日立のZシリーズとパナソニックXシリーズは共に上位クラス。本体価格が上がるほど電気代と快適さで元が取れるのでその点も良く考えるべきだろう。
日立Zシリーズ室内機
パナソニックXシリーズ室内機
白のみ。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
日立RASZ40E2とパナCSX405Cの違い
以下、日立:、パナソニック:と省略して記載。
各メーカーの売り
日立:くらしカメラツインF(下記、センサー項目参照)
パナソニック:ナノイー
ナノイーとは
目に見えない空気の汚れを抑制。
まず大まかにイオン系かどうかで分かれる。パナソニックはナノイーを気流に乗せて部屋全体に行きわたらせ除菌というイメージ。
※日立Zシリーズにも似たような機能『イオンミスト』があるが、知名度・実力はパナソニックのナノイーが圧倒的
センサー
日立:くらしカメラツインF
パナソニック:ひと・ものセンサー/日射センサー/床温度センサー
日立の場合
検知可能なものは、人の位置/足もと・距離・活動量(人の動きの多い・少ない)・日差し・人数・人の周囲温度・熱源
パナソニックの場合
ひと・ものセンサーで検知可能なものは、人の位置と活動量(人の動きの多い・少ない)・日差し(エコナビ)・家具の位置(手動)
パナソニックXシリーズの場合はエアコン室内機の据え付け位置をリモコン操作でセット後に家具の位置設定が出来る仕組み(自動ではなく手動設定)
今回比較している日立Zシリーズの一つ上位機種『Xシリーズ』の場合は『ものカメラ』により、家具の位置や形状を検知、『気流の通り道』を検知可能↓
日立(白くまくん)のエアコン・クーラー【鬼比較】一覧2021年版
間取りを検知
日立:新・間取りサーチ
パナソニック:なし
これは日立独自の機能といってもいいだろう。
部屋の形と大きさを検知、送風すべき範囲を自動認識してパワーとスイング幅を自動調整。
カメラ(センサー)性能の結論
日立の方が性能が良い。
それ以外の日立の特徴
日立のステンレス・クリーンシステム
他メーカーにない日立の特徴としてエアコンへのステンレスの使用がある。これによりエアコン本体の除菌・防汚の効果あり。エアコン内部を空気が通るため間接的に綺麗な空気を部屋に送れるという事。
また、今までエアコン内部の掃除で困った事がある人には嬉しいコーティングである。
パナソニックのナノイーは空中除菌なのに対して日立はステンレスによる汚れを直接寄せ付けない効果あり(汚れないわけではない)
フィルター自動掃除の方式の違い
まず日立がフィルター自動掃除の中でもダストボックス方式と呼ばれる一般的なもの。
文字どおりダストボックスがエアコン本体の内部に内蔵されているタイプ。これを外してホコリだけゴミ箱へ捨てる事ができる。
自動排出方式と言うのは、エアコンの内部に小さな掃除機が付いていて自動でホコリを外に出すイメージだ。
実は自動排出方式には専用のホースが一本つく。
自動排出方式の利点はやはりダストボックスのゴミ捨ての必要ないという事に尽きるが、もしキッチンの近くに設置するなど、油汚れなどが管の中に長年付着してきた場合はどうするかなども考える必要があるかもしれない。
こちらも参考に⇒エアコン配管(化粧)カバーは掃除方式によっては必ずつけるべき
この点は買う人の判断になる。
除湿
日立:再熱除湿方式(自動・手動・ランドリー・けつろ・パワフル・カビ見張り)
パナソニック:選べる除湿
日立の場合
日立の手動除湿の場合、温度設定しながら除湿も可能。
日立の手動というのは具体的にはリモコンのボタンで5種類の除湿方法を選択でき、再熱除湿方式も含む。
パナソニックの場合
快適除湿モード・冷房除湿モード・弱除湿モードの3種類だが再熱除湿方式ではない独自の方法をとっている。室温と湿度のバランスを考えるという新しい除湿方法。
快適除湿モードとはエアコンが不快指数を考えて室温と湿度の両方をチェックしながら室温をあまり下げずに湿気をカットするというもの。
各メーカーの除湿について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。