日立のXシリーズは最上位機種でパナソニックX(CXR)シリーズは上から二番目の高級クラス。
日立(白くまくん)Xシリーズ室内機
スターホワイトのみ。
パナソニックXシリーズ室内機
ホワイトのみ。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
日立RAS-X22FとパナソニックCS-226CXRの違い
以下、日立:、パナソニック:と省略して記載。
スペック
※冷房と暖房の項目が逆なので注意。能力の平均は同じだが
カッコの中の最大・最小運転能力に注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。
表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方
どのメーカーかも決まってない方は参考に⇒ エアコンメーカーを鬼比較!
各メーカーの売り
日立:くらしカメラ4(下記、センサー項目参照)
パナソニック:ナノイー センサーの項目へ飛ぶ
ナノイーとは
目に見えない空気の汚れを抑制。
まず大まかにイオン系かどうかで分かれる。パナソニックはナノイーを気流に乗せて部屋全体に行きわたらせ除菌というイメージ。
日立:くらしカメラ4
パナソニック:ひと・ものセンサーと温冷感センサー
日立の場合
検知可能なものは、家具・人の位置/足もと・距離・活動量(人の動きの多い・少ない)・日差し・人数・人の周囲温度・熱源・気流の通り道(家具の位置や形状を自動検知)・床の種類・天井の温度・下がり壁・吊り戸棚・窓の位置
パナソニックの場合
検知可能なものは、人の位置と活動量(人の動きの多い・少ない)・人の周囲温度(温冷感)・日差し(エコナビ)・家具の位置(手動)
性能解説
上の太文字が2016年版から搭載された新機能。
パナソニックの温冷感センサー
2016年版Xシリーズから新たに採用された。このセンサーにより人が「暑い」と感じているのか「寒い」のかを見分ける事が出来るようになった。その方法はセンサーにより人の体の表面と周囲の温度を測定しその温度差から放熱量を計算して判断するとの事。
これによって、さらに細かい気流制御が可能になり、一人ひとりの快適性向上。
日立の特徴の一つはソファやテーブルなどの家具のや形状も検知して自動できる点。
2016年版はさらに床の種類、天井の温度や下がり壁ま
で検知可能。
なぜ床の種類なのか?
暖房時は床の表面温度が同じでも床の種類によって『接触温冷
感』が異なる事に着目しフローリングでも素足で過ごせる暖房
機能へ進化。
日立Xシリーズの特徴的な6枚のフラップ
日立の気流の例1(気流の通り道)
くらしカメラ4(ものカメラ)により、家具の位置や形状を検知、『気流の通り道』を認識。
『ものカメラ』は家具の位置や形状を検知する。
それによって気流の通り道を見つけ、効率よく風を循環させることができるようになった。冬は家具に邪魔されないようにうまく足元を温めてくれるなど、自動ですべてやってくれるのだ。
暖房時のイメージ写真
冷房時のイメージ写真
独自のフラップにより上の写真のような気流や、さらなるきめ細かな気流で快適な空調が可能。
一方、パナソニックXシリーズの場合はエアコン室内機の据え付け位置をリモコン操作でセット後に家具の位置設定が出来る仕組み(自動ではなく手動設定)
間取りを検知
日立:新・間取りサーチ
パナソニック:なし
これは日立独自の機能といってもいいだろう。
部屋の形と大きさを検知、送風すべき範囲を自動認識してパワーとスイング幅を自動調整。
カメラ(センサー)性能の結論
日立の方が性能が良い。
それ以外の日立の特徴
日立のステンレス・クリーンシステム
他メーカーにない日立の特徴としてエアコンへのステンレスの使用がある。これによりエアコン本体の除菌・防汚の効果あり。エアコン内部を空気が通るため間接的に綺麗な空気を部屋に送れるという事。
また、今までエアコン内部の掃除で困った事がある人には嬉しいコーティングである。
パナソニックのナノイーは空中除菌なのに対して日立はステンレスによる汚れを直接寄せ付けない効果あり(汚れないわけではない)
リモコンの違い
日立: 液晶バックライトなし・蓄光ボタンなし
パナソニック: 液晶バックライトあり・蓄光ボタンなし
バックライトありの場合は、就寝時(電気を消して暗い時)のエアコン操作に便利。
フィルター自動掃除の方式の違い
まず日立Xシリーズがフィルター自動掃除の中でもダストボックス方式と呼ばれる一般的なもの。
文字どおりダストボックスがエアコン本体の内部に内蔵されているタイプ。これを外してホコリだけゴミ箱へ捨てる事ができる。
自動排出方式と言うのは、エアコンの内部に小さな掃除機が付いていて自動でホコリを外に出すイメージだ。
実は自動排出方式には専用のホースが一本つく。
シャープもこのタイプの機種があるし、ダイキンも加湿タイプは同じく専用ホースが必要になる。
ケースとしては少ないが隠蔽配管になってる建物などでは工事不可なので注意が必要である。
標準工事の場合は普通は室内機と室外機をつなぐホースが壁を貫通してすぐ外に出ているのだが、壁の中に埋まって見えないケースがある。
これが隠蔽配管だ。
建物内部、天井裏や下を通るケースもありさまざま。
自動排出方式の利点はやはりダストボックスのゴミ捨ての必要ないという事に尽きるが、もしキッチンの近くに設置するなど、油汚れなどが管の中に長年付着してきた場合はどうするかなども考える必要があるかもしれない。
こちらも参考に⇒エアコン配管(化粧)カバーは掃除方式によっては必ずつけるべき
この点は買う人の判断になる。