両機種ともに下(安い)から二番目の機種である。
メーカーごとに売りとしているポイントが違うのでしっかり把握すべし。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
MSZ-P284とCS-J285Cを鬼比較
パナソニックのJシリーズと三菱電機Pシリーズ。
パナソニックはナノイーで有名。
ナノイーは色んな家電に搭載されていて除菌や美肌にも効果があると宣伝されているが、効果が目に見えてわかるものではないので迷う人もたくさんいるだろう。
目に見えないものなので賛否両論はあるが、これは買う人が判断すればいい事。厳密には効果はある。
エアコンの場合、カビ抑制や臭いの除去などにも効果があるとされる。
センサー
三菱電機P:ムーブアイ
パナJ:なし
まず一番大きな違いがセンサーの有無だ。
三菱電機Pの場合
三菱電機・霧ヶ峰は全メーカーの中でも一番センサーの性能を特化させている。
このPシリーズの場合
具体的には人の体感温度、状態だけでなく、間取り、壁、床、天井までの距離まで感知可能。
ただ注意点はこのムーブアイの感知する範囲は広角約160度の範囲と言う点。
エアコンの真横までは感知できないのでそこも考慮した方がいい。
だが、具体的にこれで何がいいかと言うと
人の場所も感知してくれる事で
風当て・風よけも可能になるという事。
さらに『ムラなし』という設定でムーブアイが部屋の中で人がいることが多い生活エリアを学習してくれるのだ。生活エリアの温度ムラを抑える気流でも運転可能。
気流制御
三菱電機P:自然風とムーブアイとハイブリッド運転
パナJ:特になし
三菱電機Pの場合
リモコンの自然風ボタンを押すことで風向が自動になり、自然のリズムで風速も変化させる運転になる。
しかもムーブアイが部屋の人数を感知し、複数人いる場合は左右風向フラップもスイングするという徹底ぶり。
ムーブアイによる人の場所感知で風当て・風よけも可能。さらにムーブアイによる体感温度をチェックしながらの、ハイブリッド運転(下記説明参照)も可能。
除湿
三菱電機P:選べる3モード除湿(弱・標準・強)
パナJ:冷房除湿・弱除湿(2段階)
大した差ではない。
両機種とも再熱除湿方式ではないので、部屋が若干寒くなる可能性あり。
設定できる温度単位
三菱電機P:0.5℃単位
パナJ:1℃単位
切り忘れ防止機能⇒こちらも参考に⇒各メーカーの切り忘れ防止機能まとめ
三菱電機P:あり
パナJ:なし
コーティングの場所
両機種とも熱交換器に簡易的なコーティングが施されている。三菱電機Pにはさらに『ファン』の部分にハイブリッドナノコーティングがされていて、汚れにくくなっている。
ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓
自動運転
自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。
三菱電機P:ハイブリッド運転
パナJ:あり
三菱電機・霧ヶ峰のハイブリッド運転とは?
ムーブアイによって体感温度をチェックしながらの、2 つの運転(「冷房」と「爽風」)を自動切替え機能。
暖房運転時は部屋の上下の温度ムラを検知すると自動でサーキュレーター運転に切り替えてくれるのだ。
除湿を使いたい場合除湿ボタンを押す必要がある。
パナJの場合
室内・室外温度に応じて、除湿、冷房、暖房のいずれかを選択してくれる便利な機能。
ちなみにパナJには送風ボタンはない。
これは使う人の好みで選ぶべきだろう。
入・切タイマー
設定した時間に運転を入れる/切る機能。
三菱電機P:併用可(入タイマー10分単位・切タイマー0.5時間単位
パナJ:併用可(両方10分単位)
おやすみ機能
おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。
三菱電機P:ねむり運転
パナJ:あり
三菱電機のPの場合
三菱電機のねむり運転は約30分間はねむりボタンを押す前の設定温度で運転を続け、30分後にねむり運転の設定温度に切り替わるというもの。
Pシリーズ:冷房・除湿・暖房・ハイブリッド冷房・ハイブリッド暖房中に設定可能。ハイブリッド運転に関しては上記説明参照。
パナJの場合
パナソニックの場合、1時間後や2時間後に『切』という設定ができ
しかもおやすみ切タイマー運転中に温度を調節するとエアコンが学習して次の運転から自動調節してくれる、という優れもの。
内部クリーン(乾燥)
エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。機種によって基本運転時間の差がある。
三菱電機P:平均40分
パナJ:最長90分(におい除去の場合約20分。下記説明参照)
三菱電機Pの場合
冷房(3分以上)または除湿(6分以上)運転続けた後、停止させると運転がはじまる。
パナJの場合
通常の内部クリーン(乾燥)を機能させるためにはパナJの場合、設定で乾燥有にする必要がある。
冷房または除湿運転を30分以上続けた後、停止させると運転がはじまる。ただパナJにはもっと時間が短くて良い機能におい除去がある
リモコンににおい除去ボタンが付いていて、それを押すことで約20分間におい除去運転(送風→暖房→送風)をした後自動停止。
実はパナソニックの場合さらにさらに簡易的な『においカット運転』というのもついている(設定でなしにする事も可)。
これは本体内部についた生活臭(化粧品やペット臭など)が風とともに出るのを防ぐため、約1分間は風がでない。
・もちろん両機種ともに内部クリーンの解除も設定可能。
据え付け位置の設定
エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定
三菱電機P:できる
パナJ:できる
三菱電機PとパナJの共通項目
左右風向切り替え自動・据え付け位置の設定できる
生産地
三菱電機P:日本製(付属品の一部のぞく)
パナJ:中国製
型番
三菱電機P
MSZ-P224,MSZ-P254,MSZ-P284,MSZ-P364,MSZ-P404S,MSZ-P564S
同じく6畳から18畳まで。型番の最後にSが付くのが200V 、その他は100V
ホワイト色のみ。
パナJ
CS-J225C,CS-J255C,CS-J285C,CS-J365C2,CS-J405C2,
CS-J565C2,
6畳から18畳用まで。型番の最後に2が付いてるのが200V の意味。その他は100V。
ホワイト以外にベージュ色あり。