。強い風を生む方法はフラップを絞る、水の出ているホースを絞るのと同じ原理。
パナソニックSXの風向版は分かれていないので霧ヶ峰Xほどの吹き分けは出来ない。
はずせるボディ
パナソニックSX: ×
霧ヶ峰X: 〇
これも霧ヶ峰の特徴的な機能。エアコン本体の掃除に関連する項目。
エアフィルターの違い
パナソニックSX: AG+除菌フィルター
霧ヶ峰X: 高密度エアフィルター
パナソニックSXの場合、銀イオンによる抗菌効果も期待できる。
コーティングされている部分
パナソニックSX: ファン・熱交換器
霧ヶ峰X: ファン・通風路・熱交換器
パナソニックSXのその他の特徴
もっとモード
「暖房」ボタンで運転中、「もっと」ボタンのひと押しで、暖房をもっと強力に。夏は冷房をもっと強力にできる。
新・静音設計
運転時の実感音が従来比の四分の一へ。