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日立RAS-X80E2とRAS-Z80E2の違い

実は2015年の省エネ大賞を受賞している日立のエアコンは一番値段が高いクラスの数機種だという点はあまり知られていない。

2015年日立の量販店向け最上位シリーズがXシリーズで、その下がZシリーズ。

日立Xシリーズ室内機

2015年日立Xシリーズ室内機(すべての畳数で同じサイズ)

日立Zシリーズ室内機

2015日立Zシリーズ室内機

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

日立RAS-X80E2とRAS-Z80E2の違い

この二つの違う機能の部分だけを集中して書くことにする。

Xにはあって、Zにはない機能は何か。

以下、省略してX:とZ:で表記することにする。

スペック

RAS-X80E2のスペック

RAS-Z80E2のスペック

表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方

エアコン室内機・室外機セットの値段をチェックする

カメラの変化

X:くらしカメラ3D

Z:くらしカメラツインF

エアコンの室内機本体に付いているカメラ。

Zは二つ付いていたのだがXになって3つになったのだ。

cats

カメラといっても撮影する機能ではない。

画像カメラと温度カメラにより、人の位置、人数、活動量(人の動きの多い・少ない)、人の周囲の温度を検知。

さらにXになり新しくついた機能がこれ、画像カメラと近赤外線LEDと組み合わせた『ものカメラ』により、家具の位置や形状を検知、『気流の通り道』を認識するのだ。

気流の通り道?

cats

どういうことかと言うと、この『ものカメラ』は家具の位置や形状を検知する。

それによって気流の通り道を見つけ、効率よく風を循環させることができるようになった。冬は家具に邪魔されないようにうまく足元を温めてくれるなど、自動ですべてやってくれるのだ。

暖房時のイメージ写真

cats

冷房時のイメージ写真

cats

Xのリモコンには気流の通り道ボタンが新しく追加されたのだが、上の写真を見て??と思った人がいるかもしれない。

真ん中だけよけて風を出せるのだろうかと。

Zシリーズは通常の一枚タイプの風向版なのだが、

Xシリーズは新しい今までにない風向版になった。

cats

風向版が3つに分かれ『3分割フロントフラップ』という名称になっている。これによって細かく気流を制御できるようになった。

ちなみに他メーカーに3分割はないが、2分割になっているのは三菱電機の一部シリーズで売られている。

この3分割になったことにより、リモコンのボタンにも『ハネ選択』という新しいボタンがついた。

つまりこの3つの風向版をそれぞれ調整できるわけだ。

省エネ大賞受賞機種

2015年日立の全シリーズの中でXシリーズの14畳以上の大きさの機種だけ受賞されている。文字通り省エネ性能の優れたエアコンだけが選ばれる。

記事の最後に全部の型番と一緒にわかりやすく、まとめてみたので参考にしていただきたい。

みはっておやすみ運転の違い

両シリーズにこの機能はついているのだが、性能の違いがある。

Zシリーズの場合は、おやすみに適した風速でのタイマー切運転だ。タイマー時間が経過して運転停止したあと、室温が上がると自動で再運転するというもの。

Xシリーズになると、寝返りの頻度まで見てくれるようになるのだ。

つまり寝苦しい夜には最適の運転となる。

次は公式サイトにもカタログにも書かれてない変化。

Zの場合は、暖房や冷房などを15分以上運転してから停止した時に、前回のフィルター掃除運転終了からの運転時間の積算が38時間を超えている場合に自動でフィルター掃除運転がされる。

Xになり、積算が42時間以上の場合に自動でフィルター掃除運転される、に変わった。

型番

Zシリーズ

RAS-Z22E RAS-Z25E RAS-Z28E RAS-Z36E RAS-Z40E2 RAS-Z56E2 RAS-Z63E2 RAS-Z71E2 RAS-Z80E2

6畳~26畳。型番の最後が2のタイプが200Vで、それ以外は100V。

Xシリーズ

RAS-X22E  RAS-X25E  RAS-X28E  RAS-X36E

ここから下が14畳以上の省エネ大賞受賞機種↓

RAS-X40E2  RAS-X56E2  RAS-X63E2

RAS-X71E2  RAS-X80E2

6畳~26畳。型番の最後が2のタイプが200Vで、それ以外は100V。

室外機

Zシリーズ

2015日立Zシリーズ室外機

Xシリーズ

2015年日立Xシリーズ室外機のサイズ

※それぞれ畳数によって大きさが違う。

※例  S22STESの場合22型2.2kWタイプ=6畳

22(6畳用) 25(8畳用) 28(10畳用) 36(12畳用) 40(14畳用) 56(18畳用) 63(20畳用) 71(23畳用) 80(26畳用) 90(29畳用)

日立の住設RAS-ZJ80E2と量販RAS-Z80E2の違い

2015年の日立の住宅設備向けエアコンZJシリーズと

量販店向けエアコンZシリーズの違い。住設用には住設用らしい機能が3つ追加されている。

日立ZJシリーズ室内機

2015日立ZJシリーズ室内機

日立Zシリーズ室内機

2015日立Zシリーズ室内機

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

日立の住設RAS-ZJ80E2と量販RAS-Z80E2の違い

スペック

RAS-ZJ80E2のスペック

RAS-Z80E2のスペック

表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方

エアコン室内機・室外機セットの値段をチェックする

H-LINK接続可能

これは業務用(パッケージエアコン)にも関連してくる。業務用は室内機数台と大きな室外機一台などの色んな方法で設置が出来るのだが、家庭用ルームエアコンとのからみで言えばその業務用の接続の中にルームエアコンも接続できますよ、という事。

これによって自由度の高い設置が可能になる。

カードキー対応

これは主にホテルなどでよく使われる制御。

客室ドア付近のカードキーコントローラーにより退室時に運転停止を確実に行う事ができる。

ドレンアップキット対応

ドレンとはドレン水の事を指していて、エアコン冷房時、除湿時に室外に排出される水だ。通常の設置であればエアコンの室内機を設置する場合、配管穴が本体より下になければならない。

もし上にあれば水が逆流してしまうからだ。

ただ、場合によってはどうしても設置できる場所がそこしかなくて、配管穴の勾配が取れない場合ドレンアップキットで対応できる。

ドレンアップキット

写真は天井裏までもっていってる場合。天井裏からはうまく勾配を取って室外に水を排出させている。

型番

ZJシリーズ

RAS-ZJ22E RAS-ZJ25E RAS-ZJ28E RAS-ZJ36E RAS-ZJ40E2 RAS-ZJ56E2 RAS-ZJ63E2 RAS-ZJ71E2 RAS-ZJ80E2

6畳~26畳。型番の最後が2のタイプが200Vで、それ以外は100V。

Zシリーズ

RAS-Z22E RAS-Z25E RAS-Z28E RAS-Z36E RAS-Z40E2 RAS-Z56E2 RAS-Z63E2 RAS-Z71E2 RAS-Z80E2

6畳~26畳。型番の最後が2のタイプが200Vで、それ以外は100V。

室外機

ZJシリーズ

2015日立ZJシリーズ室外機

Zシリーズ

2015日立Zシリーズ室外機

※それぞれ畳数によって大きさが違う。

※例  S22STESの場合22型2.2kWタイプ=6畳

22(6畳用) 25(8畳用) 28(10畳用) 36(12畳用) 40(14畳用) 56(18畳用) 63(20畳用) 71(23畳用) 80(26畳用) 90(29畳用)

2014年RAS-Z80D2と2015年RAS-Z80E2の違い

日立の2014年最上位シリーズのZシリーズと2015年最上位から二番目のZシリーズ。

同じシリーズだが、2015年にはZより上にXシリーズが新しくできたため最上位ではなくなった。

実は日立のエアコンは室外機が国産で室内機は中国製という点はあまり知られていない。

2014年のが型番の最後にD、2015年はE。

いつも通り普通の比較サイトや公式サイト、パンフレットに書かれていない詳細な部分まで比較する。

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

2014年RAS-Z80D2と2015年RAS-Z80E2の違い

以下、2014と2015と省略して呼ぶことにする。

まず意外な点から。

2014には付いていた同梱のDVDが2015にはなくなった。

エアコンの上手な使い方をDVDの動画でわかりやすく、教えてくれるというものだった。

カメラの変化

2014:くらしカメラツイン

2015:くらしカメラツイン F

2014年の温度検知の場合は人のいるエリアの温度を見ることができる程度だったが2015になりFが付いている。

 これは英語のfoot

からの由来だと思われるが、人の足元の温度と位置を検知できるようになったのだ。

これにより前よりきめ細やかな吹き分けが可能になった。特に暖房時には役に立ちそうだ。

そしてリモコンに『足元サーチ』のボタンが追加されている。(倍速サーチボタンがなくなった)

ちなみにツインの意味は画像カメラと温度カメラの事である。

気流制御も効率UP

足元サーチ以外にも、例えば帰宅したばかりの人(室温と温度差がある人)の向きで風向版が一時停止しながら人のいる範囲をスイングできるようになった。

間取りサーチから新・間取りサーチへ

これは盲点の一つ。全ラインナップの機能欄を見ると2014は間取りサーチだけだったが、2015になり間取りサーチと新・間取りサーチ二種類になった。

2015の新・間取りサーチ≒2014間取りサーチである。

カメラ性能が若干アップしているので全く同じとは言えないが、考慮する必要があるかもしれない。

おやすみ運転

2014:おやすみ運転

2015:みはっておやすみ運転

何が違うのかというと、2014の場合は、設定で決めた時間がたつと停止するただの切タイマー運転だった。

2015になり切タイマー運転で運転停止後も室温があがると自動で再運転を行うというもの。寝苦しい夜に最適の機能となる。

型番

2014

RAS-Z22D  RAS-Z25D  RAS-Z28D  RAS-Z36D

RAS-Z40D2  RAS-Z56D2  RAS-Z63D2  RAS-Z71D2

 RAS-Z80D2

6畳~26畳まで。型番の最後が2のタイプが200Vで

それ以外は100V。

2015

RAS-Z22E  RAS-Z25E  RAS-Z28E  RAS-Z36E

RAS-Z40E2  RAS-Z56E2  RAS-Z63E2

 RAS-Z71E2  RAS-Z80E2

6畳~26畳まで。型番の最後が2のタイプが200Vで

それ以外は100V。

日立RAS-Z80E2とパナCS-X805C2の違い

日立のZシリーズとパナソニックXシリーズは共に上位クラス。本体価格が上がるほど電気代と快適さで元が取れるのでその点も良く考えるべきだろう。

日立Zシリーズ室内機

2015日立Zシリーズ室内機

パナソニックXシリーズ室内機

2015年パナソニックXシリーズ室内機(全畳数で大きさ同じ)

白のみ。

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

日立RAS-Z80E2-WとパナCS-X805C2-Wの違い

型番の最後のWはホワイトの意味。

以下、日立:、パナソニック:と省略して記載。

各メーカーの売り

日立:くらしカメラツインF(下記、センサー項目参照)

パナソニック:ナノイー

ナノイーとは

ナノイー

目に見えない空気の汚れを抑制。

まず大まかにイオン系かどうかで分かれる。パナソニックはナノイーを気流に乗せて部屋全体に行きわたらせ除菌というイメージ。

※日立Zシリーズにも似たような機能『イオンミスト』があるが、知名度・実力はパナソニックのナノイーが圧倒的

センサー

日立:くらしカメラツインF

パナソニック:ひと・ものセンサー/日射センサー/床温度センサー

日立の場合

検知可能なものは、人の位置/足もと・距離・活動量(人の動きの多い・少ない)・日差し・人数・人の周囲温度・熱源

パナソニックの場合

ひと・ものセンサーで検知可能なものは、人の位置と活動量(人の動きの多い・少ない)日差し(エコナビ)・家具の位置(手動)

パナソニックXシリーズの場合はエアコン室内機の据え付け位置をリモコン操作でセット後に家具の位置設定が出来る仕組み(自動ではなく手動設定)

パナソニックXシリーズの家具の位置設定

今回比較している日立Zシリーズの一つ上位機種『Xシリーズ』の場合は『ものカメラ』により家具の位置や形状を検知、『気流の通り道』を検知可能↓

日立(白くまくん)のエアコン【-鬼比較-】一覧2022年版

間取りを検知

日立:・間取りサーチ

パナソニック:なし

これは日立独自の機能といってもいいだろう。

日立の間取りサーチ

部屋の形と大きさを検知、送風すべき範囲を自動認識してパワーとスイング幅を自動調整。

カメラ(センサー)性能の結論

日立の方が性能が良い。

それ以外の日立の特徴

日立のステンレス・クリーンシステム

日立白くまくんのステンレスクリーンシステム

他メーカーにない日立の特徴としてエアコンへのステンレスの使用がある。これによりエアコン本体の除菌・防汚の効果あり。エアコン内部を空気が通るため間接的に綺麗な空気を部屋に送れるという事。

また、今までエアコン内部の掃除で困った事がある人には嬉しいコーティングである。

パナソニックのナノイーは空中除菌なのに対して日立はステンレスによる汚れを直接寄せ付けない効果あり(汚れないわけではない)

フィルター自動掃除の方式の違い

まず日立がフィルター自動掃除の中でもダストボックス方式と呼ばれる一般的なもの。

文字どおりダストボックスがエアコン本体の内部に内蔵されているタイプ。これを外してホコリだけゴミ箱へ捨てる事ができる。

自動排出方式と言うのは、エアコンの内部に小さな掃除機が付いていて自動でホコリを外に出すイメージだ。

実は自動排出方式には専用のホースが一本つく。

自動排出方式の利点はやはりダストボックスのゴミ捨ての必要ないという事に尽きるが、もしキッチンの近くに設置するなど、油汚れなどが管の中に長年付着してきた場合はどうするかなども考える必要があるかもしれない。

こちらも参考に⇒エアコン配管(化粧)カバーは掃除方式によっては必ずつけるべき

この点は買う人の判断になる。

除湿

日立:再熱除湿方式(自動・手動・ランドリー・けつろ・パワフル・カビ見張り)

パナソニック:選べる除湿

日立の場合

日立の手動除湿の場合、温度設定しながら除湿も可能。

日立の手動というのは具体的にはリモコンのボタンで5種類の除湿方法を選択でき、再熱除湿方式も含む。

パナソニックの場合

快適除湿モード・冷房除湿モード・弱除湿モードの3種類だが再熱除湿方式ではない独自の方法をとっている。室温と湿度のバランスを考えるという新しい除湿方法。

快適除湿モードとはエアコンが不快指数を考えて室温と湿度の両方をチェックしながら室温をあまり下げずに湿気をカットするというもの。

各メーカーの除湿について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。