両シリーズとも2015年モデルのフィルター自動掃除付き(ボックスタイプ)の中でも最安値のシリーズ。
実は日立のエアコンは室外機が国産で室内機は中国製という点はあまり知られていない。
ダイキンCシリーズ室内機
日立Gシリーズ室内機
畳数によって大きさとサイズが違う。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
AN22SCSとRASG22Eを鬼比較
ダイキンCシリーズと日立Gシリーズ比較
スペック
カッコの中の最大・最小運転能力にも注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。
表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方
まず両メーカーの売り
ダイキン:ストリーマ
日立:ステンレス+くらしカメラ
各メーカーの売りに関してはトップページ右上にある【各エアコンメーカーを鬼比較!必ず読むべし!】でわかりやすく説明しているので参考にどうぞ。
以下、ダイキンCと日立Gと呼ぶことにする。
カメラ
ダイキンC:なし
日立G:くらしカメラ(画像カメラ)
くらしカメラが見てくれるものは『日差し』と『距離(人の位置)』『活動量』『人数』だ。
この『くらしカメラ』によって自動で温度や風向き、風量を自動でコントロールしてくれる。
オートセーブ、オートオフ機能
ダイキンC: ×
日立G: 〇
人の不在を感知して控えめ運転にしてくれたり、自動で電源を切ったりしてくれる機能。
ダストボックス
ダイキンC:10年ゴミ捨て不要
日立G:一年に一度を目安にゴミ捨て(説明書記載あり)
自動でフィルター掃除したホコリをダストボックスにためるが、ダイキンCはエアコン本体のおそうじランプが光る事で掃除の時期をおしえてくれる。
日立Gにはダストボックスの掃除をするようにと促すランプはない。
エアフィルター
ダイキンC:通常のエアフィルター
日立G:ステンレスフィルター
通常のエアフィルターのイメージ写真↓
日立Gにはステンレスフィルターが使用されており、除菌と汚れを寄せ付けない効果がある。
さらに
フィルターだけではなくて通風路やフラップにもステンレスが使用されているがこのGシリーズは熱交換器まではコーティングされていない。
日立の場合もう一つ上のランクのシリーズから熱交換器までチタンコーティングされている点に注意。
一方ダイキンはプラスチックのみだが、強力なストリーマがある。
なので清潔度の面では甲乙つけがたいのだ。
除湿
ダイキンC:5段階セレクトドライ
日立G:3モード除湿(自動・パワフル自動・手動)
『ダイキンの5段階セレクトドライ』とは!?
ダイキンの5段階セレクトドライとは標準の温度を基準に-2℃から+2℃まで5段階で調整可能。※標準というのはドライ運転開始時の室内温度の事。
日立Gの場合
一見ただの3段階除湿のように見えるが違う。
手動除湿の場合、16℃~32℃まで温度設定しながら除湿も可能。
両機種ともに再熱除湿方式ではないので、除湿を使う事で部屋が少し寒くなる可能性あり。
再熱除湿方式について知りたい方は右のカテゴリー・一覧の『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。
低温時暖房能力の差は?
日立は暖房力も売りにしている。
40の14畳タイプで比較すると日立の5.7kwに対して
ダイキンの5.5kw
少しの差で日立の方が暖房能力が高い。
おやすみモード
ダイキンは快眠運転というのがある。
設定した時間によって、睡眠導入時は設定温度高め、中間は低く、起きるときは少し高め、という睡眠に最適な温度に自動的にしてくれるというもの。
一方日立は『みはっておやすみ』というのがありタイマー時間が経過して運転停止した後も、室温が上がると設定温度をひかえめにして自動で再運転を行うという寝苦しい夜には最適な機能。
もちろん設定でこれを解除することも可能
エアフィルター以外のフィルター
ダイキンC:チタンアパタイトフィルター付属(一枚)
日立G:別売りだが取り付け可能
チタンアパタイトフィルターとはエアフィルターの奥につけるこれだ↓
ダイキン エアコン用光触媒集塵・脱臭フィルターのイメージ写真(2014年のもの)
エアフィルターの半分くらいの大きさ。
ちなみにこの10年交換不要の脱臭フィルターの値段はネットで4300円ぐらいだった。
これをつけることによってカビやアレル物質、においを吸着させる効果あり。
温度設定単位
ダイキンC:0.5℃単位
日立G:1℃単位
ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓
自動運転の内容の違い
自動運転とは?
室温と外気温を感知して運転内容のどれかを自動的に選んで運転してくれる便利な機能。
ダイキンのCと日立のGともに冷房・暖房・除湿の中から自動選択される。
日立Gには『くらしカメラ』がついているので
部屋の人数・人の動き・日差し・人の体感温度を検知し維持しながら省エネ運転可能。さらに風向の自動調整と風速の自動調整もしてくれる。
送風
ダイキンC:送風ボタンあり
日立G:送風ボタンなし
日立Gの場合送風ボタン自体がないが、内部クリーンなどで送風になる。
風よけ
ダイキンC:風ないス運転
日立G:風よけ
ダイキンの『風ないス運転』とは
ボタンを押すだけで風向と風量を自動調節、体に風を直接当たりにくくさせるものだ。
具体的には冷房、ドライの場合フラップ(風向版)の向きが上に、暖房の場合下向きになる。
という簡易的なもの。
日立Gの風よけ機能とは
部屋に人がいる場所を『くらしカメラ』で見つけて、自動的に風向を変える機能だ。文字通り人のいるエリアに風を送らないという設定。エアコンの風に当たりたくないという人は多い。その意見を反映させたカメラがあるからこその機能。
当然この2機種で比較すると日立の風よけの方が能力が高い。
入・切タイマー
ダイキンC:併用可
日立G:併用不可
おやすみ機能
おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。
ダイキンC:快眠運転
日立G:みはっておやすみ運転
ダイキンCの場合
冷房・暖房運転時に、快眠ボタンを押し1時間刻みで運転を切る設定可能。約3時間かけて設定温度を2℃下げていき、起床時刻の約一時間前から設定温度を1℃自動的に上げる。これにより快眠が可能になるという事だ。
日立Gの場合
冷房・除湿運転時におやすみに適した風速でのタイマー切運転の事。時間が経過して運転停止した後も、室温が上がると設定温度をひかえめにして自動で再運転を行う。
寝苦しい夜には利点が大きいと思われる。
ちなみに日立Gの場合、暖房時には再運転は行なわず、設定した時間に運転を停止するとの事。
フィルター自動お掃除時間
ダイキンC:最長約8分
日立G:約7分
ダイキンCの場合
ダイキンの場合、積算時間に応じて約1日運転した後に停止で掃除運転を始める。
もしダイキンの自動内部クリーンを『入』にしていた場合、冷房・ドライ運転停止後に乾燥運転約120分あり。
日立Gの場合
暖房や冷房などを15分以上運転してから停止したときに、『前回の「フィルター掃除」運転終了から運転時間の積算が10時間を超えている』または
「1週間以上運転していない」場合に掃除運転する。
ecoこれっきり・冷房・除湿運転後の場合内部乾燥運転が約5分の後にフィルター掃除がはじまる。
内部クリーン
ダイキンC:約120分
日立G:約60分
最初に紹介したようにダイキンにはストリーマ照射があるのでカビ増殖抑制の効果はあるが、時間も長い。
リモコンホルダー
ダイキンC:付属
日立G:別売り
ダイキンのCと日立Gの共通項目
新冷媒R32・日本製・左右風向切り替えリモコンで可
型番
ダイキンC
AN22SCS AN25SCS AN28SCS AN36SCS AN40SCP AN56SCP AN63SCP AN71SCP
6畳から23畳用まである。最後の型番がPとなっているのは200Vという意味で、その他は100V。
日立G
RASG22E RASG25E RASG28E RASG40E2 RASG56E2 RASG63E2 RASG71E2
6畳から23畳用まで。型番の最後に2が付いてるのが200V でその他は100V。
室外機
ダイキンC
日立G
それぞれ畳数によって大きさが違う。
※例 S22STESの場合22型や2.2kWタイプ=6畳