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寒冷地向けエアコン・パナソニックCS-UX255C2(上)と日立RAS-ZD25E2(上)の違い

どちらも暖房特化モデルの2シリーズのうちの上位機種である。

パナソニックUXシリーズのフィルター掃除方式が自動排出方式となっている点に注意。しっかり把握すべし。

パナソニックのUXシリーズが2015年4月の発売で、日立の方が2014年発売、2016年1月現在まだどちらも販売されている(日立のZDシリーズの場合は2015年発売の最新機種もあり)

Panasonic UXシリーズの室内機

パナソニック2015年UXシリーズ室内機(すべての畳数で同じ大きさ)

日立ZDシリーズ室内機

2015日立・暖房エアコンZDシリーズ室内機

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

寒冷地向けエアコン・パナソニックCS-UX255C2(上)と日立RAS-ZD25E2(上)の違い

以下、Panasonic:、日立:と省略して表記。

スペック

CS-UX255C2のスペック

RAS-ZD25E2のスペック

カッコの中の最大・最小運転能力にも注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。

※どちらも200V機種

表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方

エアコン室内機・室外機セットの値段をチェックする

フィルター掃除方式の違い 飛ばして次の項目へ

Panasonic:自動排出方式

日立:ダストボックス式

ダストボックス式とは文字どおりダストボックスがエアコン本体の内部に内蔵されているタイプで数年に一度はダストボックスを取り外して捨てるのが標準的な目安だ。

自動排出方式とはエアコンの内部に小さな掃除機が付いていてホコリを外に出す。

実は自動排出方式には専用のホースが一本つく。

シャープもこのタイプの機種があるし、ダイキンも加湿タイプは

清掃用ではないが同じく専用ホースが必要になる。

この点でケースとしては少ないが隠蔽配管になってる建物などでは工事不可!

なので注意が必要である。

標準工事の場合は普通は室内機と室外機をつなぐホースが壁を貫通してすぐ外に出ているのだが、壁の中に埋まって見えないケースがある。

これが隠蔽配管だ。

隠ぺい配管

隠ぺい配管

建物内部、天井裏や下を通るケースもありさまざま。

自動排出方式の利点はやはりゴミ捨てが必要ないという事に尽きるが、もしキッチンの近くに設置するなど、油汚れなどが管の中に長年付着してきた場合はどうするかなども考える必要があるかもしれない。

こちらも参考に⇒エアコン配管(化粧)カバーは掃除方式によっては必ずつけるべき

この点は買う人の判断になる。

速暖機能

Panasonic:すぐでる暖房

日立:スピード暖房

すぐでる暖房

従来のエアコンの場合、暖かい温風が出るまで時間がかかっていたものが大幅に時間短縮できるようになった。

朝に運転をオンにする時間をエアコンが学習する事と室外機の余熱運転の組み合わせで、これを可能にしている。

スピード暖房

特に変わった説明はナシ。

外気温-25℃で運転可能

外気温が低いほど暖房能力が下がってしまうが、かなりの低温でも運転可能にするためには室外機にもそれなりの仕組みが必要である。

Panasonic: 〇

日立: 〇

互角。

暖かさを長続きさせるための機能

Panasonic: ハイブリッドエネチャージシステム

日立: デュアルバイパス暖房

Panasonicのエネチャージシステムとは?

従来のエアコンは室外機の霜取りをする必要がある場合は暖房を止めざるを得なかった。なので暖房にもかかわらず数分間冷風がでる場合があったのだが、エネチャージシステムの場合、捨てられていた熱を有効利用することで暖房を止めずに運転。

UXシリーズは蓄熱ヒーターを新しく搭載することによりハイブリッドエネチャージシステムへ進化している

より暖かさをキープできるという画期的な機能。

暖房を重視したい地域などでは重要な項目になる。

日立のデュアルバイパス暖房とは?

名前は難しいが、要するにノンストップ暖房の事。Panasonicのエネチャージと似ているが、少し内容が違う。

室外機内部の2つの熱交換器を交互に使って霜取り運転するためにノンストップが実現できるというもの。これにより霜取り時に特有の暖房運転停止(数分間)を回避するわけだ。

鬼比較の真骨頂

カタログなどを参考にする場合は小さな文字の注釈も大事である。※を見ればあれ!?思ったのと少し違った、という事がたまに起きる。

今回比較している日立の場合、霜取り運転時は室温が約2~3℃下がりますとあるのに対し、Panasonicの方は屋外温度が低い場合、部屋の中がまだ十分に暖まってない場合、などに室温が下がる場合がありますとなっている。微妙な違いだが、この機能でのPanasonicの自信が表れているように思う。

温風機能

Panasonic:もっとモード

日立: 温風プラス

もっとモードとは?

今だけもっと暖めたい時に助かる。例えば「暖房」ボタンで運転中、「もっと」ボタンのひと押しで、暖房をもっと強力に。自動で元に戻る便利な機能。夏は冷房をもっと強力にすることも可能。

外気温-20℃でも最高吹き出し温度約50℃を謳っている。

温風プラスとは?

もっと暖かい風が欲しいと思ったときに便利。リモコンの『温風プラス』ボタンを押すことで吹き出す風の温度が約55℃の高温風運転(外気温-25度でも)を30分間行う。

※温風は日立の方が強いようだ。

その他の特徴的な機能など

Panasonic: ナノイー

日立: ステンレス・クリーンシステム

ナノイーとは

ナノイー

目に見えない空気の汚れを抑制。

今回の2機種で比べた場合、まず大まかにイオン系かどうかで分かれる。日立ZDシリーズは空気清浄イオンの様な物は出ない。一方、パナソニックはナノイーを気流に乗せて部屋全体に行きわたらせ除菌できるというイメージ。

ステンレス・クリーンシステムとは?

白くまくんのステンレス部分

ZDシリーズの場合はフラップ、通風路、フィルターにステンレスを採用。除菌と防汚の効果あり。

※たまにその店独自の機種(型番)が販売されていたりすぐが、同じステンレス・クリーンシステムでもコーティングされてない部分がある点はあまり知られていない。

日立の場合は本体自体への汚れの付着を抑えるタイプ。

ビッグ&ウェーブファンとチタン熱交換器の有無

Panasonic: ×

日立: 〇

さらに日立ZDシリーズの場合はコーティングが強化されている。

ビッグウェーブファン

チタン熱交換器

一方のPanasonicの方は熱交換器に親水コーティングを施してあり、防汚と防カビに効果あり。

パナソニックの特徴でもあるナノイー自体にも除菌などの効果があるため、清潔度は簡単に比較することはできない。

センサー(カメラ)機能

Panasonic: ひと・ものセンサーと床温センサー・(日差しの自動検知あり)

日立: くらしカメラ ツイン(画像カメラ&温度カメラ)・(日差しの自動検知あり)

ひと・ものセンサー

熱の動きから人とものを見分け、人がいるエリアに絞って冷暖房を行い、高い節電効果も期待できる。

 パナソニックエアコンの学習システム

面白い機能が上の写真。人の居場所を学習・記憶することで人のよくいる場所を中心に空調を行う機能。

もちろん、『風あて』『風よけ』の設定も可能でセンサーでひと・ものを検知できるからこその機能となっている。

※家具位置設定が手動で必要

床温度センサーとは?

パナソニックの床温センサー

特に冬に効果を発揮する便利な機能の一つ。例えば床の温度が高く人の動きが多い場合は控えめの暖房に(つまり活動量を検知)

その逆の場合は足元を温めて上半身は暖め過ぎないようにさせる事もできる。もちろん自動だ。

その他、不在省エネ運転と切り忘れ防止のオートオフ機能も可能。

※床温度センサーによる35℃足元暖房も売り

日立のくらしカメラ ツインとは?

くらしカメラツイン

エアコン本体についている画像カメラにより、人の周囲の温度・人数や位置、距離、動き(活動量)、足もとなどをチェックし、自動で温度や風向・風量をコントロールしてくれる便利なカメラ

温度カメラにより、人の周囲温度も検知可能。

こちらもオートセーブ、オートオフあり。

※足もと温度のチェックによる床面温度約30℃も売り

それぞれ特徴があるのでしっかり把握すべし。温度だけ見るとPanasonicの35℃足元暖房の方が効果が上のように感じてしまうが、【足もとの温度と床面温度】は違う。この表現はほぼ互角と思っていいだろう。

間取り サーチ機能の有無

Panasonic: ×

日立: 〇

日立の間取りサーチ

地味に便利な機能。日立の場合、Panasonicのような家具の位置設定が出来ない代わりにこの間取りサーチ機能あり。

上手な使い方のDVD付属

Panasonic: ×

日立: 〇

地味にうれしい付属品だが、使わない人も多いような・・・

ラインナップ

Panasonic UXシリーズ

CS-UX255C2  CS-UX285C2   CS-UX405C2

CS-UX565C2   CS-UX635C2

8畳から20畳用まで。すべて200V。

日立ZDシリーズ

RAS-ZD25E2 RAS-ZD28E2 RAS-ZD40E2 RAS-ZD56E2

8畳から18畳用まで。すべて200V 。

室外機

Panasonic UXの室外機

パナソニック2015年UXシリーズ室外機(すべての畳数で同じ大きさ)

日立ZDの室外機

2015日立・暖房エアコンZDシリーズ室外機

どちらも室外機の大きさは一種類のみ。

霧ヶ峰MSZ-XD255とパナソニックCS-UX255C2の違い

両シリーズとも2015年モデルの寒冷地用エアコンとも言われており暖房に特化したモデルとなっている。

霧ヶ峰はズバ暖という名称もついている。

パナソニックのUXシリーズに関してはフィルター自動清掃方式の中でも自動排出方式を取っており、建物の構造によっては工事不可の場合もあるため、しっかり把握しておく必要がある。

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

霧ヶ峰MSZ-XD255とパナソニックCS-UX255C2の違い

以下、霧ヶ峰:、パナソニック:と省略して表記する。

スペック

MSZ-XD255のスペックCS-UX255C2のスペック

最大の注意点は同じ畳数でもXDが100VでUXが200Vである。期間消費電力量は同じだが、低温時暖房能力はパナUXの方がかなり高い。

まず両メーカーの売り

  • 霧ヶ峰:ムーブアイ(下記センサーの項目参照)
  • パナソニック:ナノイー

パナソニック公式サイト・ナノイーのページへ

フィルター自動清掃方式の違い  飛ばして次の項目へ

霧ヶ峰:ダストボックス方式

パナソニック:自動排出方式

ダストボックス方式とは文字どおりダストボックスがエアコン本体の内部に内蔵されているタイプで数年に一度はダストボックスを取り外して捨てるのが標準的な目安だ。

自動排出方式とはエアコンの内部に小さな掃除機が付いていてホコリを外に出す。

実は自動排出方式には専用のホースが一本つく。

シャープもこのタイプの機種があるし、ダイキンも加湿タイプは

清掃用ではないが同じく専用ホースが必要になる。

この点でケースとしては少ないが隠蔽配管になってる建物などでは工事不可!

なので注意が必要だ。

標準工事の場合は普通は室内機と室外機をつなぐホースが壁を貫通してすぐ外に出ているのだが、壁の中に埋まって見えないケースがある。

これが隠蔽配管だ。

隠ぺい配管

隠ぺい配管

建物内部、天井裏や下を通るケースもありさまざま。

自動排出方式の利点はやはりゴミ捨てが必要ないという事に尽きるが、もしキッチンの近くに設置するなど、油汚れなどが管の中に長年付着してきた場合はどうするかなども考える必要があるかもしれない。

こちらも参考に⇒エアコン配管(化粧)カバーは掃除方式によっては必ずつけるべき

この点は買う人の判断になる。

その他の違いを詳しくみていこう。

センサー  飛ばして次の項目へ

霧ヶ峰:ムーブアイ

パナソニック:日射センサー、ひと・ものセンサー、床温センサー

霧ヶ峰の場合

霧ヶ峰のムーブアイ

霧ヶ峰のムーブアイは人の体感温度、状態だけでなく、間取り、壁、床、天井までの距離まで感知可能でそれにより自動でより快適な吹き分けを可能にしている。

パナソニックの場合

日射センサー

日差しの具合を感知し温度を自動調節し無駄な運転を抑える機能。

具体的にはエコナビボタンを押すことでオン・オフ可能。

冷房・除湿時:曇りの日や夜は、約1~2℃高めに、暖房時:晴れた日の昼間は、約1℃低めに。さらに外の明るさに合わせて本体ランプの明るさも自動調整。

ひと・ものセンサー

熱の動きから人とものを見分け、人がいるエリアに絞って冷暖房を行い、高い節電効果も期待できる。

 パナソニックエアコンの学習システム

面白い機能が上の写真。人の居場所を学習・記憶することで人のよくいる場所を中心に空調を行う機能。

もちろん、『風あて』『風よけ』の設定も可能でセンサーでひと・ものを検知できるからこその機能となっている。

床温度センサーとは?

パナソニックの床温センサー

特に冬に効果を発揮する便利な機能の一つ。例えば床の温度が高く人の動きが多い場合は控えめの暖房に。

その逆の場合は足元を温めて上半身は暖め過ぎないようにさせる事もできる。もちろん自動だ。

上の写真を見ると二か所同時吹き分け可能のような感じに見えてしまうが、二か所同時吹き分け可能なのは霧ヶ峰の方なので注意。

除湿

霧ヶ峰:3種類(弱・標準・強)

パナソニック:3種類

霧ヶ峰の場合

従来の除湿方式なので、部屋が若干寒くなる可能性あり。

再熱除湿・各メーカーの除湿方式について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。

パナソニックの場合

快適除湿モード・冷房除湿モード・弱除湿モードの3種類だが再熱除湿方式ではない独自の方法をとっている。室温と湿度のバランスを考えて自動調整という新しい除湿方法

快適除湿モードとはエアコンが不快指数を考えて室温と湿度の両方をチェックしながら室温をあまり下げずに湿気をカットするというもの。

エアフィルター以外の付属フィルター

霧ヶ峰:帯電ミクロフィルター

パナソニック:空気清浄フィルター(交換は2年に一度)

一番手前にあるエアフィルターは全メーカーついている。イメージ写真

img_airfilter

これの奥につけるフィルターの事だ。

帯電ミクロフィルターのイメージ写真↓

霧ヶ峰の帯電ミクロフィルター

帯電ミクロフィルターとは?

以下、三菱電機(霧ヶ峰)公式サイトより抜粋↓

PM2.5とは、2.5μm以下の微小粒子状物質の総称です。本エアコンで、0.3μm~2.5μmの粒子を約50%キャッチ。
「帯電ミクロフィルター」で、PM2.5、花粉をキャッチ。

パナソニックの空気清浄フィルター

カバーを開けてフィルター設置のイメージ写真↓

空気清浄フィルタ

同じく若干の空気清浄効果あり。

暖房に特化した機能  飛ばして次の項目へ

霧ヶ峰:室温キープシステム・最高60℃温風

パナソニック:ハイブリッドエネチャージ・すぐでる暖房・もっとモード

霧ヶ峰の場合

室温キープシステムとは?

霜取り運転前にあらかじめ室温を上昇させることで、霜取り運転時に暖房を一時的に停止することによる室温低下を抑制。つまり、暖房は一時停止するが、それを補うための機能。

吹き出し部の温度が最高60℃。15分で室温20℃へ が売り。

パナソニックの場合

従来のエネチャージシステムとは?

従来のエアコンは室外機の霜取りをする必要がある場合は暖房を止めざるを得なかった。なので暖房にもかかわらず数分間冷風がでる場合があったのだが、エネチャージシステムの場合、捨てられていた熱を有効利用することで暖房を止めずに運転。

さらにUXシリーズは蓄熱ヒーターを新しく搭載することによりハイブリッドエネチャージシステムへ進化している

より暖かさをキープできるという画期的な機能。

すぐでる暖房(おはようチャージ)

従来のエアコンの場合、暖かい温風が出るまで時間がかかっていたものが大幅に時間短縮できるようになった。

朝に運転をオンにする時間をエアコンが学習する事と室外機の余熱運転の組み合わせで、これを可能にしている。

もっとモードとは?

もっとモードによる足元の温度約40℃が売り。

今だけもっと暖めたい時に助かる。例えば「暖房」ボタンで運転中、「もっと」ボタンのひと押しで、暖房をもっと強力に。自動で元に戻る便利な機能。夏は冷房をもっと強力にすることも可能。

ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓

自動運転

自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。

霧ヶ峰:冷房時(暖房時は自動でサーキュレーター運転併用)+ムーブアイ

パナソニック:自動運転+各センサー

霧ヶ峰の場合

霧ヶ峰はハイブリッド運転という機能も売りにしている。

これは冷房と送風を自動的に切り替えてくれる便利な機能だ。

暖房運転時には部屋の上下の温度ムラを検知すると自動でサーキュレーター運転に切り替えてくれるのだ。

除湿ボタンを押すことで除湿可能。

さらにムーブアイによる自動制御もあり(上記センサーの項目参照)

パナソニックの場合

室内、室外温度に応じて、除湿、冷房、暖房のいずれかを選択してくれる。

(日射センサー、ひと・ものセンサー、床温センサー)によってさらに快適に自動で吹き分けしてくれる。

おやすみ機能

おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。使い方を間違うと逆に寝苦しくなる可能性があり注意が必要。

霧ヶ峰:みまもり快眠

パナソニック:おやすみ切タイマー

霧ヶ峰の場合

冷房・除湿・暖房・ハイブリッド冷房・ハイブリッド暖房中に設定可能(ハイブリッド運転については上記『ハイブリッド運転』参照)

他のメーカーにはない、この機能の特徴は
冷房・暖房・除湿/ハイブリッド暖房運転時は、約30分間はねむりボタンを押す前の設定温度・除湿の強さで運転が続く点。
30分経過後に設定温度になるので慣れるまで使い方に注意。

パナソニックの場合

パナソニックの場合、1時間後や2時間後に『切』という設定ができ

しかもおやすみ切タイマー運転中に温度を調節するとエアコンが学習して次の運転から自動調節してくれる、という優れもの。

設定できる温度の単位

霧ヶ峰:0.5℃単位

パナソニック:1℃単位

フィルター自動お掃除時間

霧ヶ峰:約2分30秒

パナソニック:約16~60分

霧ヶ峰の場合

前回のフィルターおそうじメカ運転からのエアコンの運転積算時間
が24時間を超えたときは、運転停止後に自動で行う。24時間未
満のときは行わない。(内部クリーン設定をしている場合は内部クリーン時間約55分の後にフィルター掃除が始まる)

パナソニックの場合

運転条件によりフィルター掃除の時間、本体内部お掃除運転(内部クリーン)の時間が変わる。フィルター掃除を『念入り』に設定も可能。その場合約150分になる。

・どちらも自動で運転させるかどうかは細かくリモコンで設定可能。

内部クリーン(乾燥)

エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。機種によって基本運転時間の差がある。

霧ヶ峰:約55分

パナソニック:約40分~85分

・もちろん両シリーズともに内部クリーンの解除も設定可能。

リモコン液晶のバックライト

霧ヶ峰:あり

パナソニック:あり

リモコンの蓄光ボタン

真っ暗の場合でも、少しの間ボタンが光ってくれるもの。ボタンが見えなくて明かりをつけるという煩わしさがなくなる。

霧ヶ峰:あり

パナソニック:なし

室外機

霧ヶ峰:凍結防止ヒーター

パナソニック:凍結防止ヒーター

パナソニックの場合

パナソニック室外機の凍結防止ヒーター

室外機の底面に配線した凍結防止ヒーターという新素材を採用している。しかも室外機底面の新形状の開発で、溶けたドレン水の、よりすばやい排出が可能になった。

どちらもヒーター付きで互角と言ってもいいだろう。

据え付け位置の設定

エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定

霧ヶ峰:できる

パナソニック:できる

生産地

霧ヶ峰:日本製(付属品の一部除く)

パナソニック: 日本製(付属品の一部除く)

型番

霧ヶ峰

MSZ-XD225
MSZ-XD255
MSZ-XD285 S
MSZ-XD365 S
MSZ-XD405  S
MSZ-XD565 S

型番の最後にSが付いているのが200Vで、付いていないのが100V

ホワイト色のみ。

パナソニック

CS-UX255C2
CS-UX285C2
CS-UX405C2
CS-UX565C2
CS-UX635C2

ホワイト色のみ。

型番の最後に数字の2があるものが200Vでないのが100V

パナソニック2015年CS-UX255C2と2013年CS-UX253C2の違い

この寒冷地モデルの場合、2015年版の前のモデルが2013年版である。2014年は出ていない。

2015年版になって追加された機能が多いので、しっかりと把握しておくべし。

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

CS-UX255C2と2013年CS-UX253C2の違い

以下、2015年版・2013年版と省略して表記

スペック

CS-UX255C2のスペックCS-UX253C2のスペック

左が2015年版で右が2013年版。

期間消費電力量は少し上がってしまったが、低温時暖房能力がかなり改善されている

新冷媒R32

2015年版: ◯

2013年版: ×

新冷媒について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。

2015年現在では各メーカー新冷媒R32が主流である。

すぐでる冷房・すぐでる暖房(おはようチャージ)

2015年版: ◯

2013年版: ×

朝、よく利用する時間帯をエアコンが学習し、2つまで記
憶。最長60分前から予熱運転を開始し、高速で立ち上が
る「すぐでる暖房(おはようチャージ)」なら、スイッチを入れ
ると、すぐに温風がスタート。夏は「すぐでる冷房」が、
汗だくの帰宅時などに、ひんやりとした冷風をすぐに出してくれる機能。

もっとモード

2015年版: ◯

2013年版: ×

「暖房」もしくは「冷房」ボタンで運転中に「もっと」ボタン
押すと、より強力な温風・冷風が吹き出し(暖房:45分間、
冷房:30分間)、自動で元の運転に戻る。

キープ暖房

2015年版: ◯

2013年版: ×

約35℃足元暖房

2015年版: ◯

2013年版: ×

要するに暖房力がより強くなった。

床温センサー

2015年版: ◯

2013年版: ×

足元まわりの温度を検知。足元が寒い時は暖房を強く
して、暖かさをキープ。

UV&Ag+除菌

2015年版: ◯

2013年版: ×

フィルターお掃除ロボットのお掃除ノズルに新搭載。フィル
ター掃除しながら、除菌効果の高いUV光を照射。除菌効果UP。

今のところエアコンにUVを使っているのはパナソニックだけである。

Ag+除菌フィルター

2015年版: ◯

2013年版: ×

フィルターをAg+(銀イオン)コーティング。

カビみはり

2015年版: ◯

2013年版: ×

温度・湿度をエアコンがチェック。カビが成長しやすい
条件が一定時間(12時間)続くと、自動で「本体内部
おそうじ運転」を始める。

おでかけクリーン

2015年版: ◯

2013年版: ×

部屋のイヤなニオイを脱臭する「ナノイー」送風、フィル
ターの自動お掃除、エアコン内部のカビの成長を抑える
「本体内部おそうじ運転」までを、ボタン1つで実行外出
中のご利用がおすすめで、お部屋の空気もエアコンも、
お留守の間にキレイにしてくれる機能。

UDリモコン(バックライト)

2015年版: ◯

2013年版: ×

UDとはユニバーサルデザインの事。すべての人に使いやすく。2013年版にはリモコンの液晶にバックライトがついていない。

就寝中にエアコン操作をする人にとっては必須だろう。

ラインナップが増えた

2015年版

CS-UX255C2
CS-UX285C2
CS-UX405C2
CS-UX565C2
CS-UX635C2

20畳用の機種が増えた。

2013年版

CS-UX253C2
CS-UX283C2
CS-UX403C2
CS-UX563C2

寒冷地向けエアコン・パナソニックCS-UX255C2(上)と日立RAS-ZD25F2(上)の違い

どちらも暖房特化モデルの2シリーズのうちの上位機種である。

パナソニックUXシリーズのフィルター掃除方式が自動排出方式となっている点に注意。しっかり把握すべし。

Panasonic UXシリーズの室内機

パナソニック2015年UXシリーズ室内機(すべての畳数で同じ大きさ)

日立ZDシリーズ室内機

2016日立・暖房エアコンZDシリーズ室内機

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

寒冷地向けエアコン・パナソニックCS-UX255C2(上)と日立RAS-ZD25F2(上)の違い

以下、Panasonic:、日立:と省略して表記。

スペック

CS-UX255C2のスペック

RAS-ZD25F2のスペック

カッコの中の最大・最小運転能力にも注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。

※どちらも200V機種

日立の方が低温時暖房能力が高い。

表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方

エアコン室内機・室外機セットの値段をチェックする

フィルター掃除方式の違い 飛ばして次の項目へ

Panasonic:自動排出方式

日立:ダストボックス式

ダストボックス式とは文字どおりダストボックスがエアコン本体の内部に内蔵されているタイプで数年に一度はダストボックスを取り外して捨てるのが標準的な目安だ。

自動排出方式とはエアコンの内部に小さな掃除機が付いていてホコリを外に出す。

実は自動排出方式には専用のホースが一本つく。

シャープもこのタイプの機種があるし、ダイキンも加湿タイプは

清掃用ではないが同じく専用ホースが必要になる。

この点でケースとしては少ないが隠蔽配管になってる建物などでは工事不可!

なので注意が必要である。

標準工事の場合は普通は室内機と室外機をつなぐホースが壁を貫通してすぐ外に出ているのだが、壁の中に埋まって見えないケースがある。

これが隠蔽配管だ。

隠ぺい配管

隠ぺい配管

建物内部、天井裏や下を通るケースもありさまざま。

自動排出方式の利点はやはりゴミ捨てが必要ないという事に尽きるが、もしキッチンの近くに設置するなど、油汚れなどが管の中に長年付着してきた場合はどうするかなども考える必要があるかもしれない。

こちらも参考に⇒エアコン配管(化粧)カバーは掃除方式によっては必ずつけるべき

この点は買う人の判断になる。

速暖機能

Panasonic:すぐでる暖房

日立:スピード暖房

すぐでる暖房

従来のエアコンの場合、暖かい温風が出るまで時間がかかっていたものが大幅に時間短縮できるようになった。

朝に運転をオンにする時間をエアコンが学習する事と室外機の余熱運転の組み合わせで、これを可能にしている。

スピード暖房

特に変わった説明はナシ。

外気温-25℃で運転可能

外気温が低いほど暖房能力が下がってしまうが、かなりの低温でも運転可能にするためには室外機にもそれなりの仕組みが必要である。

Panasonic: 〇

日立: 〇

互角。

暖かさを長続きさせるための機能

Panasonic: ハイブリッドエネチャージシステム

日立: デュアルバイパス暖房

Panasonicのエネチャージシステムとは?

従来のエアコンは室外機の霜取りをする必要がある場合は暖房を止めざるを得なかった。なので暖房にもかかわらず数分間冷風がでる場合があったのだが、エネチャージシステムの場合、捨てられていた熱を有効利用することで暖房を止めずに運転。

UXシリーズは蓄熱ヒーターを新しく搭載することによりハイブリッドエネチャージシステムへ進化している

より暖かさをキープできるという画期的な機能。

暖房を重視したい地域などでは重要な項目になる。

日立のデュアルバイパス暖房とは?

名前は難しいが、要するにノンストップ暖房の事。Panasonicのエネチャージと似ているが、少し内容が違う。

室外機内部の2つの熱交換器を交互に使って霜取り運転するためにノンストップが実現できるというもの。これにより霜取り時に特有の暖房運転停止(数分間)を回避するわけだ。

鬼比較の真骨頂

カタログなどを参考にする場合は小さな文字の注釈も大事である。※を見ればあれ!?思ったのと少し違った、という事がたまに起きる。

今回比較している日立の場合、霜取り運転時は室温が約2~3℃下がりますとあるのに対し、Panasonicの方は屋外温度が低い場合、部屋の中がまだ十分に暖まってない場合、などに室温が下がる場合がありますとなっている。微妙な違いだが、この機能でのPanasonicの自信が表れているように思う。

温風機能

Panasonic:もっとモード

日立: 温風プラス

もっとモードとは?

今だけもっと暖めたい時に助かる。例えば「暖房」ボタンで運転中、「もっと」ボタンのひと押しで、暖房をもっと強力に。自動で元に戻る便利な機能。夏は冷房をもっと強力にすることも可能。

外気温-20℃でも最高吹き出し温度約50℃を謳っている。

温風プラスとは?

もっと暖かい風が欲しいと思ったときに便利。リモコンの『温風プラス』ボタンを押すことで吹き出す風の温度が約55℃の高温風運転(外気温-25度でも)を30分間行う。

※温風は日立の方が強いようだ。

その他の特徴的な機能など

Panasonic: ナノイー

日立: ステンレス・クリーンシステム

ナノイーとは

ナノイー

目に見えない空気の汚れを抑制。

今回の2機種で比べた場合、まず大まかにイオン系かどうかで分かれる。日立ZDシリーズは空気清浄イオンの様な物は出ない。一方、パナソニックはナノイーを気流に乗せて部屋全体に行きわたらせ除菌できるというイメージ。

ステンレス・クリーンシステムとは?

白くまくんのステンレス部分

ZDシリーズの場合はフラップ、通風路、フィルターにステンレスを採用。除菌と防汚の効果あり。

※たまにその店独自の機種(型番)が販売されていたりすぐが、同じステンレス・クリーンシステムでもコーティングされてない部分がある点はあまり知られていない。

日立の場合は本体自体への汚れの付着を抑えるタイプ。

ビッグ&ウェーブファンとチタン熱交換器の有無

Panasonic: ×

日立: 〇

さらに日立ZDシリーズの場合はコーティングが強化されている。

ビッグウェーブファン

チタン熱交換器

一方のPanasonicの方は熱交換器に親水コーティングを施してあり、防汚と防カビに効果あり。

パナソニックの特徴でもあるナノイー自体にも除菌などの効果があるため、清潔度は簡単に比較することはできない。

センサー(カメラ)機能

Panasonic: ひと・ものセンサーと床温センサー・(日差しの自動検知あり)

日立: くらしカメラ ツイン(画像カメラ&温度カメラ)・(日差しの自動検知あり)

ひと・ものセンサー

熱の動きから人とものを見分け、人がいるエリアに絞って冷暖房を行い、高い節電効果も期待できる。

 パナソニックエアコンの学習システム

面白い機能が上の写真。人の居場所を学習・記憶することで人のよくいる場所を中心に空調を行う機能。

もちろん、『風あて』『風よけ』の設定も可能でセンサーでひと・ものを検知できるからこその機能となっている。

※家具位置設定が手動で必要

床温度センサーとは?

パナソニックの床温センサー

特に冬に効果を発揮する便利な機能の一つ。例えば床の温度が高く人の動きが多い場合は控えめの暖房に(つまり活動量を検知)

その逆の場合は足元を温めて上半身は暖め過ぎないようにさせる事もできる。もちろん自動だ。

その他、不在省エネ運転と切り忘れ防止のオートオフ機能も可能。

※床温度センサーによる35℃足元暖房も売り

日立のくらしカメラ ツインとは?

くらしカメラツイン

エアコン本体についている画像カメラにより、人の周囲の温度・人数や位置、距離、動き(活動量)、足もとなどをチェックし、自動で温度や風向・風量をコントロールしてくれる便利なカメラ

温度カメラにより、人の周囲温度も検知可能。

こちらもオートセーブ、オートオフあり。

※足もと温度のチェックによる床面温度約30℃も売り

それぞれ特徴があるのでしっかり把握すべし。温度だけ見るとPanasonicの35℃足元暖房の方が効果が上のように感じてしまうが、【足もとの温度と床面温度】は違う。この表現はほぼ互角と思っていいだろう。

間取り サーチ機能の有無

Panasonic: ×

日立: 〇

日立の間取りサーチ

地味に便利な機能。日立の場合、Panasonicのような家具の位置設定が出来ない代わりにこの間取りサーチ機能あり。

ラインナップ

Panasonic UXシリーズ

CS-UX255C2  CS-UX285C2   CS-UX405C2

CS-UX565C2   CS-UX635C2

8畳から20畳用まで。すべて200V。

日立ZDシリーズ

RAS-ZD25F2 RAS-ZD28F2 RAS-ZD40F2 RAS-ZD56F2

8畳から18畳用まで。すべて200V 。

室外機

Panasonic UXの室外機

パナソニック2015年UXシリーズ室外機(すべての畳数で同じ大きさ)

日立ZDの室外機

2016日立・暖房エアコンZDシリーズ室外機

どちらも室外機の大きさは一種類のみ。

三菱MSZ-ZD2516とパナCS-UX255C2の違い

両シリーズとも2015年発売の寒冷地用エアコンで暖房に特化したモデルとなっている(2016年モデル)

霧ヶ峰はズバ暖という名称もついている。

パナソニックのUXシリーズに関してはフィルター自動清掃方式の中でも自動排出方式を取っており、建物の構造によっては工事不可の場合もあるため、しっかり把握しておく必要がある。

霧ヶ峰ZDシリーズ室内機

2016霧ヶ峰ZDシリーズ室内機

パナソニックUXシリーズ室内機

パナソニック2015年UXシリーズ室内機(すべての畳数で同じ大きさ)

※室外機の大きさは記事の一番下を参照

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

三菱電機・霧ヶ峰ズバ暖MSZ-ZD2516とパナソニック寒冷地エアコンCS-UX255C2の違い

以下、霧ヶ峰:、パナソニック:と省略して表記する。

スペック

MSZ-ZD2516のスペック

CS-UX255C2のスペック

最大の注意点は同じ畳数でもZDが100VでUXが200Vである。暖房の畳数の目安表示が違う点にも注意だが、低温時暖房能力はPanasonicの方が高い。

カッコの中の最大・最小運転能力に注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。

表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方

エアコン室内機・室外機セットの値段をチェックする

まず両メーカーの売り

  • 霧ヶ峰:ムーブアイ極(下記センサーの項目参照)
  • パナソニック:ナノイー

パナソニック公式サイト・ナノイーのページへ

フィルター自動清掃方式の違い  飛ばして次の項目へ

霧ヶ峰:ダストボックス方式

パナソニック:自動排出方式

ダストボックス方式とは文字どおりダストボックスがエアコン本体の内部に内蔵されているタイプで数年に一度はダストボックスを取り外して捨てるのが標準的な目安だ。

自動排出方式とはエアコンの内部に小さな掃除機が付いていてホコリを外に出す。

実は自動排出方式には専用のホースが一本つく。

シャープもこのタイプの機種があるし、ダイキンも加湿タイプは

清掃用ではないが同じく専用ホースが必要になる。

この点でケースとしては少ないが隠蔽配管になってる建物などでは工事不可!

なので注意が必要だ。

標準工事の場合は普通は室内機と室外機をつなぐホースが壁を貫通してすぐ外に出ているのだが、壁の中に埋まって見えないケースがある。

これが隠蔽配管だ。

隠ぺい配管

隠ぺい配管

建物内部、天井裏や下を通るケースもありさまざま。

自動排出方式の利点はやはりゴミ捨てが必要ないという事に尽きるが、もしキッチンの近くに設置するなど、油汚れなどが管の中に長年付着してきた場合はどうするかなども考える必要があるかもしれない。

こちらも参考に⇒エアコン配管(化粧)カバーは掃除方式によっては必ずつけるべき

この点は買う人の判断になる。

その他の違いを詳しくみていこう。

センサー  飛ばして次の項目へ

霧ヶ峰:ムーブアイ極

パナソニック:日射センサー、ひと・ものセンサー、床温センサー

霧ヶ峰の場合

ムーブアイ極の視野角が360°に進化。人の居場所をくまなく見つけ、体の部位の温度を0.1℃単位で計測。さらにエアコン設置壁面温度を計
測し、窓や日射の影響も考慮。

ムーブアイ極は体の部位・床・壁・人・状態・間取り・日射熱・天井・距離 を検知可能

さらに2015年から新しく搭載された機能がこちら

日射熱ガード冷房

360°検知によりエアコンの後ろにある窓の温度まで見張る事が可能。

エアコンの設置麺に窓がある割合は約7割という三菱電機のデータに基づいた2015年から新しく搭載された新発想の機能。

夏の場合

cats

360℃センシングにより窓の後ろの日射の温度変化を検知。

2

自動で日射熱をガードする風+人感センサーによる風の吹き分け(風よけ・風あて)などが可能。

さらに人が離れると自動でこの日射熱ガード運転をやめるので省エネにもなる。

パナソニックの場合

日射センサー

日差しの具合を感知し温度を自動調節し無駄な運転を抑える機能。

具体的にはエコナビボタンを押すことでオン・オフ可能。

冷房・除湿時:曇りの日や夜は、約1~2℃高めに、暖房時:晴れた日の昼間は、約1℃低めに。さらに外の明るさに合わせて本体ランプの明るさも自動調整。

ひと・ものセンサー

熱の動きから人とものを見分け、人がいるエリアに絞って冷暖房を行い、高い節電効果も期待できる。

 パナソニックエアコンの学習システム

面白い機能が上の写真。人の居場所を学習・記憶することで人のよくいる場所を中心に空調を行う機能。

もちろん、『風あて』『風よけ』の設定も可能でセンサーでひと・ものを検知できるからこその機能となっている。

床温度センサーとは?

パナソニックの床温センサー

特に冬に効果を発揮する便利な機能の一つ。例えば床の温度が高く人の動きが多い場合は控えめの暖房に。

その逆の場合は足元を温めて上半身は暖め過ぎないようにさせる事もできる。もちろん自動だ。

上の写真を見ると二か所同時吹き分け可能のような感じに見えてしまうが、二か所同時吹き分け可能なのは霧ヶ峰の方なので注意。

除湿

霧ヶ峰:再熱除湿方式

パナソニック:3種類

霧ヶ峰の場合

寒くならない除湿で知られる再熱除湿方式。再熱除湿・各メーカーの除湿方式について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。

パナソニックの場合

快適除湿モード・冷房除湿モード・弱除湿モードの3種類だが再熱除湿方式ではない独自の方法をとっている。室温と湿度のバランスを考えて自動調整という新しい除湿方法

快適除湿モードとはエアコンが不快指数を考えて室温と湿度の両方をチェックしながら室温をあまり下げずに湿気をカットするというもの。

エアフィルター以外の付属フィルター

霧ヶ峰:帯電ミクロフィルター・アレル除菌脱臭空清

パナソニック:空気清浄フィルター(交換は2年に一度)

一番手前にあるエアフィルターは全メーカーついている。イメージ写真

img_airfilter

これの奥につけるフィルターの事だ。

帯電ミクロフィルターのイメージ写真↓

霧ヶ峰の帯電ミクロフィルター

帯電ミクロフィルターとは?

以下、三菱電機(霧ヶ峰)公式サイトより抜粋↓

PM2.5とは、2.5μm以下の微小粒子状物質の総称です。本エアコンで、0.3μm~2.5μmの粒子を約50%キャッチ。
「帯電ミクロフィルター」で、PM2.5、花粉をキャッチ。

アレル除菌脱臭空清とは?

プラチナがニオイ分子を分解し、調理臭やカビ菌などを除去。さらに、
つかまえた花粉やダニのフン・死骸、カビ菌の活動を抑制。

これだけではどの部分かわかりにくいので写真で補足。

霧ヶ峰のエアコン内部

写真は三菱電機・霧ヶ峰のカタログより

パナソニックの空気清浄フィルター

カバーを開けてフィルター設置のイメージ写真↓

空気清浄フィルタ

同じく若干の空気清浄効果あり。

コーティングの場所

霧ヶ峰:熱交換器・ファン・通風路

パナソニック:熱交換器

暖房に特化した機能  飛ばして次の項目へ

霧ヶ峰:冷気カット暖房・室温キープシステム・最高60℃温風・10℃キープ暖房・急速Wヒート

パナソニック:ハイブリッドエネチャージ・すぐでる暖房・もっとモード

霧ヶ峰の場合

冷気カット暖房とは?

足元を温める気流と同時に、窓からの冷気をブロックする気流
を送ることで、体感温度が上がり快適に。

人感ムーブアイ極の360°検知によりエアコンの後ろにある窓の温度まで見張る事が可能だからだ。(前半のセンサーの項目参照)

室温キープシステムとは?

霜取り運転前にあらかじめ室温を上昇させることで、霜取り運転時に暖房を一時的に停止することによる室温低下を抑制。つまり、暖房は一時停止するが、それを補うための機能。

吹き出し部の温度が最高60℃。15分で室温20℃へ が売り。

10℃キープ暖房

設定温度を10℃にキープし、室温の下がりすぎを抑制。

10℃と言うのは低すぎるように思えるかも知れないが、冬場に暖房をつけないと氷点下になる家はザラにある。一度そこまで温度が下がると暖めるのに時間もかかるし電力も消費してしまう。

パナソニックの場合

従来のエネチャージシステムとは?

従来のエアコンは室外機の霜取りをする必要がある場合は暖房を止めざるを得なかった。なので暖房にもかかわらず数分間冷風がでる場合があったのだが、エネチャージシステムの場合、捨てられていた熱を有効利用することで暖房を止めずに運転。

さらにUXシリーズは蓄熱ヒーターを新しく搭載することによりハイブリッドエネチャージシステムへ進化している

より暖かさをキープできるという画期的な機能。

すぐでる暖房(おはようチャージ)

従来のエアコンの場合、暖かい温風が出るまで時間がかかっていたものが大幅に時間短縮できるようになった。

朝に運転をオンにする時間をエアコンが学習する事と室外機の余熱運転の組み合わせで、これを可能にしている。

もっとモードとは?

もっとモードによる足元の温度約40℃が売り。

今だけもっと暖めたい時に助かる。例えば「暖房」ボタンで運転中、「もっと」ボタンのひと押しで、暖房をもっと強力に。自動で元に戻る便利な機能。夏は冷房をもっと強力にすることも可能。

ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓

自動運転

自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。

霧ヶ峰:冷房時(暖房時は自動でサーキュレーター運転併用)+ムーブアイ

パナソニック:自動運転+各センサー

霧ヶ峰の場合

霧ヶ峰はハイブリッド運転という機能も売りにしている。

これは冷房と送風を自動的に切り替えてくれる便利な機能だ。

暖房運転時には部屋の上下の温度ムラを検知すると自動でサーキュレーター運転に切り替えてくれるのだ。

除湿ボタンを押すことで除湿可能。

さらにムーブアイによる自動制御もあり(上記センサーの項目参照)

パナソニックの場合

室内、室外温度に応じて、除湿、冷房、暖房のいずれかを選択してくれる。

(日射センサー、ひと・ものセンサー、床温センサー)によってさらに快適に自動で吹き分けしてくれる。

おやすみ機能

おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。使い方を間違うと逆に寝苦しくなる可能性があり注意が必要。

霧ヶ峰:みまもり快眠+寝返り検知

パナソニック:おやすみ切タイマー

霧ヶ峰の場合

冷房・除湿・暖房・ハイブリッド冷房・ハイブリッド暖房中に設定可能(ハイブリッド運転については上記『ハイブリッド運転』参照)

他のメーカーにはない、この機能の特徴は
冷房・暖房・除湿/ハイブリッド暖房運転時は、約30分間はねむりボタンを押す前の設定温度・除湿の強さで運転が続く点。
30分経過後に設定温度になるので慣れるまで使い方に注意。

ムーブアイ極によって、寝返りを検知したとき自然風モードで風当てを行う事も可能。

パナソニックの場合

パナソニックの場合、1時間後や2時間後に『切』という設定ができ

しかもおやすみ切タイマー運転中に温度を調節するとエアコンが学習して次の運転から自動調節してくれる、という優れもの。

設定できる温度の単位

霧ヶ峰:0.5℃単位

パナソニック:1℃単位

フィルター自動お掃除時間

霧ヶ峰:約3分

パナソニック:約16~60分

霧ヶ峰の場合

前回のフィルターおそうじメカ運転からのエアコンの運転積算時間
が24時間を超えたときは、運転停止後に自動で行う。24時間未
満のときは行わない。(内部クリーン設定をしている場合は内部クリーン時間約55分の後にフィルター掃除が始まる)

パナソニックの場合

運転条件によりフィルター掃除の時間、本体内部お掃除運転(内部クリーン)の時間が変わる。フィルター掃除を『念入り』に設定も可能。その場合約150分になる。

・どちらも自動で運転させるかどうかは細かくリモコンで設定可能。

内部クリーン(乾燥)

エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。機種によって基本運転時間の差がある。

霧ヶ峰:約55分

パナソニック:約40分~85分

・もちろん両シリーズともに内部クリーンの解除も設定可能。

リモコンの違い

霧ヶ峰:タッチパネル式のリモコン

パナソニック:従来のリモコン

霧ヶ峰の場合

リモコン

パッと見でわかる通りボタンがかなりシンプルになった。

ボタンがなくなった分は液晶に出る絵と文字の一覧表示から直感操作可能。

指で液晶ボタンをタッチして操作できるため、以前のようにリモコンのボタンを何度も押す手間もはぶけ、わかりやすく簡単に操作できる。

リモコン2リモコン3

ちなみに2015年現在、タッチパネル式リモコンがあるのは、この三菱電機だけである。

室外機

霧ヶ峰:凍結防止ヒーター

パナソニック:凍結防止ヒーター

パナソニックの場合

パナソニック室外機の凍結防止ヒーター

室外機の底面に配線した凍結防止ヒーターという新素材を採用している。しかも室外機底面の新形状の開発で、溶けたドレン水の、よりすばやい排出が可能になった。

どちらもヒーター付きで互角と言ってもいいだろう。

据え付け位置の設定

エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定

霧ヶ峰:できる

パナソニック:できる

生産地

霧ヶ峰:日本製(付属品の一部除く)

パナソニック: 日本製(付属品の一部除く)

型番

霧ヶ峰

MSZ-ZD2516 MSZ-ZD2816S MSZ-ZD4016S MSZ-ZD5616S MSZ-ZD6316S MSZ-ZD7116S(23畳用)

数字の後にSが付くと200Vである。付いてないのが100V。

ホワイト色のみ。

パナソニック

CS-UX255C2
CS-UX285C2
CS-UX405C2
CS-UX565C2
CS-UX635C2

ホワイト色のみ。

型番の最後に数字の2があるものが200Vでないのが100V

霧ヶ峰ZDシリーズ室外機

2016霧ヶ峰ZDシリーズ室外機

畳数によってサイズが違う。

パナソニックUXシリーズ室外機

パナソニック2015年UXシリーズ室外機(すべての畳数で同じ大きさ)

畳数に関係なくすべて同じ大きさ。

※例  S22STESの場合22型2.2kWタイプ=6畳

22(6畳用) 25(8畳用) 28(10畳用) 36(12畳用) 40(14畳用) 56(18畳用) 63(20畳用) 71(23畳用) 80(26畳用) 90(29畳用)

霧ヶ峰/ズバ暖MSZ-XD2516(中)とパナソニックCS-UX255C2(上)の違い

両シリーズとも2015年に発売された寒冷地用エアコンで暖房に特化したモデル。どちらのメーカーも暖房エアコンは2シリーズだけで今回の比較は中級クラス(XD)と上位クラス(UX)の比較になる。

霧ヶ峰はズバ暖という名称もあり。

パナソニックのUXシリーズに関してはフィルター自動清掃方式の中でも自動排出方式を取っており、建物の構造によっては工事不可の場合もあるため、しっかり把握すべし。

霧ヶ峰XDシリーズの室内機

2016年霧ヶ峰XDシリーズ室内機

パナソニックUXシリーズの室内機

パナソニック2015年UXシリーズ室内機(すべての畳数で同じ大きさ)

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

霧ヶ峰/ズバ暖MSZ-XD2516(中)とパナソニックCS-UX255C2(上)の違い

以下、霧ヶ峰:、パナソニック:と省略して表記する。

スペック

MSZ-XD2516のスペック

CS-UX255C2のスペック

まず一番重要な違いが霧ヶ峰は100Vでパナソニックが200Vである。どちらもこの畳数はこのボルト数しかない。なので低温時暖房能力はパナの方が上。

表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方

エアコン室内機・室外機セットの値段をチェックする

まず両メーカーの売り

  • 霧ヶ峰:ムーブアイ(下記センサーの項目参照)
  • パナソニック:ナノイー

パナソニック公式サイト・ナノイーのページへ

フィルター自動清掃方式の違い  飛ばして次の項目へ

霧ヶ峰:ダストボックス方式

パナソニック:自動排出方式

ダストボックス方式とは文字どおりダストボックスがエアコン本体の内部に内蔵されているタイプで数年に一度はダストボックスを取り外して捨てるのが標準的な目安だ。

自動排出方式とはエアコンの内部に小さな掃除機が付いていてホコリを外に出す。

実は自動排出方式には専用のホースが一本つく。

シャープもこのタイプの機種があるし、ダイキンも加湿タイプは

清掃用ではないが同じく専用ホースが必要になる。

この点でケースとしては少ないが隠蔽配管になってる建物などでは工事不可!

なので注意が必要だ。

標準工事の場合は普通は室内機と室外機をつなぐホースが壁を貫通してすぐ外に出ているのだが、壁の中に埋まって見えないケースがある。

これが隠蔽配管だ。

隠ぺい配管

隠ぺい配管

建物内部、天井裏や下を通るケースもありさまざま。

自動排出方式の利点はやはりゴミ捨てが必要ないという事に尽きるが、もしキッチンの近くに設置するなど、油汚れなどが管の中に長年付着してきた場合はどうするかなども考える必要があるかもしれない。

こちらも参考に⇒エアコン配管(化粧)カバーは掃除方式によっては必ずつけるべき

この点は買う人の判断になる。

その他の違いを詳しくみていこう。

センサー  飛ばして次の項目へ

霧ヶ峰:ムーブアイ

パナソニック:日射センサー、ひと・ものセンサー、床温センサー

霧ヶ峰の場合

霧ヶ峰のムーブアイ

霧ヶ峰のムーブアイは人の体感温度、状態だけでなく、間取り、壁、床、天井までの距離まで感知可能でそれにより自動でより快適な吹き分けを可能にしている。

パナソニックの場合

日射センサー

日差しの具合を感知し温度を自動調節し無駄な運転を抑える機能。

具体的にはエコナビボタンを押すことでオン・オフ可能。

冷房・除湿時:曇りの日や夜は、約1~2℃高めに、暖房時:晴れた日の昼間は、約1℃低めに。さらに外の明るさに合わせて本体ランプの明るさも自動調整。

ひと・ものセンサー

熱の動きから人とものを見分け、人がいるエリアに絞って冷暖房を行い、高い節電効果も期待できる。

 パナソニックエアコンの学習システム

面白い機能が上の写真。人の居場所を学習・記憶することで人のよくいる場所を中心に空調を行う機能。

もちろん、『風あて』『風よけ』の設定も可能でセンサーでひと・ものを検知できるからこその機能となっている。

床温度センサーとは?

パナソニックの床温センサー

特に冬に効果を発揮する便利な機能の一つ。例えば床の温度が高く人の動きが多い場合は控えめの暖房に。

その逆の場合は足元を温めて上半身は暖め過ぎないようにさせる事もできる。もちろん自動だ。

上の写真を見ると二か所同時吹き分け可能のような感じに見えてしまうが、二か所同時吹き分け可能なのは霧ヶ峰の方なので注意。

除湿

霧ヶ峰:3種類(弱・標準・強)

パナソニック:3種類

霧ヶ峰の場合

従来の除湿方式なので、部屋が若干寒くなる可能性あり。

再熱除湿・各メーカーの除湿方式について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。

パナソニックの場合

快適除湿モード・冷房除湿モード・弱除湿モードの3種類だが再熱除湿方式ではない独自の方法をとっている。室温と湿度のバランスを考えて自動調整という新しい除湿方法

快適除湿モードとはエアコンが不快指数を考えて室温と湿度の両方をチェックしながら室温をあまり下げずに湿気をカットするというもの。

エアフィルターのコーティングなど

霧ヶ峰:抗菌・金属フィルター

霧ヶ峰、抗菌・金属コートフィルター

パナソニック:UV&Ag⁺除菌フィルター

パナソニックのUVとAgイオンフィルター

どちらも甲乙つけがたい。

エアフィルター以外の付属フィルター

霧ヶ峰:帯電ミクロフィルター

パナソニック:空気清浄フィルター(交換は2年に一度)

一番手前にあるエアフィルターは全メーカーついている。イメージ写真

img_airfilter

これの奥につけるフィルターの事だ。

帯電ミクロフィルターのイメージ写真↓

霧ヶ峰の帯電ミクロフィルター

帯電ミクロフィルターとは?

以下、三菱電機(霧ヶ峰)公式サイトより抜粋↓

PM2.5とは、2.5μm以下の微小粒子状物質の総称です。本エアコンで、0.3μm~2.5μmの粒子を約50%キャッチ。
「帯電ミクロフィルター」で、PM2.5、花粉をキャッチ。

パナソニックの空気清浄フィルター

カバーを開けてフィルター設置のイメージ写真↓

空気清浄フィルタ

同じく若干の空気清浄効果あり。

暖房に特化した機能  飛ばして次の項目へ

霧ヶ峰:室温キープシステム・最高60℃温風

パナソニック:ハイブリッドエネチャージ・すぐでる暖房・もっとモード

霧ヶ峰の場合

室温キープシステムとは?

霜取り運転前にあらかじめ室温を上昇させることで、霜取り運転時に暖房を一時的に停止することによる室温低下を抑制。つまり、暖房は一時停止するが、それを補うための機能。

吹き出し部の温度が最高60℃。15分で室温20℃へ が売り。

パナソニックの場合

従来のエネチャージシステムとは?

従来のエアコンは室外機の霜取りをする必要がある場合は暖房を止めざるを得なかった。なので暖房にもかかわらず数分間冷風がでる場合があったのだが、エネチャージシステムの場合、捨てられていた熱を有効利用することで暖房を止めずに運転。

さらにUXシリーズは蓄熱ヒーターを新しく搭載することによりハイブリッドエネチャージシステムへ進化している

より暖かさをキープできるという画期的な機能。

すぐでる暖房(おはようチャージ)

従来のエアコンの場合、暖かい温風が出るまで時間がかかっていたものが大幅に時間短縮できるようになった。

朝に運転をオンにする時間をエアコンが学習する事と室外機の余熱運転の組み合わせで、これを可能にしている。

もっとモードとは?

もっとモードによる足元の温度約40℃が売り。

今だけもっと暖めたい時に助かる。例えば「暖房」ボタンで運転中、「もっと」ボタンのひと押しで、暖房をもっと強力に。自動で元に戻る便利な機能。夏は冷房をもっと強力にすることも可能。

ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓

自動運転

自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。

霧ヶ峰:冷房時(暖房時は自動でサーキュレーター運転併用)+ムーブアイ

パナソニック:自動運転+各センサー

霧ヶ峰の場合

霧ヶ峰はハイブリッド運転という機能も売りにしている。

これは冷房と送風を自動的に切り替えてくれる便利な機能だ。

暖房運転時には部屋の上下の温度ムラを検知すると自動でサーキュレーター運転に切り替えてくれるのだ。

除湿ボタンを押すことで除湿可能。

さらにムーブアイによる自動制御もあり(上記センサーの項目参照)

パナソニックの場合

室内、室外温度に応じて、除湿、冷房、暖房のいずれかを選択してくれる。

(日射センサー、ひと・ものセンサー、床温センサー)によってさらに快適に自動で吹き分けしてくれる。

おやすみ機能

おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。使い方を間違うと逆に寝苦しくなる可能性があり注意が必要。

霧ヶ峰:みまもり快眠

パナソニック:おやすみ切タイマー

霧ヶ峰の場合

冷房・除湿・暖房・ハイブリッド冷房・ハイブリッド暖房中に設定可能(ハイブリッド運転については上記『ハイブリッド運転』参照)

他のメーカーにはない、この機能の特徴は
冷房・暖房・除湿/ハイブリッド暖房運転時は、約30分間はねむりボタンを押す前の設定温度・除湿の強さで運転が続く点。
30分経過後に設定温度になるので慣れるまで使い方に注意。

パナソニックの場合

パナソニックの場合、1時間後や2時間後に『切』という設定ができ

しかもおやすみ切タイマー運転中に温度を調節するとエアコンが学習して次の運転から自動調節してくれる、という優れもの。

設定できる温度の単位

霧ヶ峰:0.5℃単位

パナソニック:1℃単位

フィルター自動お掃除時間

霧ヶ峰:約2分30秒

パナソニック:約16~60分

霧ヶ峰の場合

前回のフィルターおそうじメカ運転からのエアコンの運転積算時間
が24時間を超えたときは、運転停止後に自動で行う。24時間未
満のときは行わない。(内部クリーン設定をしている場合は内部クリーン時間約55分の後にフィルター掃除が始まる)

パナソニックの場合

運転条件によりフィルター掃除の時間、本体内部お掃除運転(内部クリーン)の時間が変わる。フィルター掃除を『念入り』に設定も可能。その場合約150分になる。

・どちらも自動で運転させるかどうかは細かくリモコンで設定可能。

内部クリーン(乾燥)

エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。機種によって基本運転時間の差がある。

霧ヶ峰:約55分

パナソニック:約40分~85分

・もちろん両シリーズともに内部クリーンの解除も設定可能。

リモコン液晶のバックライト

霧ヶ峰:あり

パナソニック:あり

リモコンの蓄光ボタン

真っ暗の場合でも、少しの間ボタンが光ってくれるもの。ボタンが見えなくて明かりをつけるという煩わしさがなくなる。

霧ヶ峰:あり

パナソニック:なし

室外機

霧ヶ峰:凍結防止ヒーター

パナソニック:凍結防止ヒーター

パナソニックの場合

パナソニック室外機の凍結防止ヒーター

室外機の底面に配線した凍結防止ヒーターという新素材を採用している。しかも室外機底面の新形状の開発で、溶けたドレン水の、よりすばやい排出が可能になった。

どちらもヒーター付きで互角と言ってもいいだろう。

据え付け位置の設定

エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定

霧ヶ峰:できる

パナソニック:できる

生産地

霧ヶ峰:日本製(付属品の一部除く)

パナソニック: 日本製(付属品の一部除く)

型番

霧ヶ峰

MSZ-XD2216 MSZ-XD2516 MSZ-XD2816S MSZ-XD3616S MSZ-XD4016S MSZ-XD5616S

型番の最後にSが付いているのが200Vで、付いていないのが100V

ホワイト色のみ。

パナソニック

CS-UX255C2
CS-UX285C2
CS-UX405C2
CS-UX565C2
CS-UX635C2

ホワイト色のみ。

型番の最後に数字の2があるものが200Vでないのが100V

霧ヶ峰XDシリーズの室外機

2016年霧ヶ峰XDシリーズ室外機

畳数によって大きさが違う。

パナソニックUXシリーズの室外機

パナソニック2015年UXシリーズ室外機(すべての畳数で同じ大きさ)

畳数に関係なく同じ大きさ。

※例  S22STESの場合22型2.2kWタイプ=6畳

22(6畳用) 25(8畳用) 28(10畳用) 36(12畳用) 40(14畳用) 56(18畳用) 63(20畳用) 71(23畳用) 80(26畳用) 90(29畳用)

ダイキンS25TTDXSとパナCS-UX255C2の違い

両シリーズともり暖房に特化したモデルでダイキンの場合は『スゴ暖』という名称もついている。

このダイキンの機種が2015年11月の発売でパナソニックは2015年4月の発売。

ダイキンの場合は最後の型番がVのタイプもあり、

【S25TTDXSが室内電源100V

CS-UX285C2は室内電源200V

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

ダイキンS25TTDXSとパナCS-UX255C2の違い

以下、ダイキン:パナソニック:と省略して表記する。

ダイキンDXシリーズ室内機(すべての畳数で同じ大きさ)

2016年DXシリーズ室内機

すべての畳数でホワイト以外にベージュ色あり

2016年DXシリーズ室内機ベージュ色

パナソニックUXシリーズ室内機(すべての畳数で同じ大きさ)

パナソニック2015年UXシリーズ室内機(すべての畳数で同じ大きさ)

色はクリスタルホワイトのみ。

スペック

S25TTDXSのスペックCS-UX255C2のスペック

※ダイキンの方期間消費電力量は少ないがボルト数の違いが影響して能力はパナソニックの方が高い

両メーカーの売り

ダイキン:ストリーマと垂直気流

パナソニック:ナノイー

※2016年版(今回紹介の機種)からストリーマユニットの長寿命化により、お手入れが不要になっている。

ストリーマとナノイーに関してはトップページ右上にある【各エアコンメーカーを鬼比較!必ず読むべし!】でわかりやすく説明しているので参考にどうぞ。

2016年版からの新機能・垂直気流とは?  飛ばして次の項目へ

垂直だと何がいいのか?

ダイキンの垂直気流2016年新機能

上が従来の暖房の気流

下が2016年垂直気流である。

※床面が十分に温まってから垂直気流に切り替わる

簡単に言うと

体に直接風が当たりにくい→乾燥を防ぐ

垂直気流に切り替わってからは、ほぼ無風空間で足元から暖めるので風が当たらなくて快適、という点も他メーカーにない特徴になるだろう。

ちなみにこの気流で運転音が50%低減されている。

自動掃除の方式の違い  飛ばして次の項目へ

まずダイキンがフィルター自動掃除の中でもダストボックス方式と言われるもの。

文字どおりダストボックスがエアコン本体の内部に内蔵されているタイプで数年に一度はダストボックスを取り外して捨てるのが標準的な目安だ。(ダイキンの場合10年間ゴミ捨て不要と記載あり、下記説明参照)

このパナソニックのタイプは自動排出方式と言われイメージとしてエアコンの内部に小さな掃除機が付いていてホコリを外に出す。

実は自動排出方式には専用のホースが一本つく。

シャープもこのタイプの機種があるし、ダイキンも加湿タイプは

同じく専用ホースが必要になる。

この点で建物の数は少ないが隠蔽配管になってる建物などでは工事不可!

なので注意が必要だ。

標準工事の場合は普通は室内機と室外機をつなぐホースが壁を貫通してすぐ外に出ているのだが、壁の中に埋まって見えないケースがある。

これが隠蔽配管だ。

隠ぺい配管

隠ぺい配管

建物内部、天井裏や下を通るケースもありさまざま。

自動排出方式の利点はやはりゴミ捨てが必要ないという事に尽きるが、もしキッチンの近くに設置するなど、油汚れなどが管の中に長年付着してきた場合はどうするかなども考える必要があるかもしれない。

こちらも参考に⇒エアコン配管(化粧)カバーは掃除方式によっては必ずつけるべき

この点は買う人の判断になる。

暖房に特化した機能

ダイキン:長時間連続暖房

2016ダイキンの長時間連続暖房

外気温-15℃で、10時間の連続運転可能。霜取り運転間隔がより長くなった。

パナソニック:ハイブリッドエネチャージ

従来のエアコンは室外機の霜取りをする必要がある場合は暖房を止めざるを得なかった。なので暖房にもかかわらず数分間冷風がでる場合があったのだが、エネチャージシステムの場合、捨てられていた熱を有効利用することで暖房を止めずに運転(霜取り運転中は吹き出し温度が下がる)

パナソニックの室外機寒冷地仕様

さらに、寒さが厳しい時には内部のヒーターがアシスト。

要するに部屋の暖かさを快適にキープできるという機能。

※寒い地域ほどノンストップで暖房できるパナソニックの方が嬉しいかもしれない。ちなみにダイキンの霜取り運転時間は約4分。

強力暖房

ダイキン:高温風モード(60℃)

設定温度到達後、もっとあたたまりたい時にリモコンのボタンを押すと、
最大60℃の高温風を吹き出す(外気温2℃時)

パナソニック:パワフル暖房

外気温がマイナス25℃でも『最高吹き出し温度55℃』を謳っている

※それぞれの外気温が違う点に注意

翌朝の暖房

ダイキン:翌朝暖房

ダイキンの翌朝暖房

暖房の余熱で前日に霜取り運転を行い、準備暖房も合わせることで、運転開始1分で温風。

パナソニック:すぐでる暖房

従来のエアコンの場合、暖かい温風が出るまで時間がかかっていたものが大幅に時間短縮できるようになった。

パナソニックのすぐでる暖房

朝に運転をオンにする時間をエアコンが学習する事と室外機の余熱運転の組み合わせで、これを可能にしている。

※そんなに大差はない

低温時の室外機

ダイキンの場合

霜が付きにくい熱交換器とドレンパン&プロペラファンに凍結防止システムを使っている。

そして排水性を高めるために底板に複数の排水口がある仕様だ。

ドレンパンの凍結を無駄なく防ぐ

ダイキンのドレンパンヒーター搭載

パナソニックの場合

パナソニック室外機の凍結防止ヒーター

室外機の底面に配線した凍結防止ヒーターという新素材を採用している。しかも室外機底面の新形状の開発で、溶けたドレン水の、よりすばやい排出が可能になった。

※どちらもヒーター搭載になり、あまり差がなくなった。

氷点下の室外機の性能

ダイキン:マイナス25℃でも暖房運転可能

パナソニック: 不明

低外気タフネス冷房

ダイキンの場合、室外機・熱交換器の暖房能力の向上により、低温暖房能力がアップ。さらに、低温に耐える電気部品や室外機の凍結/霜付きを抑える機能を採用し、外気温が-25℃でも運転が行えるようになった。

ダイキンの低外気タフネス暖房

生産地

ダイキン: -

パナソニック:日本製

型番

ダイキン

S25TTDXS-W(-C)  S28TTDXP-W(-C)

S40TTDXP-W(-C)  S56TTDXP-W(-C)

S63TTDXP-W(-C)

ホワイト(W)とベージュ色(C)の2色あり。

一番小さいサイズの8畳用だけが100V機種でその他は200V。

パナソニック

CS-UX255C2  CS-UX285C2

CS-UX405C2  CS-UX565C2

CS-UX635C2

(クリスタル)ホワイトのみ。

すべて200V。

室外機

ダイキンDXシリーズ(すべての畳数で同じ大きさ)

2016年DXシリーズ室外機(すべての畳数で同じ大きさ)

パナソニックUXシリーズ(すべての畳数で同じ大きさ)

パナソニック2015年UXシリーズ室外機(すべての畳数で同じ大きさ)

ダイキンの室外機の方が一回り大きい事がわかる。