どちらも2016年版の最上位シリーズ
両メーカー共にセンサー(カメラ)の性能が優れていて、三菱電機・霧ヶ峰はFZシリーズは2016年版で世界初の技術を取り入れたことに注目。
電気代が安いので長期的に見れば、電気代を含めた値段も計算に入れると格安機種と変わらない。つまり格段に快適な省エネタイプ(上位機種)を選んだ方が得な場合が多い。
霧ヶ峰FZシリーズ室内機
日立XJシリーズ室内機
スターホワイトとシャインベージュの2色あり。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
霧ヶ峰のMSZ-FZV6316Sと日立RAS-XJ63F2の違い
スペック
表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコン年間電気代の簡単な調べ方
まずは2016年版で驚きの新システムを搭載してきた霧ヶ峰の新型ファンについて 飛ばして次のセンサーの項目へ
世界初。左右独立駆動の『パーソナルツインフロー』
写真の3の部分にプロペラを新搭載。
これにより異なる温度の気流を作れるようになった。異なる温度の気流がポイントで他メーカーの同じ温度で気流だけ変化させるものとは一線を画す。
ムーブアイ極も進化
・左右方向のセンシングをより細分化することで解像度を従来比 4 倍に高めた「ムーブアイ極」を搭載
・「ムーブアイ極」がそれぞれの人の手先・足先など細部までの温度変化を測り、業界で初めて暑い・寒いと感じる個人の温度の感じ方の違いを判断
・判断結果に合わせて左右のファンで違う風量の風を送ることにより、それぞれの人に合わせ た温度空間をつくり快適性を向上
プロペラ形状のファンへ
この形にすることで、送風音の抑制だけでなく大風量も実現。
熱交換器の形状もW字型に変わった。
約5分の1にあたる22%もアップ→省エネへ
さらに詳しく知りたい方は、2016年三菱電機・霧ヶ峰のFZシリーズは50年ぶりの世界初へ
霧ヶ峰:ムーブアイ極
日立:くらしカメラ4
霧ヶ峰の場合
ムーブアイ極
体の部位の温度・床や壁、窓、ドア、天井の温度・人の位置や活動量・間取り・日射・距離
世界初・異なる温度での同時吹き分け
日立の場合
くらしカメラ4で検知できるもの
家具・人の位置/足もと・距離・活動量(人の動きの多い・少ない)・日差し・人数・人の周囲温度・熱源・気流の通り道(家具の位置や形状を検知)
床の種類・天井の温度・下がり壁・吊り戸棚・窓の位置
性能解説
上の太文字が2016年版から搭載された新機能。まず断トツで全メーカーから抜け出たのが霧ヶ峰の新機能世界初・異なる温度での同時吹き分けである。その他の全メーカーは大まかに言えば温度が同じで気流や強さだけを変えている状態だ。
人によって体感温度は違う。今までは、どちらかが寒くても(暑くても)どちらかが我慢しなければならなかった。それを改善。
まずこれが大きな違い。
センサー(カメラ)の特徴
霧ヶ峰のムーブアイ極は人の体の部位を0.1℃単位まで検知して自動で快適に吹き分けるという特徴なのだが、2016年版の場合は解像度を従来比の4倍にすることで
それぞれの人の手先・足先など細部までの温度変化を測り、業界で初めて暑い・寒いと感じる個人の温度の感じ方の違いを判断できるまでになった。
ムーブアイが人をふたり検知し、それぞれの体感温度が異なると
判断した場合は、左右の風の強さを自動的に変えて、異なる温度で個別に空調可能。
一方の日立は気流の細やかさに重点を置いている。ソファやテーブルなどの家具のや形状も検知して自動で快適気流できる特徴に加え
2016年版は床の種類、天井の温度や下がり壁ま
で検知可能。
なぜ床の種類なのか?
暖房時は床の表面温度が同じでも床の種類によって『接触温冷
感』が異なる事に着目しフローリングでも素足で過ごせる暖房
機能へ進化。
霧ヶ峰の場合は床の温度は検知できるが種類までは検知できない。
特徴的な6枚のフラップ
日立の気流の仕組みなどに関してもう少し詳しく知りたい方は日立2015年RAS-X40E2と2016年RAS-X40F2の違いへ
リモコンの違い
霧ヶ峰:タッチパネル式
日立:従来のリモコンのスタイル
霧ヶ峰の場合
パッと見でわかる通りボタンがかなりシンプル。
ボタンがなくなった分は液晶に出る絵と文字の一覧表示から直感操作可能。
指で液晶ボタンをタッチして操作できるため、以前のようにリモコンのボタンを何度も押す手間もはぶけ、わかりやすく簡単に操作できる。
ちなみに2015年現在、タッチパネル式リモコンがあるのは、この三菱電機だけである。
日立の場合
細長くて持ちやすいリモコン。
エリア指定
霧ヶ峰の場合
通常は自動でも十分効果を体感できるがエリア指定も可能。リモコンでエリアを指定する事で場所ごとに違う体感温度を調整できる(業界初)
例えば暖房の場合、寒がりな人がテーブルにいる場合その場所だけ温度を高めに、ソファに座っている人には温度を低めにという事が可能になる。
※人の居場所に関係なく指定したエリアを中心に風を届けて調節するモードなので人が移動しても追いかけて風を送る事はない。【別で風よけモードもあり】
日立の場合
2016年版から【風よけエリアセレクト】が可能になった。
※写真ではリモコンの下が途切れているが下半分にボタンあり
風をよけたい場所をリモコンで設定(風あても可能)
9パターンから選べる(14畳以上の機種)
※2.2~3.6kW(6~12畳)は前後左右の4通り
もちろん暖房・冷房どちらも可能