家電の徹底比較

ダイキンAN40TRPとパナCS-406CXR2の違い

ダイキンRシリーズは最上位クラス、パナソニックX(CXR)シリーズは上から二番目の高級クラスである。

このダイキンのRシリーズ(うるさら7)は全メーカーで唯一加湿可能なタイプである。

追記:2018年版は販売終了のため後半に2019年版を記載済

ダイキンRシリーズ室内機

2016年Rシリーズ(すべての畳数で同じ大きさ)2

色・14畳の100V用/26・29畳用を除いた畳数でホワイト以外にベージュ色あり

2016年Rシリーズ(すべての畳数で同じ大きさ)ベージュ色

パナソニックXシリーズ室内機

2016年パナソニックXシリーズ室内機(全畳数で大きさ同じ)

ホワイトのみ。

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

ダイキンAN40TRPとパナソニックCS-406CXR2の違い

以下、パナソニック:、ダイキン:と省略して記載。

スペック

AN40TRP-W(-C)のスペック

CS-406CXR2のスペック

※冷房と暖房の項目が逆なので注意。能力の平均は同じだが
カッコの中の最大・最小運転能力に注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。

まだどのメーカーかも決まってない方には役立つページ ⇒ 詳しくはコチラ ⇒ エアコンメーカーを鬼比較!

各メーカーの売り  このシリーズの特徴項目へ飛ぶ

ダイキン:ストリーマ

パナソニック:ナノイー

ストリーマとは

ダニ・花粉・ウイルスを代表とする、有害タンパク質・有害物質を分解する技術。
プラズマ放電の一種である「ストリーマ」放電を用い、その分解力を熱エネルギーに例えると、太陽の16個分に匹敵するという。

詳しくはダイキン公式サイト・ストリーマの技術のページ

※ストリーマユニットの長寿命化により、お手入れが不要になっている。

ナノイーとは

ナノイー

目に見えない空気の汚れを抑制。

この2メーカーの大きな違いは空気清浄する方法である。ダイキンの場合は汚れをエアコン内部に取り込んでから強力ストリーマ照射、パナソニックはナノイーを気流に乗せて部屋全体に行きわたらせ除菌というイメージ。

このシリーズの特徴

ダイキン:加湿と垂直気流

パナソニック:温冷感センサー

全メーカーで唯一このダイキンの最上級Rシリーズだけ加湿可能。加湿器と違い外の空気を部屋の中に取り込むときに(室外機の中を通り)水分だけを部屋へ取り込む仕組み【無給水加湿】

ダイキンの無給水加湿

冬場には非常に嬉しい機能だが、いんぺい配管の場合は工事不可なので事前確認が必要である。

※パナソニックXシリーズのお掃除方式(自動排出方式)もいんぺい配管の場合は工事不可

2016年版からの新しい機能・垂直気流

垂直だと何がいいのか?

ダイキンの垂直気流2016年新機能

上が従来の暖房の気流

下が2016年垂直気流である。

※床面が十分に温まってから垂直気流に切り替わる

簡単に言うと

体に直接風が当たりにくい→乾燥を防ぐ

※さらに【うるさら7】には加湿機能もあり

垂直気流に切り替わってからは、ほぼ無風空間で足元から暖めるので風が当たらなくて快適、という点も他メーカーにない特徴になるだろう。

ちなみにこの気流で運転音が50%低減された。

センサー

ダイキン:人感センサーと床センサー

パナソニック:ひと・ものセンサーと温冷感センサー

ダイキンの場合

人の位置と

ダイキンの人感センサーは人の体温までは検知できない。

ダイキンRシリーズの2016年版では床センサーが追加された。

ダイキンの床温度センシング

人・床温度センサーで床面の温度分布を細かく検知。あたためる位置をコントロールすることで、床面全体をムラなくあたため、さらに垂直気流との組み合わせで快適度UP。

ダイキンの床温度センシング

パナソニックの場合

温冷感センサー

2016年版Xシリーズから新たに採用された。このセンサーにより人が「暑い」と感じているのか「寒い」のかを見分ける事が出来るようになった。その方法はセンサーにより人の体の表面と周囲の温度を測定しその温度差から放熱量を計算して判断するとの事。

パナソニックの温冷感センサー
これによって、さらに細かい気流制御が可能になり、一人ひとりの快適性向上。

2015年版に搭載されていた床温センサーよりもさらに人に直接配慮された作りになっている。

※パナソニックもダイキンも風をあてる、あてないモードは選べる(人の位置を自動検知)

センサーについてまとめると、ダイキンのセンサーは人の体温までは検知できないが、加湿+垂直気流の快適さ。パナソニックは加湿ナシだが体感温度を検知可能。例えば暖房の場合は、人が掃除機をかけていて動いてる人に対しては控えめ暖房、動きの少ない人の元へはしっかり暖房というような事が可能になる。

ダイキンRシリーズ独自の機能

給気換気

車の排ガス処理に利用されている熱触媒技術を応用し、屋外からの
いやなニオイを分解。換気「強」運転はパワフルに部屋の空気
を入れ変えたい場合に便利。

リモコンボタンの違い

ダイキン: 蓄光ボタンあり

パナソニック: 蓄光ボタンなし

蓄光ボタンは特に就寝時(電気を消して暗い時)のエアコン操作に便利。

どちらもバックライト液晶付き。

フィルター自動掃除の方式の違い 

まずダイキンRシリーズがフィルター自動掃除の中でもダストボックス方式と言われるもの(ダイキンの場合は10年ゴミ捨て不要の記載あり)

文字どおりダストボックスがエアコン本体の内部に内蔵されているタイプ。これを外してホコリだけゴミ箱へ捨てる事ができるもの。

自動排出方式と言うのは、エアコンの内部に小さな掃除機が付いていて自動でホコリを外に出すイメージだ。

実は自動排出方式には専用のホースが一本つく。

シャープもこのタイプの機種があるし、ダイキンも加湿タイプは同じく専用ホースが必要になる。

ケースとしては少ないが隠蔽配管になってる建物などでは工事不可!

なので注意が必要だ。

標準工事の場合は普通は室内機と室外機をつなぐホースが壁を貫通してすぐ外に出ているのだが、壁の中に埋まって見えないケースがある。

これが隠蔽配管だ。

隠ぺい配管

隠ぺい配管

建物内部、天井裏や下を通るケースもありさまざま。

自動排出方式の利点はやはりゴミ捨てが必要ないという事に尽きるが、もしキッチンの近くに設置するなど、油汚れなどが管の中に長年付着してきた場合はどうするかなども考える必要があるかもしれない。

こちらも参考に⇒エアコン配管(化粧)カバーは掃除方式によっては必ずつけるべき

この点は買う人の判断になる。

エオリア。CS-X409C2とうるさら7。AN40WRPの違い

2019年版 エアコン・クーラー【鬼比較】

パナソニック【エオリア】は空中除菌のイオン・ナノイーXを特徴とするメーカーで、ダイキンのRシリーズ(うるさら7)は全メーカーで唯一加湿可能。

AN40WRP

(AN40WRP-Wホワイト)(AN40WRP-Cベージュ)

VS

CS-X409C2

(CS-X409C2-Wホワイト)

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スペック

ダイキンRシリーズ

パナソニックXシリーズ

 

カタログの表示のスペックの見方に関してはパナソニック公式サイトでかなり詳しく記載があるのでこちらを参考に⇒項目ごとにチェックしながら絞り込んでいくことで、お部屋に最適なエアコンを選べる

表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方

型番の中の数字で何畳用か判別可能。

22(6畳用) 25(8畳用) 28(10畳用) 36(12畳用) 40(14畳用) 56(18畳用) 63(20畳用) 71(23畳用) 80(26畳用) 90(29畳用)

まだどのメーカーかも決まってない方は参考に⇒ エアコンメーカーを鬼比較!



重要な違い

分かり易く比較するために、お互いに似た機能に関しては除外しております。重要なのは違いがある機能!

加湿機能

パナソニックXシリーズ : × ナシ

ダイキンRシリーズ : ◯ あり

全メーカーのエアコンで加湿できるシリーズを持つのはダイキンだけ!うるさら7 (Rシリーズ)だけなだ。

しかも加湿器とは違い、外の空気を使うので給水の必要なし。楽で快適!

肌の水分量も変わるので加湿による美肌効果もあり。

除菌関連

パナソニックXシリーズ : ◎ ナノイーX

ダイキンRシリーズ : ◯ ストリーマ

同じ除菌でも方法が全く違う2つのメーカー。ナノイーは空中にイオンを放出、ストリーマはエアコン本体に吸い込んでから内部で除菌とイメージするとわかりやすい。

パナソニックといえばナノイーなしでは語れないが「ナノイーX」はOHラジカルの量が「ナノイー」の10倍!よりすばやくより強力に除菌し、きれいな空気を保てるようになっている。※追記 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を対象に、帯電微粒子水「ナノイーX」を曝露した場合と曝露しない場合で比較実験を行い、2時間で99.99%抑制という効果が確認された!イオン濃度が高い方が細菌やウイルスの抑制や不活化に有効なので、最近発売されたパナソニックのエオリアシリーズから搭載されはじめたナノイーX搭載の機種がおすすめ。

ナノイーXの4つの効果 カビ・ニオイ・花粉・PM2.5

空気清浄だけの運転も可能なので空気清浄機を持ってない方にはさらに嬉しい。

一方のダイキンはストリーマが売りで有名

内部に取り込むことが重要なので大風量なのも特徴。

ストリーマによりカビ菌の繁殖抑制されるので清潔。

除菌の方法は全く違うので悩みどころになるだろう。

センサー性能

パナソニックXシリーズ : ◯

ダイキンRシリーズ : △

パナソニックXシリーズのセンサー性能で売りにしているのが温冷感。人の『寒い』と『暑い』の感覚をセンサーで解析できるのが特徴。

寒い人にはしっかり暖房、ちょうどいい人にはやさしく暖房。きめ細やかな空調が可能となる。

だが2019年版のダイキンのセンサー性能がアップして、大幅に追いついてきた!

AI快適自動運転という名称

設定温度「ひかえめ」でも涼しく、すごしやすく。

快適度数というのは湿度も関係してくる。なので加湿ありだと快適さが全く違うのだ!

ダイキン独自のうるおい暖房で、設定温度「ひかえめ」でもあたたかく。

まさに うるさら7 だけの機能である。

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以下は2019版になって進化したポイント↓どちらも独自の機能が多い

ダイキンの場合

NEW  「AI快適自動」運転

室内の温度や湿度、壁からの輻射熱、リモコンの操作履歴をAIが解析し、好みの温熱環境を学習

目標となる快適性を目指して、温度、湿度、気流をコントロール。

一定時間リモコンの温度設定が変更されないと、使用者の好みの環境であることをエアコンが記憶し、外気温や室内の温熱環境が変化しても好みの状況を再現する運転を行えるようになった。

いままで一日のうちにエアコンの温度調整をする回数が多かった人ほど嬉しい新機能。

特に操作せずとも勝手に快適にしてくれるのが一番便利なのだ。

NEW  新・ハイブリッド除湿

比較的温度が低い夏場の夕方、夜間にも快適性を確保できる湿度コントロール技術である。

AIも駆使し、除湿方式まで自動選定できるようになった。

これにより消費電力は抑えつつ低負荷時でも従来の約2倍の除湿量を実現し、十分な除湿能力を確保することが可能になった。

今回のRシリーズは『うるさら7』つまり加湿が出来るエアコンとしても有名なのだが、今回の性能アップで除湿まで最強になってしまった。

NEW  センサーや表示部をラウンドパーツの内側に配置

これは室内機のデザインにも関係する項目。輻射熱を検知する可動型のセンサーを新しく搭載。

使用時のみ露出する構造となった。

NEW  無線LAN接続アダプターを標準で搭載

機内組み込みの内蔵型に変更し、標準搭載となった。

デザインを妨げる機器の設置が不要になったことで、すっきりとしたプラスの印象に。


直接除菌ならダイキン、空中除菌のイオンが好みならパナソニックだが、ダイキンの加湿機能つき【うるさら7】なら冬を含む年中で満足度が高くおすすめ!




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余裕をもった適用畳数の機種を選ぶべし!