電気代に関してのよくある質問。
『大手家電量販店でエアコンの価格の隣に表示されてる年間電気代は何を基準に値段出してるのか?』
というのも、家庭でそれぞれエアコンを使っている時間、環境も違うし機種も違う。
だが実はきちんと規格があるのだ。
日本冷凍空調工業会でしっかり基準が定められている。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
―算出基準―
外気温度:東京をモデルとしている。
設定温度:冷房時27℃/暖房時20℃
期間:冷房期間(5月23日~10月4日)
暖房期間(11月8日~4月16日)
時間:6:00~24:00の18時間
住宅:JIS C9612による平均的な木造住宅(南向)
部屋の広さ:機種に見合った部屋の広さ
要するに夏場と冬場のある時期の
一日18時間使用という事
こちらも参考に⇒エアコンの電気代1か月分(1時間単位も可)の計算方法
エアコンの年間電気代の調べ方
エアコンの省エネ性を表す指標として期間消費電力量(kWh)と言うものが必ずエアコンのカタログに記載あり。
期間消費電力量とは?
上の表の場合、左上に期間消費電力量594kwhとある。
年間電気代=期間消費電力量(kWh) x 電気代単価
平均単価は、1kWh=27円[税込](全国10電力会社平均)
※もっと正確に電気代を知りたい場合は契約されている電力会社に詳細な電気代単価を確認すること。
年間電気代=期間消費電力量(kWh) x 27
今回の例の場合は
594×27=16,038円
つまり
冷房時は3.6ヵ月間、暖房時は5.5ヵ月間
一日18時間使った場合、この電気代という事(目安)
カタログを見るときに期間消費電力量が少ない機種を確認することで
電気代の安い機種がわかるのだ。
よく言われてることだが、最近の家電製品は省エネ性能が素晴らしいので十数年前のエアコンを使っている人なら格段に電気代が下がるのだ。
旧式のエアコンを使い続けている場合、最新型に買い替えただけで、年間1万円程度、電気代が安くなることもあります。エアコンの場合も、購入コストは5~10年で元が取れる可能性がある
こちらも参考に⇒一番面倒なエアコン掃除が節電になるのだ!
※注意点・追記
広い畳数のエアコンの電気代が高いので小さな畳数にしようかと迷う人がいるようだが、非常に危険である。
小さい畳数の機種はその畳数を元にした値段を出しているので電気代が安くて当然という事。
例
6畳の部屋に6畳用⇒年間電気代2万円
10畳の部屋に10畳用⇒年間電気代2.5万円
10畳の部屋に6畳用の機種を設置⇒年間電気代は?
確実に2.5万以上になる。
冷えないばかりかエアコンに負荷をかけるので寿命も短くなり
良い事は何もない。よく考えれば当たり前なのだが、意外に知らない人は多いのでしっかり押さえておく事。