家電の徹底比較

霧ヶ峰MSZFZ4016Sと富士通ASX40F2の違い

どちらも2016年版の新商品で最上位クラスのシリーズ。

三菱電機・霧ヶ峰FZシリーズは世界初の技術を取り入れたことに注目。

どちらも特徴的なので要チェック。

霧ヶ峰FZシリーズ室内機

2016霧ヶ峰FZシリーズ室内機(すべての畳数で同じ大きさ)

富士通ゼネラルXシリーズ室内機

2016年富士通ゼネラルXシリーズ室内機

【畳数によって大きさ違う】ので注意

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

霧ヶ峰MSZFZ4016SWと富士通ASX40F2Wの違い

型番の最後のwはホワイトの意味

以下、霧ヶ峰FZ:、富士通X:と省略して記載。

スペック

MSZ-FZ4016Sのスペック

AS-X40F2のスペック

まずは2016年版で驚きの新システムを搭載してきた霧ヶ峰FZの新型ファンについて

世界初。左右独立駆動の『パーソナルツインフロー』

2016年霧ヶ峰の中身FZシリーズ

写真の3の部分にプロペラを新搭載。

これにより異なる温度の気流を作れるようになった。異なる温度の気流がポイントで他メーカーの同じ温度で気流だけ変化させるものとは一線を画す。

霧ヶ峰FZの気流温度

ムーブアイ極も進化

・左右方向のセンシングをより細分化することで解像度を従来比 4 倍に高めた「ムーブアイ極」を搭載
・「ムーブアイ極」がそれぞれの人の手先・足先など細部までの温度変化を測り、業界で初めて暑い・寒いと感じる個人の温度の感じ方の違いを判断
・判断結果に合わせて左右のファンで違う風量の風を送ることにより、それぞれの人に合わせ た温度空間をつくり快適性を向上

プロペラ形状のファンへ

霧ヶ峰のエアコンのプロペラ

この形にすることで、送風音の抑制だけでなく大風量も実現。

熱交換器の形状も今までに類を見ないW字型に変わった。

これにより約5分の1にあたる22%もアップ→さらなる省エネへ

さらに詳しく知りたい方は、2016年三菱電機・霧ヶ峰FZのFZシリーズは50年ぶりの世界初へ

富士通Xシリーズも特徴あり↓

富士通ゼネラルXシリーズ独自のデュアルブラスター

デュアルブラスターの可動イメージ

左右にあるサイドファンの事である。ここからの独自気流により快適な空調を実現。

暖房時

暖房時の気流

「デュアルブラスター」からの “室温気流” が、 “暖房気流” を押え込むように吹き出し、足元から暖める床暖房のような暖かみが得られる。

冷房時

冷房時の気流

「デュアルブラスター」からの “室温気流” が、 “冷房気流” より下向きに吹き出すことにより、人に直接冷風を当てることなく控えめな運転でも緩やかな空気の流れで、快適な涼感が得られる。

センサー

霧ヶ峰FZ:ムーブアイ極

富士通X:3Dセンシングシステム

霧ヶ峰FZの場合

世界初・異なる温度での同時吹き分け

性能解説

まず断トツで全メーカーから抜け出たのが霧ヶ峰FZの新機能世界初・異なる温度での同時吹き分けである。その他の全メーカーは大まかに言えば温度が同じで気流や強さだけを変えている状態だ。

人によって体感温度は違う。今までは、どちらかが寒くても(暑くても)どちらかが我慢しなければならなかった。それを改善。

まずこれが大きな違い。

センサーの特徴

霧ヶ峰FZのムーブアイ極は人の体の部位を0.1℃単位まで検知して自動で快適に吹き分けるという特徴なのだが、2016年版の場合は解像度を従来比の4倍にすることで

それぞれの人の手先・足先など細部までの温度変化を測り、業界で初めて暑い・寒いと感じる個人の温度の感じ方の違いを判断できるまでになった。

例えば、ムーブアイが人を検知し、それぞれの体感温度が異なると判断した場合は、左右の風の強さを自動的に変えて、異なる温度で個別に空調可能。

一方、ゼネラルXシリーズの場合

3Dセンシングシステム

富士通ゼネラルの3Dセンシング

富士通ゼネラルXシリーズの特徴の一つとして、リモコンの裏面に温度センサーがあり、リモコン付近(人のいる場所)の温度を認識して温度調整してくれる点。

この3Dというのは、エアコン本体のセンサー(部屋の温度)と床温度(足もとの温度)センサー、リモコンセンサーの3つ(空間)を合わせた機能であることがわかる。

温度設定の正確さに関してはゼネラルXの方が上だが、リモコンをおかしな場所に置かないようにしなければならない。

リモコンの違い

霧ヶ峰FZ:タッチパネル式

富士通X:従来の高級機種のリモコンのスタイル

霧ヶ峰FZの場合

FZシリーズのリモコン

パッと見でわかる通りボタンがかなりシンプル。

ボタンがなくなった分は液晶に出る絵と文字の一覧表示から直感操作可能。

指で液晶ボタンをタッチして操作できるため、以前のようにリモコンのボタンを何度も押す手間もはぶけ、わかりやすく簡単に操作できる。

リモコン2リモコン3

ちなみに2016年現在、タッチパネル式リモコンがあるのは、この三菱電機だけである。

 ラインナップ

霧ヶ峰FZシリーズ

MSZFZ4016S  MSZFZ5616S

MSZFZ6316S  MSZFZ7116S

MSZFZ8016S  MSZFZ9016S

6~29畳まで。すべて200Vタイプ。

富士通Xシリーズ

ASX22F ASX25F ASX28F ASX40F2 ASX56F2 ASX63F2 ASX71F2 ASX80F2

6畳から26畳まで。型番の最後に2が付いているのが200Vでその他は100V。

室外機のサイズ

霧ヶ峰FZシリーズ室外機

2016霧ヶ峰FZシリーズ室外機(すべての畳数で同じ大きさ)

富士通Xシリーズ

2016年富士通ゼネラルXシリーズ室外機

それぞれ畳数によって大きさが違う。

※例  S22STESの場合22型2.2kWタイプ=6畳

22(6畳用) 25(8畳用) 28(10畳用) 36(12畳用) 40(14畳用) 56(18畳用) 63(20畳用) 71(23畳用) 80(26畳用) 90(29畳用)