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ダイキンS22STAXSとパナCS225CXの違い

両シリーズとも2015年モデルで主に住宅設備向けで販売されているフィルター自動掃除付きエアコン。

ダイキンAXシリーズ(ダストボックスタイプ)とパナソニックCX【X】シリーズ(自動排出方式)比較。

ダイキンAXシリーズの室内機

2015ダイキンAXシリーズ室内機

パナソニックXシリーズの室内機

5CXシリーズ室内機(すべての畳数で同じ大きさ)

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

ダイキンS22STAXSとパナCS225CXの違い

どちらも各シリーズの上から2番目の高級シリーズ。

以下、ダイキンAXとパナCXと呼ぶことにする。

スペック

S22STAXSのスペック

CS-225CXのスペック

※冷房と暖房の項目が逆なので注意。カッコの中の最大・最小運転能力に注目。最大運転能 力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能 が良くなる。

表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方

エアコン室内機・室外機セットの値段をチェックする



まず両メーカーの売り

ダイキン:ストリーマ

パナソニック:ナノイー

ストリーマとは?

ストリーマとはダイキン独自の技術で、フィルターに捕獲したダニ(フン・死骸)・カビ・花粉等を強力に分解する。部屋の空気だけでなく、機械内部にもストリーマを照射することで、カビ菌・ニオイの原因菌を分解・除去する※追記 新型コロナウイルスの抑制にダイキンのストリーマは効果があるのか?実験結果では、ストリーマを1時間照射することにより新型コロナウイルスは93.6%不活化させ、3時間照射することにより99.9%以上を不活化されたと発表された!

というもの。

ナノイーとは?

水に包まれたイオンを気流に乗せて部屋中に飛ばす事で、見えない空気の汚れを抑制するというもの。

浮遊菌、付着菌、カビ菌、アレル物質(花粉)、ウィルス、脱臭、美肌、美髪に効果があるとされる。※追記 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を対象に、帯電微粒子水「ナノイーX」を曝露した場合と曝露しない場合で比較実験を行い、2時間で99.99%抑制という効果が確認された!イオン濃度が高い方が細菌やウイルスの抑制や不活化に有効なので、最近発売されたパナソニックのエオリアシリーズから搭載されはじめたナノイーX搭載の機種がおすすめ。

ちなみにどちらのシリーズも単独運転可能だ。

自動掃除の方式の違い

まずダイキンAXがフィルター自動掃除の中でもダストボックス方式と言われるもの。

文字どおりダストボックスがエアコン本体の内部に内蔵されているタイプで数年に一度はダストボックスを取り外して捨てるのが標準的な目安だ。(ダイキンの場合10年間ゴミ捨て不要と記載あり、下記説明参照)

CXが自動排出方式と言われイメージとしてエアコンの内部に小さな掃除機が付いていてホコリを外に出す。

実は自動排出方式には専用のホースが一本つく。

シャープもこのタイプの機種があるし、ダイキンも加湿タイプは

同じく専用ホースが必要になる。

この点で建物の数は少ないが隠蔽配管になってる建物などでは工事不可!

なので注意が必要だ。

標準工事の場合は普通は室内機と室外機をつなぐホースが壁を貫通してすぐ外に出ているのだが、壁の中に埋まって見えないケースがある。

これが隠蔽配管だ。

隠ぺい配管

隠ぺい配管

建物内部、天井裏や下を通るケースもありさまざま。

自動排出方式の利点はやはりゴミ捨てが必要ないという事に尽きるが、もしキッチンの近くに設置するなど、油汚れなどが管の中に長年付着してきた場合はどうするかなども考える必要があるかもしれない。

こちらも参考に⇒エアコン配管(化粧)カバーは掃除方式によっては必ずつけるべき

この点は買う人の判断になる。

その他の違いを詳しくみていこう。

センサー

ダイキンAX:人感センサー

パナCX:日射センサー・ひと、ものセンサー・床温センサー

ダイキンAXの場合

人の動きに合わせてエアコンの左・中央・右へ気流吹き分け可能。

2つの設定『エリア』『スポット』を選べる、エリア設定は人に風を直接あてないモードでスポットにすると人に風が直接当たるモード。

そして人の不在を検知して自動停止、消し忘れ防止機能もあり。

パナCXの場合

日射センサーとは

日差しの具合を感知し温度を自動調節し無駄な運転を抑える機能。

具体的にはエコナビボタンを押すことでオン・オフ可能。

冷房・除湿時:曇りの日や夜は、約1~2℃高めに、暖房時:晴れた日の昼間は、約1℃低めに。さらに外の明るさに合わせて本体ランプの明るさも自動調整。

ひと・ものセンサーとは

熱の動きから人とものを見分け、人がいるエリアに絞って冷暖房を行い、高い節電効果も期待できる。

床温センサー

足元周りの温度を検知する事で足元が寒い時は暖房を強くして暖かさをキープする。

パナCXには人の在・不在を検知するセンサーもついており、人がいなくなったら運転をセーブ、長時間戻らない時には自動で停止ができる。

気流制御

ダイキンAX:サーキュレーション気流

パナCX:足元/天井気流・ロングワイド気流

ダイキンAXの場合

大風量で部屋の隅々まで気流を循環させ温度ムラの少ない快適な環境にしてくれる機能。暖房時は天井に気流を沿わせるコアンダ構造、気流を回す下吸い込み構造、大風量を生むシャープクロスフローファンによって可能になった。

最大12メートル先まで気流を届ける事が可能(14畳以上の機種)。最大180度ワイド(左右)に気流の向きが調節可能。

パナCXの場合

足元気流

冬は冷えやすい足元へ集中して温風を届けるというもの。

天井気流

カタログには夏は気流を頭上へ集中させて天井からふりそそぐ涼風をつくります。となっているが具体的に言うと上下風向版が大きいからこの気流制御ができるのだ。気流制御で有名なシャープも同じく大きい。

ロングワイド気流

ロング設定で前方向へ最大15メートル先まで(暖房時)。 しかも最大180度ワイドに風を届けられるというもの。

除湿

ダイキンAX:さらら除湿

パナCX:選べる除湿

ダイキンAXの場合

ダイキンのさらら除湿はハイブリッド方式という他のメーカーにない特殊な方法を取っている。必要な除湿量に応じて熱交換器の全体、または一部だけを冷やして無段階コントロールで除湿するのだ。

さらに2015年から登場したダイキンの新機能

デシクル制御によって更に湿度制御ができるようになった。具体的には2014年までのダイキンの湿度制御技術は設定温度に達すると除湿できない欠点があったのだが、それを改善して設定温度に到達した後も除湿できるようになったというもの。

パナCXの場合

冷房除湿モードと衣類乾燥モード、除湿モードを3種類選べるのだが再熱除湿方式ではない独自の方法をとっている。

3種類のタイプとは『除湿』と『冷房除湿』と『衣類乾燥』

に分かれており

このランクのシリーズの場合『除湿』でも標準~マイナス3℃の範囲で調整可能。

『冷房除湿』では16℃~30℃の範囲で温度調節可能。

『衣類乾燥』は温度調節は出来ないが、洗濯物や布団を乾かすための強力な除湿モードだ。梅雨時は除湿機を買おうかどうしようか悩む人は多いがっ手っ取り早くエアコン一台で済ませたい!という場合このシリーズが良い。

カタログには『再熱除湿ではありません』と明記されていため、パナソニックも独自の方式。

室温と湿度のバランスを考える新しい除湿となっており、エアコンが室温と湿度の両方をチェックしながら、快適性の指標の快適ゾーンになるように制御するというもの。

※再熱除湿・各メーカーの除湿方式について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。

エアフィルター

ダイキンAX:フッ素コーティングフィルター

パナCX:銀イオンフィルター

フッ素加工することで、油分を含んだホコリもとれやすい。

銀イオンにすることで除菌の効果あり。

さらにパナCXの場合ほこりをかき取るときに照射するUV(紫外線)によって、菌の繁殖が抑制される。(パナ独自)

エアフィルター以外の付属フィルター

ダイキンAX:チタンアパタイトフィルター(10年交換不要)

パナCX:空気清浄フィルター(交換は2年に一度)

一番手前にあるエアフィルターは全メーカーついている。

イメージ写真↓

img_airfilter

これの奥につけるフィルターの事だ。

エアコン本体に対してパナの空気清浄フィルター

カバーを開けてフィルター設置のイメージ写真↓

空気清浄フィルタ

ダイキン エアコン用光触媒集塵・脱臭フィルターKAF046A41↓

KAF046A41

チタンアパタイトで、カビ菌と悪臭の原因となる成分などを吸着。

暖房に特化した機能

ダイキンAX:あり

パナCX:あり

ダイキンAXの場合

翌朝暖房という機能(名称)になっており、約1分で温風を吹き出させることが可能。暖房の余熱で前日霜取りをすることで翌朝のスピード暖房が可能になるというもの。

パナCXの場合

すぐでる暖房とすぐでる冷房という機能あり。

従来のエアコンの場合、暖かい温風が出るまで時間がかかっていたものが大幅に時間短縮できるようになった。

朝に運転をオンにする時間をエアコンが学習する事と室外機の余熱運転の組み合わせで、これを可能にしている。

約35℃足元暖房とあったかチャージという機能もあり文字通り、パワフルな足元暖房を実現したというものと、あったかチャージとは、室温が低下する霜取り運転時、あらかじめ部屋を暖めておくことで、体感温度や室温の低下を抑えてくれるというもの。

高温パトロールモード

ダイキンAX:あり

パナCX:なし

これは部屋が高温・多湿になると音声でお知らせしてくれて冷房運転にしてくれるというものだ。

もしそうなった場合は『室温が高くなりました、冷房運転を開始します』とエアコンから音声が流れる仕組み。

音声アドバイス機能

ダイキンAX:あり

パナCX:なし

ダイキンAXの場合、エアコンが室内の温度や湿度、野外温度の変化、冷やしすぎなどを検知して、より快適な運転に切り替えるきっかけをつくってくれる。

例えば

室内よりも室外温度が低くなった場合(冷房時のみ):『設定温度よりも室外温度が低くなりました』

エアコンの目標電気代を設定した場合:『目標電気代の約50パーセントに到達しました』など。

ちなみにリモコンを操作した場合も音声でお知らせしてくれる。

例えば

フィルター自動掃除開始時:『フィルター掃除運転を開始します』など。

ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓

自動運転

自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。

ダイキンAX:快適自動運転

パナCX:自動運転+各センサー

ダイキンAXの場合

室内、室外温度に応じて、除湿、冷房、暖房のいずれかを選択してくれる。

さらに人感センサーによる吹き分けも可能(上記センサー参照)。

パナCXの場合

室内、室外温度に応じて、除湿、冷房、暖房のいずれかを選択してくれる。

日射センサー・ひと、ものセンサー・床温センサーによってさらに快適に自動で吹き分けしてくれる。

具体的には足元の温度をセンサーが見張って暖かさをキープ、日射が強くなると暖房を控えめに、天井や壁の輻射熱を学習して最適パワーで運転、人の居場所にしぼって冷暖房、人の居場所が変わったら移動も可能。人の活動量(動き)によって冷暖房の強弱も考えてくれて、間取り・家具の位置(生活エリア)をエアコンが学習することで無駄なエリアへの運転をカット。

おやすみ機能

おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。使い方を間違うと逆に寝苦しくなる可能性があり注意が必要。

ダイキンAX:快眠運転

パナCX:おやすみ切タイマー

ダイキンの場合

冷房・暖房運転時に、快眠ボタンを押し1時間刻みで運転を切る設定可能。約3時間かけて設定温度を2℃下げていき、起床時刻の約一時間前から設定温度を1℃自動的に上げる。これにより快眠が可能になるという事だ。

パナの場合

パナソニックの場合、1時間後や2時間後に『切』という設定ができ

しかもおやすみ切タイマー運転中に温度を調節するとエアコンが学習して次の運転から自動調節してくれる、という優れもの。

設定できる温度の単位

ダイキンAX:0.5℃単位

パナCX:1℃単位

フィルター自動お掃除時間

ダイキンAX:約11分

パナCX:約16分~60分

ダイキンの場合

積算時間に応じて約1日運転した後に停止で掃除運転を始める。

もしダイキンの自動内部クリーンを『入』にしていた場合、冷房・ドライ運転停止後に乾燥運転約100分あり。

パナCXの場合

運転条件によりフィルター掃除の時間、本体内部お掃除運転(内部クリーン)の時間が変わる。フィルター掃除を『念入り』に設定も可能。その場合約150分になる。

内部クリーン(乾燥)

エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。機種によって基本運転時間の差がある。

ダイキンAX:約100分

パナCX:約40分~85分

・もちろん両シリーズともに内部クリーンの解除も設定可能。

カビみはり

パナCXの特徴的な機能。部屋の温度・湿度を検知してエアコン内部にカビが成長しやすい状態かどうかをみはるというもの。

ダイキンAX:なし

パナCX:あり

カビが成長しやすい状態が累積で12時間を超えると、ひと・ものセンサーで人がいないと判断した時に約40分間運転する。

リモコン液晶のバックライト

ダイキンAX:あり

パナCX:あり

ダストボックスサイン

自動でフィルター掃除したホコリをダストボックスにためるが、エアコン本体のおそうじランプが光る事で掃除の時期をおしえてくれる。

ダイキンAX:あり

パナCX:ダストボックス自体なし

ダイキンAXの場合

ダストボックス内にホコリがたまるか、またはダストブラシが汚れるとランプが点滅。積算時間で測るタイプではないようだ。ちなみにダイキンのフィルター掃除と言えば10年ゴミ捨て不要をうたい文句にしている事で有名。

ダストボックスのサイン以外にストリーマのお掃除サインもある。このストリーマユニットの掃除をおこたるとストリーマ放電できなくなるので効果がなくなってしまう。

1800時間以上運転するとランプが点滅して教えてくれる。

ストリーマユニットの掃除について詳しく知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・ 一覧の

一番下から二番目『エアコン掃除・クリーニング 』を参考に
していただきたい。

ちなみにナノイーのユニット交換は必要なし。

ダイキン独自の2015年新機能

高外気タフネス冷房という機能がダイキンのFシリーズ以上からついた(室外機)。どういうものかと言うと外気温45℃での冷房運転に対応できるようになったというもの。ベランダや住宅の隙間など、熱がこもりやすい場所でも快適な冷房運転可能。

パワフルモード

ダイキンAX:あり

パナCX:あり

パナCXの場合

暖房・冷房運転中に『もっと』ボタンを押すことでより強力な温風・冷風が吹き出し(暖房:45分、冷房:30分)自動で元の運転に戻る。

据え付け位置の設定

エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定

ダイキンAX:できる

パナCX:できる

家具の位置の設定

ダイキンAX:できない

パナCX:できる

リモコンで家具の有無・位置を細かく設定可能。家具のあるエリアを避けて人に風が届く風向を自動で選んでくれる。

ダイキンAXとパナCXの共通項目

新冷媒R32使用・上下左右風向切り替え自動・入/切タイマー併用可・ランドリーモードあり・リモコンホルダー付属

生産地

ダイキンAX:日本製(リモコンは除く)

パナCX:日本製(付属品の一部に海外製品)



型番

ダイキンAX

S22STAXS S25STAXS S28STAXS S36STAXS S40STAXS S40STAXP S56STAXP S63STAXP S71STAXP S80STAXP S40STAXV S56STAXV S63STAXV S71STAXV S80STAXV

6畳から26畳用まで。最後の型番Sが室内電源100V。Pとなっているのは室内電源200Vという意味。そしてVが室外電源200V

パナCX

CS225CX,CS255CX,CS285CX,CS365CX,CS405CX,

CS285CX2,CS365CX2,CS405CX2,CS565CX2,

CS635CX2,CS715CX2,CS805CX2

6畳から26畳用まである。最後の型番が2となっているのは200Vという意味でその他は100V。

室外機

ダイキンAX

2015ダイキンAXシリーズ室外機

※それぞれ畳数によって大きさが違う。

パナCX

2015パナソニックXシリーズ室外機

※例  S22STESの場合22型2.2kWタイプ=6畳

22(6畳用) 25(8畳用) 28(10畳用) 36(12畳用) 40(14畳用) 56(18畳用) 63(20畳用) 71(23畳用) 80(26畳用) 90(29畳用)

2016年CS226CX(上)と2015年CS225CX(上)の違い

追加された機能があって、重要な変化なので要チェック。

2016年Xシリーズ

6CXシリーズ室内機(すべての畳数で同じ大きさ)

2015年Xシリーズ

6CXシリーズ室内機(すべての畳数で同じ大きさ)

サイズとデザインに変わりなし。

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

2016年CS226CX(上)と2015年CS225CX(上)の違い

スペック

CS226CXのスペック

  1. CS225CXのスペック

2016年版に新しく搭載された温冷感センサーとは?

このセンサーにより人が「暑い」と感じているのか「寒い」のかを見分ける事が出来るようになった。その方法はセンサーにより人の体の表面と周囲の温度を測定しその温度差から放熱量を計算して判断するとの事。

パナソニックの温冷感センサー
これによって、さらに細かい気流制御が可能になり、一人ひとりの快適性向上。

2015年版に搭載されていた床温センサーよりもさらに人に直接配慮された作りになっている。

しずかモードの追加

新たに気流制御の見直しを行うことで、快適性はそのままに実感音(SONE値)約1/5の静かさを実現へ

※騒音レベルを表わす単位はdBだが、実際耳に聞こえる音の大きさとして定められた尺度が、音の感覚量SONE(ソーン)値である。最近新たに出てきた言葉と単位。

新たな気流制御では、運転スタートから設定温度への到達スピードを高め、設定温度に到達すると運転音を最小に抑えた運転を行います。さらに、お好みのタイミングですぐに「しずか」運転ができるよう、ワンボタンで静音化する「しずかモード」も搭載しました。「今すぐ静かにしてほしい」などといったニーズにも対応可能です。

パナソニック公式サイトより抜粋(温冷感センサーについても詳しく記載あり)

つまり、リモコンに『しずか』ボタンも追加された。

パナソニックエアコンの2016年静かボタン

2016年版は設定温度への到達スピードアップ

独自の6倍速制御により、冷房時の立ち上がりスピードを高速化。

型番

2016年版

CS-226CX CS-256CX CS-286CX CS-366CX CS-406CX CS-286CX2 CS-366CX2 CS-406CX2 CS-566CX2 CS-636CX2 CS-716CX2 CS-806CX2

6畳から26畳用まである。最後の型番が2となっているのは200Vという意味でその他は100V。

2015年版

CS-225CX,CS-255CX,CS-285CX,CS-365CX,CS-405CX,

CS-285CX2,CS-365CX2,CS-405CX2,CS-565CX2,

CS-635CX2,CS-715CX2,CS-805CX2

6畳から26畳用まである。最後の型番が2となっているのは200Vという意味でその他は100V。



室外機

2016年Xシリーズ室外機(すべての畳数で同じ大きさ)

2016パナソニックXシリーズ室外機

2015年Xシリーズ室外機(すべての畳数で同じ大きさ)

2015パナソニックXシリーズ室外機

室外機のサイズは変わっていない。

パナソニックCS225CXと富士通ASZ22Eの違い

両シリーズとも2015年量販店モデルのフィルター自動掃除付きエアコン。

富士通ゼネラルのノクリアZシリーズ(ダストボックスタイプ)とパナソニックCX【X】シリーズ(自動排出方式)比較。

パナソニックXシリーズの室内機

5CXシリーズ室内機(すべての畳数で同じ大きさ)

2色あり。

富士通ゼネラルZシリーズ室内機

2015富士通ゼネラルZシリーズ室内機

白のみ。

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

パナソニックCS225CXと富士通ASZ22Eの違い

両シリーズ共に各メーカーの上から2番目の上位機種。

以下、パナ:、ゼネラル:と省略して表記する。

スペック

CS-225CXのスペック

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富士通ゼネラル

カッコの中の最大・最小運転能力に注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。

表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方

エアコン室内機・室外機セットの値段をチェックする

自動掃除の方式の違い

まずゼネラルがフィルター自動掃除の中でもダストボックス方式と言われるもの。

文字どおりダストボックスがエアコン本体の内部に内蔵されているタイプ。エアコン本体のサインが光る事でゴミ捨ての時期を教えてくれる。

パナが自動排出方式と言われイメージとしてエアコンの内部に小さな掃除機が付いていてホコリを外に出す。

実は自動排出方式には専用のホースが一本つく。

シャープもこのタイプの機種があるし、ダイキンも加湿タイプは

同じく専用ホースが必要になる。

この点で建物の数は少ないが隠蔽配管になってる建物などでは工事不可!

なので注意が必要だ。

標準工事の場合は普通は室内機と室外機をつなぐホースが壁を貫通してすぐ外に出ているのだが、壁の中に埋まって見えないケースがある。

これが隠蔽配管だ。

隠ぺい配管

隠ぺい配管

建物内部、天井裏や下を通るケースもありさまざま。

自動排出方式の利点はやはりゴミ捨てが必要ないという事に尽きるが、もしキッチンの近くに設置するなど、油汚れなどが管の中に長年付着してきた場合はどうするかなども考える必要があるかもしれない。

こちらも参考に⇒エアコン配管(化粧)カバーは掃除方式によっては必ずつけるべき

この点は買う人の判断になる。

その他の違いを詳しくみていこう。

両メーカーの売り

パナ:ナノイー

ゼネラル:無線(RF)リモコン

ナノイーとは?

水に包まれたイオンを気流に乗せて部屋中に飛ばす事で、見えない空気の汚れを抑制するというもの。

浮遊菌、付着菌、カビ菌、アレル物質(花粉)、ウィルス、脱臭、美肌、美髪に効果があるとされる。※追記 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を対象に、帯電微粒子水「ナノイーX」を曝露した場合と曝露しない場合で比較実験を行い、2時間で99.99%抑制という効果が確認された!イオン濃度が高い方が細菌やウイルスの抑制や不活化に有効なので、最近発売されたパナソニックのエオリアシリーズから搭載されはじめたナノイーX搭載の機種がおすすめ。

ちなみにナノイーだけの単独運転可能だ。

無線(TF)リモコンとは?

無線の特性を利用したもので、エアコンの方向にリモコンを向けなくても障害物があってもリモコンを押すだけで動作するというもの。

例えば隣の部屋から隣のエアコンを操作できたりするのだ。

富士通ゼネラルだけの特徴。

センサー

パナ:日射センサー・ひと、ものセンサー・床温センサー

ゼネラル:新・不在ECO

パナの場合

日射センサー

日差しの具合を感知し温度を自動調節し無駄な運転を抑える機能。

具体的にはエコナビボタンを押すことでオン・オフ可能。

冷房・除湿時:曇りの日や夜は、約1~2℃高めに、暖房時:晴れた日の昼間は、約1℃低めに。さらに外の明るさに合わせて本体ランプの明るさも自動調整。

ひと・ものセンサー

熱の動きから人とものを見分け、人がいるエリアに絞って冷暖房を行い、高い節電効果も期待できる。

床温センサー

足元周りの温度を検知する事で足元が寒い時は暖房を強くして暖かさをキープする。

ゼネラル場合

2014年まで使われていた不在ECOは、人がいなくなったのを感知して自動的に省エネにしてくれたり、運転を切ってくれる機能だった。具体的な名称はオートセーブとオートオフ。

新・不在ECOになって何が変わったのかというと、

さらに『オートオンオフ』が加わった。

どういうものかと言うと

消し忘れ防止として、部屋に人がいない状態が約30分以上続くと、自動でエアコンを休止、人が戻ってくると運転を再開する機能だ。

設定で変更可能。

気流制御

パナ:足元/天井気流・ロングワイド気流

ゼネラル:特になし

パナの場合

足元気流

冬は冷えやすい足元へ集中して温風を届けるというもの。

天井気流

カタログには夏は気流を頭上へ集中させて天井からふりそそぐ涼風をつくります。となっているが具体的に言うと上下風向版が大きいからこの気流制御ができるのだ。気流制御で有名なシャープも同じく大きい。

ロングワイド気流

ロング設定で前方向へ最大15メートル先まで(暖房時)。 しかも最大180度ワイドに風を届けられるというもの。

除湿

パナ:選べる除湿

ゼネラル:選べる除湿モード

パナの場合

快適除湿モード・冷房除湿モード・弱除湿モードの3種類だが再熱除湿方式ではない独自の方法をとっている。室温と湿度のバランスを考えるという新しい除湿方法。

快適除湿モードとはエアコンが不快指数を考えて室温と湿度の両方をチェックしながら室温をあまり下げずに湿気をカットするというもの。

ゼネラルの場合

普通のソフトクール除湿と再熱除湿を選べる。

再熱除湿・各メーカーの除湿方式について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。

エアフィルター

パナ:銀イオンフィルター

ゼネラル:一般的なエアフィルター

銀にすることで、除菌、防汚、油分を含んだホコリもとれやすくなる。

エアフィルター以外の付属フィルター

パナ:空気清浄フィルター(交換は2年に一度)

ゼネラル:なし

一番手前にあるエアフィルターは全メーカーついている。

イメージ写真↓

img_airfilter

これの奥につけるフィルターの事だ。

エアコン本体に対してパナの空気清浄フィルター

カバーを開けてフィルター設置のイメージ写真↓

空気清浄フィルタ

切り忘れ防止機能⇒こちらも参考に⇒各メーカーの切り忘れ防止機能まとめ

パナ:あり

ゼネラル:あり

イオン

パナ:ナノイー

ゼネラル:プラズマイオン

富士通ゼネラルのプラズマイオンはっきり言って簡易的なイオンで気休め程度と思っておいていいだろう。

エアコンでイオン系のメーカーと言えばパナソニックとシャープでこの2つのメーカーには適わない。

一応補足すると富士通ゼネラルのプラズマイオンというのは

低濃度のオゾンを放出することで空気をきれいに深呼吸したくなる空気へ、と謳っている。

節電お知らせ機能

パナ:なし

ゼネラル:あり

エアコンの運転状態や部屋の状況によって、節電につながる情報をお知らせしてくれるというもの。今まで気づかなかった節電方法もわかる。

さらに操作内容を音声でおしらせ。

もちろん音声を切る事も可能。さらに音量の変更も可能。

リモコンのバックライト

パナ:あり

ゼネラル:なし

ゼネラルのリモコンに特徴あり

いるコン

リモコンに温度センサーがついているようなもので、エアコン本体周辺の温度ではなく、人のいる場所の温度を検知して設定温度を制御するというもの。

ただその特性上、人の近くにリモコンがある前提になる。

プチポン(別売り)

これも無線に関連するのだが、小さな四角いオンとオフのみのスイッチが付属している。それがプチポン。

運転と停止ができる無線スイッチのようなもの。

例えば玄関にこれを一つ置いておけば、帰って来てこのプチポンの運転スイッチを入れればエアコンが付く仕組みだ。

暖房に特化した機能

パナ:あり

ゼネラル:このシリーズ自体が東北電力推薦暖房エアコン

パナの場合

パナにはすぐでる暖房とすぐでる冷房いう機能あり。

従来のエアコンの場合、暖かい温風が出るまで時間がかかっていたものが大幅に時間短縮できるようになった。

朝に運転をオンにする時間をエアコンが学習する事と室外機の余熱運転の組み合わせで、これを可能にしている。

約35℃足元暖房とあったかチャージという機能があり

文字通り、パワフルな足元暖房を実現したというものと、あったかチャージとは、室温が低下する霜取り運転時、あらかじめ部屋を暖めておくことで、体感温度や室温の低下を抑えてくれるというもの。

ゼネラルの場合

あったかキープ暖房という名称がついているが、パナと何が違うのか。ゼネラルの場合は暖房運転をしながら室外機で除霜運転をしてくれるので室温が下がりにくい。その点の性能としてはこちらの方が上になる。

耐塩害仕様室外機

パナ:×

ゼネラル:◯

カタログに小さく書かれているが、『サビに強い耐触熱交換器を採用し、外郭部分はすべて両面塗装。耐久性が強く、塩害に強さを発揮します。』との事。よく言われるが海沿いはさびやすいので、海沿いにエアコンを設置する場合は重要なポイント。

ちなみに島でエアコンが高いのはすべて塩害使用になってるから、という理由もある。

ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓

自動運転

自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。

パナ:自動運転+各センサー

ゼネラル:あり

パナの場合

冷房・暖房・除湿の中から自動選択される。さらに日射センサー・ひと、ものセンサー・床温センサーによってさらに快適に自動で吹き分けしてくれる。

具体的には足元の温度をセンサーが見張って暖かさをキープ、日射が強くなると暖房を控えめに、天井や壁の輻射熱を学習して最適パワーで運転、人の居場所にしぼって冷暖房、人の居場所が変わったら移動も可能。人の活動量(動き)によって冷暖房の強弱も考えてくれて、間取り・家具の位置(生活エリア)をエアコンが学習することで無駄なエリアへの運転をカット。

ゼネラルの場合

冷房・暖房・除湿の中から自動選択される。

メーカーや機種の違いで自動運転の方法にも違いがるのでしっかりチェックすべし。

おやすみ機能

おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。使い方を間違うと逆に寝苦しくなる可能性があり注意が必要。

パナ:おやすみ切タイマー

ゼネラル:(下記説明参照)

ゼネラルの場合、具体的には
おやすみボタンを押すごとに
0.5→1→2→3→5→7→9時間まで設定可能

パナの場合

パナソニックの場合、1時間後や2時間後に『切』という設定ができ

しかもおやすみ切タイマー運転中に温度を調節するとエアコンが学習して次の運転から自動調節してくれる、という優れもの。

ゼネラルの場合

冷房運転の場合・30分ごとに設定温度が0.5℃づつ上がる。合計2℃上がった時点でその温度を保ち設定した時間後に自動的に運転を停止。

暖房の場合・30分ごとに設定温度が1℃づつ下がる。合計4℃下がった時点でその温度を保ち設定した時間後に自動的に運転を停止。

フィルター自動お掃除時間

パナ:約16分~60分

ゼネラル:13分

パナの場合

運転条件によりフィルター掃除の時間、本体内部お掃除運転(内部クリーン)の時間が変わる。フィルター掃除を『念入り』に設定も可能。その場合約150分になる。

ゼネラルの場合:

リモコンでフィルター掃除の自動運転頻度の細かい設定可能。

1日8時間程度使用した場合

・標準 約5日に一回フィルター掃除

・短め 約3日に一回フィルター掃除

・長め 約8日に一回フィルター掃除

自動内部クリーンを『入』に設定していた場合、冷房・ドライ運転停止後に乾燥運転約90分あり。

・どちらも自動で運転させるかどうかは細かくリモコンで設定可能。

内部クリーン(乾燥)

エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。機種によって基本運転時間の差がある。

パナ:約40分~85分

ゼネラル:約90分

パナの場合はナノイーを放出しながら内部クリーンを行うのでカビ菌の除去に効果がある。

ちなみにゼネラルの場合内部クリーン中にイオンは出ない。

・もちろん両シリーズともに内部クリーンの解除も設定可能。

カビみはり

パナの特徴的な機能。部屋の温度・湿度を検知してエアコン内部にカビが成長しやすい状態かどうかをみはるというもの。

パナCX:あり

ゼネラル:なし

カビが成長しやすい状態が累積で12時間を超えると、ひと・ものセンサーで人がいないと判断した時に約40分間運転する。

ダストボックスサイン

パナ:ダストボックス自体なし

ゼネラル:あり

自動でフィルター掃除したホコリをダストボックスにためるが、どちらもエアコン本体のおそうじランプが光る事で掃除の時期をおしえてくれる。

ゼネラルの場合

エアコンの運転時間が約1万時間を超えると本体のサインが光る。

設定できる温度単位

パナ:1℃

ゼネラル:0.5℃

パワフルモード

パナ:あり

ゼネラル:あり

パナの場合

暖房・冷房運転中に『もっと』ボタンを押すことでより強力な温風・冷風が吹き出し(暖房:45分、冷房:30分)自動で元の運転に戻る。

ゼネラルの場合

リモコンにハイパワーボタンあり。部屋の温度や運転時間により自動的に解除される。

据え付け位置の設定

エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのかをリモコンで設定する。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定

パナ:できる

ゼネラル:できる

ゼネラルには人感センサーの設定もある

部屋全体を感知できるようにセンサーの操作部を指で押して検知方向を合わせる必要がある。(最初は中央に設定されている)

もし部屋の端っこ(右端か左端)にエアコンを設置する場合忘れずにこれを指で動かして設定する事。

家具の位置の設定

パナ:できる

ゼネラル:できない

パナの特徴的な機能。リモコンで家具の有無・位置を細かく設定可能。家具のあるエリアを避けて人に風が届く風向を自動で選んでくれる。

パナとゼネラルの共通項目

新冷媒R32使用・上下左右風向切り替え自動・入/切タイマー併用可

生産地

パナ:日本製(付属品の一部に海外製品)

ゼネラル:中国製



型番

パナCX

CS225CX CS255CX CS285CX CS365CX CS405CX CS365CX2 CS405CX2 CS565CX2 CS635CX2 CS715CX2 CS805CX2

6畳から26畳まで。型番の最後に2が付いてるのが200V の意味。その他は100V。

ゼネラルZ

ASZ22E ASZ25E ASZ28E ASZ40E2 ASZ56E2 ASZ63E2 ASZ71E2 ASZ80E2

6畳から26畳まで。型番の最後に2が付いてるのが200V の意味。その他は100V。

室外機

パナCX

2015パナソニックXシリーズ室外機

ゼネラルZ

2015富士通ゼネラルZシリーズ室外機

※それぞれ畳数によって大きさが違う。

※例  S22STESの場合22型2.2kWタイプ=6畳

22(6畳用) 25(8畳用) 28(10畳用) 36(12畳用) 40(14畳用) 56(18畳用) 63(20畳用) 71(23畳用) 80(26畳用) 90(29畳用)

パナCS225CXと霧ヶ峰MSZJXV225の違い

両シリーズとも2015年住宅設備向けモデルでフィルター自動掃除付きエアコン。

三菱電機の霧ヶ峰JXVシリーズ(ダストボックスタイプ)とパナソニックCX【X】シリーズ(自動排出方式)比較

霧ヶ峰JXVシリーズの室内機

2015三菱電機JXVシリーズ室内機

2色あり。

パナソニックXシリーズの室内機

5CXシリーズ室内機(すべての畳数で同じ大きさ)

2色あり。

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

パナCS225CXと霧ヶ峰MSZJXV225の違い

型番の最後のwはホワイトの意味。

両シリーズ共に各メーカーの上から2番目の上位機種である。

以下、パナCXと霧ヶ峰JXVと呼ぶことにする。

スペック

MSZ-JXV225のスペック

CS-225CXのスペック

※冷房と暖房の項目が逆なので注意。能力の平均は同じだが
カッコの中の最大・最小運転能力に注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。

表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方

エアコン室内機・室外機セットの値段をチェックする

自動掃除の方式の違い

まず霧ヶ峰JXVがフィルター自動掃除の中でもダストボックス方式と言われるもの。

文字どおりダストボックスがエアコン本体の内部に内蔵されているタイプ。エアコン本体のサインが光る事でゴミ捨ての時期を教えてくれる。

CXが自動排出方式と言われイメージとしてエアコンの内部に小さな掃除機が付いていてホコリを外に出す。

実は自動排出方式には専用のホースが一本つく。

シャープもこのタイプの機種があるし、ダイキンも加湿タイプは

同じく専用ホースが必要になる。

この点で建物の数は少ないが隠蔽配管になってる建物などでは工事不可!

なので注意が必要だ。

標準工事の場合は普通は室内機と室外機をつなぐホースが壁を貫通してすぐ外に出ているのだが、壁の中に埋まって見えないケースがある。

これが隠蔽配管だ。

隠ぺい配管

隠ぺい配管

建物内部、天井裏や下を通るケースもありさまざま。

自動排出方式の利点はやはりゴミ捨てが必要ないという事に尽きるが、もしキッチンの近くに設置するなど、油汚れなどが管の中に長年付着してきた場合はどうするかなども考える必要があるかもしれない。

こちらも参考に⇒エアコン配管(化粧)カバーは掃除方式によっては必ずつけるべき

この点は買う人の判断になる。

その他の違いを詳しくみていこう。

両メーカーの売り

パナソニック:ナノイー

霧ヶ峰:ムーブアイ極

ナノイーとは?

水に包まれたイオンを気流に乗せて部屋中に飛ばす事で、見えない空気の汚れを抑制するというもの。

浮遊菌、付着菌、カビ菌、アレル物質(花粉)、ウィルス、脱臭、美肌、美髪に効果があるとされる。※追記 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を対象に、帯電微粒子水「ナノイーX」を曝露した場合と曝露しない場合で比較実験を行い、2時間で99.99%抑制という効果が確認された!イオン濃度が高い方が細菌やウイルスの抑制や不活化に有効なので、最近発売されたパナソニックのエオリアシリーズから搭載されはじめたナノイーX搭載の機種がおすすめ。

ちなみにどちらのシリーズも単独運転可能だ。

ムーブアイ極とは?↓

センサー

パナCX:日射センサー・ひと、ものセンサー・床温センサー

霧ヶ峰JXV:ムーブアイ極

パナCXの場合

日射センサーとは

日差しの具合を感知し温度を自動調節し無駄な運転を抑える機能。

具体的にはエコナビボタンを押すことでオン・オフ可能。

冷房・除湿時:曇りの日や夜は、約1~2℃高めに、暖房時:晴れた日の昼間は、約1℃低めに。さらに外の明るさに合わせて本体ランプの明るさも自動調整。

ひと・ものセンサーとは

熱の動きから人とものを見分け、人がいるエリアに絞って冷暖房を行い、高い節電効果も期待できる。

床温センサー

足元周りの温度を検知する事で足元が寒い時は暖房を強くして暖かさをキープする。

霧ヶ峰JXVの場合

ムーブアイ極

霧ヶ峰JXVの場合

霧ヶ峰JXVのムーブアイ極は人の体の部位の温度を0.1℃単位まで見分け、状態だけでなく、間取り、壁、床、天井までの距離、日射熱まで感知可能。

ただ注意点はこのムーブアイの感知する範囲は広角約160度の範囲と言う点。

しかも

風当て・風よけも可能。人のいる場所を避けて風を送る事もできるのだ。

気流制御

パナCX:足元/天井気流・ロングワイド気流

霧ヶ峰JXV:ムーブアイによる細かい気流制御可能

パナCXの場合

足元気流

冬は冷えやすい足元へ集中して温風を届けるというもの。

天井気流

カタログには夏は気流を頭上へ集中させて天井からふりそそぐ涼風をつくります。となっているが具体的に言うと上下風向版が大きいからこの気流制御ができるのだ。気流制御で有名なシャープも同じく大きい。

ロングワイド気流

ロング設定で前方向へ最大15メートル先まで(暖房時)。 しかも最大180度ワイドに風を届けられるというもの。

だが、霧ヶ峰の人感センサーによる風の吹き分けには、まだ適わない。

除湿

パナCX:選べる除湿

霧ヶ峰JXV:さらっと除湿冷房(再熱除湿)

パナCXの場合

快適除湿モード・冷房除湿モード・弱除湿モードの3種類だが再熱除湿方式ではない独自の方法をとっている。室温と湿度のバランスを考えるという新しい除湿方法。

快適除湿モードとはエアコンが不快指数を考えて室温と湿度の両方をチェックしながら室温をあまり下げずに湿気をカットするというもの。

霧ヶ峰JXVの場合

冷房ボタン一つで冷房と除湿を自動で切り替えてくれる便利な機能。特に梅雨時は冷房にすればいいのか除湿にすればいいのか迷う場合が多いと思うが、これだと悩む必要はない。

湿度の範囲も設定可能で10%単位で40~60まで選べる。

コーティングの場所

コーティングによって除菌、防汚、さび付きにくさなどが変わってくる。

パナCX:熱交換器

霧ヶ峰JXV:熱交換器とファンと通風路

だが、パナソニックにはナノイーがあるので、一概にこれだけで良し悪しは決められない。

エアフィルター

パナCX:銀イオンフィルター

霧ヶ峰JXV:抗菌・金属コートフィルター

どちらも一般的なフィルターではなく、除菌、防汚、油分を含んだホコリもとれやすいタイプ。

エアフィルター以外の付属フィルター

パナCX:空気清浄フィルター(交換は2年に一度)

霧ヶ峰JXV:帯電ミクロフィルター(右1個)

一番手前にあるエアフィルターは全メーカーついている。

イメージ写真↓

img_airfilter

これの奥につけるフィルターの事だ。

エアコン本体に対してパナの空気清浄フィルター

カバーを開けてフィルター設置のイメージ写真↓

空気清浄フィルタ

帯電ミクロフィルターのイメージ写真↓

帯電ミクロフィルター

霧ヶ峰JXVの場合一個ついている。

エアコンの内部を風が通るので当然大きい方が効果がある。

清掃のしやすさ

パナCX:標準的

霧ヶ峰JXV:はずせるボディ

パナソニックの方は通常の一枚の風向板でとりはずす事はできない。

霧ヶ峰JXV『はずせるボディ』というのがある。

風向版が半分に分かれており、手前2枚奥に2枚で計4枚↓

霧ヶ峰のはずせるボディ

上下風向版の4枚を取り外して洗えるという事だ。

左右風向版は片方のロックを外して手前に引き出すことでエアコン内部を清掃できるようになる。

今までこの部分を気にしていた人は嬉しいかも知れないが

繊細な部分なので壊さないように注意。

自然風・2か所同時吹き分け

霧ヶ峰JXVの4枚風向版だから可能になる特徴の一つ。匠フラップという名前がついているが、左右のフラップを別々に絶妙に動かす事で自然な風が感じられるというもの。上下風向版が半分に分かれているからこそ2か所の別の方向へ風を送れるのだ。

切り忘れ防止機能⇒こちらも参考に⇒各メーカーの切り忘れ防止機能まとめ

パナCX:あり

霧ヶ峰JXV:あり

リモコンのバックライト

パナCX:あり

霧ヶ峰JXV:あり

リモコンの蓄光ボタン

パナCX:なし

霧ヶ峰JXV:あり

暖房に特化した機能

パナCX:あり

霧ヶ峰JXV:あり

パナCXにはすぐでる暖房とすぐでる冷房いう機能あり。

従来のエアコンの場合、暖かい温風が出るまで時間がかかっていたものが大幅に時間短縮できるようになった。

朝に運転をオンにする時間をエアコンが学習する事と室外機の余熱運転の組み合わせで、これを可能にしている。

約35℃足元暖房とあったかチャージという機能があり

文字通り、パワフルな足元暖房を実現したというものと、あったかチャージとは、室温が低下する霜取り運転時、あらかじめ部屋を暖めておくことで、体感温度や室温の低下を抑えてくれるというもの。

霧ヶ峰JXVの場合

ピンポイント暖房

ムーブアイ極が体の部位の温度を細かく測定。足先が冷えていればそこに温風を自動であててくれる。三菱電機Xの場合は吹き出し部の温度が最高60℃に達する事を押している。

室温キープシステム

霜取り運転前にあらかじめ室温を上昇させることで、霜取り運転時に暖房を一時的に停止することによる室温低下を抑制。つまり、暖房は一時停止するが、それを補うための機能。

ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓

自動運転

自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。

パナCX:自動運転+各センサー

霧ヶ峰JXV:冷房時(暖房時は自動でサーキュレーター運転併用)

パナCXの場合

日射センサー・ひと、ものセンサー・床温センサーによってさらに快適に自動で吹き分けしてくれる。

具体的には足元の温度をセンサーが見張って暖かさをキープ、日射が強くなると暖房を控えめに、天井や壁の輻射熱を学習して最適パワーで運転、人の居場所にしぼって冷暖房、人の居場所が変わったら移動も可能。人の活動量(動き)によって冷暖房の強弱も考えてくれて、間取り・家具の位置(生活エリア)をエアコンが学習することで無駄なエリアへの運転をカット。

三菱電機の場合

霧ヶ峰JXVはハイブリッド運転という機能も売りにしている。

これは冷房と送風を自動的に切り替えてくれる便利な機能だ。

暖房運転時には部屋の上下の温度ムラを検知すると自動でサーキュレーター運転に切り替えてくれるのだ。

霧ヶ峰JXVは除湿ボタンを押すことで除湿可能。

メーカーや機種の違いで自動運転の方法にも違いがるのでしっかりチェックすべし。

おやすみ機能

おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。使い方を間違うと逆に寝苦しくなる可能性があり注意が必要。

パナCX:おやすみ切タイマー

霧ヶ峰JXV:みまもり快眠+寝返り検知

パナの場合

パナソニックの場合、1時間後や2時間後に『切』という設定ができ

しかもおやすみ切タイマー運転中に温度を調節するとエアコンが学習して次の運転から自動調節してくれる、という優れもの。

霧ヶ峰JXVの場合

冷房・除湿・暖房・ハイブリッド冷房・ハイブリッド暖房中に設定可能(ハイブリッド運転については上記『ハイブリッド運転』参照)

他のメーカーにはない、この機能の特徴は
冷房・暖房・除湿/ハイブリッド暖房運転時は、約30分間はねむりボタンを押す前の設定温度・除湿の強さで運転が続く点。
30分経過後に設定温度になるので慣れるまで使い方に注意。

※追記分:Xシリーズと一つ上のランクのZWシリーズの場合

ハイブリッド冷房運転時は、ムーブアイで睡眠の状態を検知しながら、設定温度と風向きを変更する運転。睡眠の状態に応じて1~3時間、設定温度を少し下げて眠りやすい環境にし、その後元の設定温度に戻し、さらに0~2時間後からねむり運転の設定温度へ徐々に変化させる運転(つまり眠りに適した温度環境を作る)

さらにムーブアイ極によって、寝返りを検知したとき自然風モードで風当てを行う事があるという徹底ぶり。これも体感温度が高いと検知された場合だ。

フィルター自動お掃除時間

パナCX:約16分~60分

霧ヶ峰JXV:約2分30秒

パナCXの場合

運転条件によりフィルター掃除の時間、本体内部お掃除運転(内部クリーン)の時間が変わる。フィルター掃除を『念入り』に設定も可能。その場合約150分になる。

霧ヶ峰JXVの場合:

前回のフィルターおそうじメカ運転からのエアコンの運転積算時間
が24時間を超えたときは、運転停止後に自動で行う。24時間未
満のときは行わない。(内部クリーン設定をしている場合は内部クリーン時間約55分の後にフィルター掃除が始まる)

・どちらも自動で運転させるかどうかは細かくリモコンで設定可能。



内部クリーン(乾燥)

エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。機種によって基本運転時間の差がある。

パナCX:約40分~85分

霧ヶ峰JXV:約55分

パナCXの場合はナノイーを放出ながら、霧ヶ峰JXVの場合はピュアミストイオンを放出しながら(カビクリーンシャワー)内部クリーンを行うのでカビ菌の除去に効果がある。

・もちろん両機種ともに内部クリーンの解除も設定可能。

カビみはり

パナCXの特徴的な機能。部屋の温度・湿度を検知してエアコン内部にカビが成長しやすい状態かどうかをみはるというもの。

パナCX:あり

霧ヶ峰JXV:なし

カビが成長しやすい状態が累積で12時間を超えると、ひと・ものセンサーで人がいないと判断した時に約40分間運転する。

ダストボックスサイン

パナCX:ダストボックス自体なし

霧ヶ峰JXV:あり

自動でフィルター掃除したホコリをダストボックスにためるが、どちらもエアコン本体のおそうじランプが光る事で掃除の時期をおしえてくれる。

霧ヶ峰JXVの場合

約1万時間運転でお手入れランプ点灯。点灯したまま約1500時間運転するとフィルター掃除の運転はしなくなる。

設定できる温度単位

パナCX:1℃

霧ヶ峰JXV:0.5℃

パワフルモード

パナCX:あり

霧ヶ峰JXV:あり

パナCXの場合

暖房・冷房運転中に『もっと』ボタンを押すことでより強力な温風・冷風が吹き出し(暖房:45分、冷房:30分)自動で元の運転に戻る。

据え付け位置の設定

エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定

パナCX:できる

霧ヶ峰JXV:できる

家具の位置の設定

パナCX:できる

霧ヶ峰JXV:できない

リモコンで家具の有無・位置を細かく設定可能。家具のあるエリアを避けて人に風が届く風向を自動で選んでくれる。

パナCXと霧ヶ峰JXVの共通項目

新冷媒R32使用・上下左右風向切り替え自動・入/切タイマー併用可

生産地

パナCX:日本製(付属品の一部に海外製品)

霧ヶ峰JXV:日本製(付属品の一部は除く)

型番

パナCX

CS225CX,CS255CX,CS285CX,CS365CX,CS405CX,

CS285CX2,CS365CX2,CS405CX2,CS565CX2,

CS635CX2,CS715CX2,CS805CX2

6畳から26畳まで。すべて室内電源。型番の最後に2が付いてるのが200V の意味。その他は100V。

霧ヶ峰JXV

MSZJXV225  MSZJXV255  MSZJXV285  MSZJXV365

MSZJXV285S  MSZJXV365S MSZJXV405S MSZJXV565S

6畳から18畳まで。型番の最後にSが付いてるのが200V の意味。その他は100V。

室外機

霧ヶ峰JXV

2015三菱電機JXVシリーズ室外機

※畳数によって大きさが違う。

パナCX

2015パナソニックXシリーズ室外機

大きさは1種類のみ。

※例  S22STESの場合22型2.2kWタイプ=6畳

22(6畳用) 25(8畳用) 28(10畳用) 36(12畳用) 40(14畳用) 56(18畳用) 63(20畳用) 71(23畳用) 80(26畳用) 90(29畳用)