三菱電機FZシリーズは2016年に新登場した新シリーズ(最上)で、世界初の技術を搭載。パナソニックのWXシリーズの最上位クラス。
パナソニックWXシリーズ室内機
三菱電機FZシリーズ室内機
この四角いデザインは今まで見たことがないエアコンのデザインだ。
イメージ図
デザインが四角くてオシャレ。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
パナCSWX636C2と三菱MSZFZ6316Sの違い
以下、パナソニック:、霧ヶ峰:と省略して記載。
スペック
※冷房と暖房の項目が逆なので注意。カッコの中の最大・最小運転能力に注目。最大運転能 力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能 が良くなる。
世界初。左右独立駆動の『パーソナルツインフロー』
パナソニック: ×
霧ヶ峰: ◯
写真の3の部分にプロペラを新搭載。
今回比較の2機種の違い↓(2015年モデルZシリーズ=他のすべてのメーカーの機種である)
これにより異なる温度の気流を作れるようになった。これが一番大きな違いである。
二人の体感温度の差まで0.1℃単位で検知し、床温度差が最大約3℃の異なる気流を実現。
さすがセンサー性能もNO1の霧ヶ峰である。
各メーカーの売り
パナソニック:ナノイー
霧ヶ峰:ムーブアイ極(下記、センサーの項目参照)
ナノイーとは
目に見えない空気の汚れを抑制。
まず大まかにイオン系かどうかで分かれる。パナソニックはナノイーを気流に乗せて部屋全体に行きわたらせ除菌というイメージ。
※今回紹介の霧ヶ峰FZシリーズにはピュアミストを発生させるという似た機能あり。
センサー
パナソニック:ひと・ものセンサーと温冷感センサー
霧ヶ峰:ムーブアイ極
パナソニックの場合
検知可能なものは、人の位置と活動量(人の動きの多い・少ない)・人の周囲温度(温冷感)・日差し(エコナビ)・家具の位置(手動)
霧ヶ峰の場合
検知可能なものは、温冷感・360°・体の部位の温度・床・壁・人の位置・状態(活動量)・間取り・日射熱・天井・距離
性能解説
パナソニックは2016年版に新しく温冷感を検知できるようになったが、やはり三菱電機が全メーカーの中でセンサー性能NO1と言う点は2016年も変わらず。
特に体の部位ごとの温度まで検知し自動で快適さを調整してくれる点は三菱電機だけである。
暖房の場合
手足の先まで細かく温度を測定し、寒いと感じている時には足に風あて、温かいと感じ始めたら風よけと自動切り替えしてくれる。
ちなみにパナソニックにも風当てと風よけの設定は出来る。
何が三菱電機と大きく違うかと言うとパナソニックの場合は【人の周り】の温度を検知することで冷暖房の自動調整をしてくれるという点。
人が二人(複数)の場合
パナソニック: 同時吹き分け不可
霧ヶ峰: 同時吹き分け可能
エアコンのフラップ(風向版)の枚数がパナソニックは1枚なのに対して霧ヶ峰は複数枚ある。本体の写真でも真ん中から半分の所でフラップの分け目が付いている事が確認できる。
霧ヶ峰の場合は一人ひとりの快適に合わせて二人同時に『風あて』と『風よけ』自動切り替えしてくれる。(風あてよけという新機能)
もちろん、人が寒いと感じているのか暑いと感じているのかを検知しながらである。
※パナソニックの場合は、複数の人がいる場合には、それぞれの居場所、活動量と人が感じている温度に合わせて調節しますとの事。
リモコンの違い
パナソニック: 一般的な上位機種のリモコン
霧ヶ峰: タッチパネル式
霧ヶ峰FZシリーズのリモコンは液晶タッチパネル式で特徴がある
暖房で特徴的な機能
パナソニック: エネチャージ
霧ヶ峰: 冷気カット暖房
エネチャージとは?
室外ユニットで発生した熱を蓄えておき、その熱を有効利用する機能。
これにより運転開始時の高温風や快適な霜取り運転が可能になる。
霜取り運転とは?
室外の温度が低くて湿度が高い時に暖房運転を行うと室外機に霜が付くことがある。
その場合、暖房をずっと連続で運転させることが出来ず、霜を溶かすために暖房を止めて霜取り運転へ自動的に移る。霜取り運転後に暖房を再開。
エネチャージ搭載の場合ノンストップ暖房で霜取り運転が可能。
霧ヶ峰の場合
窓のある部屋にエアコンの設置の場合はぜひ活用したい機能。夏でも冬でも効率的、省エネにもつながる。
フィルター自動掃除の方式の違い 飛ばして次の項目へ
パナソニック: 自動排出方式
霧ヶ峰: ダストボックス式
まず霧ヶ峰FZシリーズがフィルター自動掃除の中でもダストボックス方式と呼ばれる一般的なもの。
文字どおりダストボックスがエアコン本体の内部に内蔵されているタイプ。これを外してホコリだけゴミ箱へ捨てる事ができる。
自動排出方式と言うのは、エアコンの内部に小さな掃除機が付いていて自動でホコリを外に出すイメージだ。
実は自動排出方式には専用のホースが一本つく。
シャープもこのタイプの機種があるし、ダイキンも加湿タイプは同じく専用ホースが必要になる。
ケースとしては少ないが隠蔽配管になってる建物などでは工事不可なので注意が必要である。
標準工事の場合は普通は室内機と室外機をつなぐホースが壁を貫通してすぐ外に出ているのだが、壁の中に埋まって見えないケースがある。
これが隠蔽配管だ。
建物内部、天井裏や下を通るケースもありさまざま。
自動排出方式の利点はやはりダストボックスのゴミ捨ての必要ないという事に尽きるが、もしキッチンの近くに設置するなど、油汚れなどが管の中に長年付着してきた場合はどうするかなども考える必要があるかもしれない。
こちらも参考に⇒エアコン配管(化粧)カバーは掃除方式によっては必ずつけるべき
この点は買う人の判断になる。
パナソニックWXシリーズ
CSWX406C2 CSWX566C2
CSWX636C2 CSWX716C2
CSWX806C2
14畳から26畳まで。全部200V。
霧ヶ峰FZシリーズ
MSZFZ4016S MSZFZ5616S
MSZFZ6316S MSZFZ7116S
MSZFZ8016S MSZFZ9016S
14~29畳まで。すべて200Vタイプ。
室外機のサイズ
パナソニックWXシリーズ室外機
霧ヶ峰FZシリーズ室外機
※例 S22STESの場合22型や2.2kWタイプ=6畳