家電の徹底比較

ダイキンAN25SESとシャープAY-E25DXの違い

両シリーズともに2015年モデルでダイキンのEシリーズは最安値、シャープのDXシリーズは最安値より一つ上のシリーズになる。

ダイキンの室内機

2015ダイキン住設・量販Eシリーズ室内機(全畳数で同じ大きさ)

シャープの室内機

2015年シャープE-DXシリーズ室内機

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

ダイキンAN25SESとシャープAY-E25DXの違い

スペック

ダイキンの畳数ごとの値段、リモコン、室外機などは、こちらの専門ページで一括チェック可能⇒ダイキンEシリーズ(量販)一覧(同じシリーズの 他の畳数も一気に調べられるので便利)

AY-E25DXのスペック

表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方

この鬼比較サイトが初めての方は、こちらも参考に⇒ エアコンを選ぶ前に大事なこと

大きな違いはシャープが売りとするプラズマクラスターのイオン系と

ダイキンが売りとする非イオン系の光速ストリーマである。

シャープのプラズマクラスターとは?

まずシャープのプラズマクラスターには濃度の違いがある。

イオン濃度が違うという事は空気清浄能力に違いが出るという事だ。

濃度が7000のタイプ25000のタイプ

4倍近く違う

今回比較するDXは濃度25000だ。

プラズマクラスターとはシャープ独自の技術でウィルス、カビ菌、静電気も抑制してくれるイオンだ。

シャープはプラズマクラスターが一番の売りだ。

ただ、効果を持続させるためには注意点もある

シャープのエアコン:ユニット掃除必須は知られていない

ダイキンのストリーマとは?

ダイキンのストリーマ写真

ストリーマは、フィルターに捕獲したダニ(フン・死骸)・カビ・花粉等を強力に分解する。部屋の空気だけでなく、機械内部にもストリーマを照射することで、カビ菌・ニオイの原因菌を分解・除去する

というもの。

効果を持続させるには注意点もあり

ダイキンのストリーマユニット掃除必須は知られていない

※たまにある質問なのだが、ダイキンのエアコンから変わったニオイやイヤなニオイがあると気にする人もごくまれにいる。実は汚れやカビのニオイではなく、ストリーマ放電によるオゾンのニオイと言う場合もあるのだ。
本当にごく微量なので健康には支障がないのだが、鼻が敏感な人は考慮した方が良いかもしれない。

プラズマクラスターパトロール

ダイキンE:なし

シャープDX:あり

これはシャープ独自の機能だ。

エアコンの停止中にカビの発生しやすい環境になると、エアコン内部の空気を動かすことで高濃度のイオンで満たし、

カビの発生を防ぐ。

プラズマクラスターパトロール

具体的にはエアコンの停止中に、温度20℃、湿度70%を上回るとオンになりファンを逆回転させるとの事。

エアフィルターの性質

ダイキンE:ハイメッシュプレフィルター

シャープDX:ミクロンメッシュフィルター

両機種とも一般的な安いエアフィルターではなく網目の細かいフィルターを採用している。これによってホコリが内部に侵入するのを防ぐ効果もあり。

エアフィルター以外のフィルター

ダイキンE:あり

シャープDX:なし

ダイキンには3年交換不要の光触媒チタンアパタイトフィルターというものが付属されている。これがあることで若干の空気清浄効果が期待できる。

一番手前にあるエアフィルターは

全メーカーついているもの。

エアフィルターイメージ写真↓

img_airfilter

このエアフィルターの奥につけるのがチタンアパタイトフィルターだ。

公式な名称は少し違うようだ↓

ダイキンEの光触媒集塵・脱臭フィルターのイメージ写真

cats

この小さいフィルターのこと。

ちなみに値段はネットで1600円ぐらいで売られている。

除湿

ダイキンE:5段階セレクトドライ

シャープDX:普通の除湿(1段階)

『ダイキンの5段階セレクトドライ』とは!?

ダイキンの5段階セレクトドライとは標準の温度を基準に-2℃から+2℃まで5段階で調整可能。※標準というのはドライ運転開始時の室内温度の事。

両機種ともに再熱除湿方式ではないので部屋の中が若干寒くなる可能性あり。

部屋干し運転

ダイキンE:なし

シャープDX:あり

シャープのプラズマクラスターイオンで部屋干し臭を軽減しながら、除湿や暖房で洗濯物を乾燥させる便利な運転。

加湿空気清浄機連動運転

ダイキンE:なし

シャープDX:あり

どういうものかと言うと

『エアコンの運転に合わせて、当社(シャープ)製加湿空気清浄機(別売)がかしこく連動運転します』

低温・低湿になるとランプでお知らせし、暖房運転時はエアコンと連動して、加湿空気清浄機の運転を開始。暖房以外の運転に切り替えたり停止した場合は、加湿空気清浄機も連動して停止

ちなみに連動を切ることも可能なので説明書を参考にしよう。

ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓

気流制御

ダイキンE:風ないス運転

シャープDX:コアンダ気流

ダイキンの『風ないス運転』とは

ボタンを押すだけで風向と風量を自動調節、体に風を直接当たりにくくさせるものだ。具体的には冷房、ドライの場合フラップ(風向版)の向きが上に、暖房の場合下向きになるという簡易的な機能。

シャープのコアンダ気流とは?

一方シャープは快適気流に関しても頑張っている会社だ。

『天井や床面を沿うように流れる気流を作ることで、体に直接あたりにくい風を実現』と書かれてある。

これだけではイマイチわかならいので、さらに調べてみると

・冷房の時に天井方向へ風を送り冷風感を防ぐ(すこやかシャワー気流)

・暖房の時は下方向への吹き出しによって足元を温める(温風カーペット気流)

要するにエアコンの風向版が大きい(ロングパネル)ので制御可能な気流なのだ。

自動運転

ダイキンE:自動運転

シャープDX:エコ自動運転

自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。

ダイキンEの場合、室内、室外温度に応じて、除湿、冷房、暖房のいずれかを選択してくれる。

シャープDXの場合も同じく、除湿、冷房、暖房のいずれかを選択してくれるのだが違いがある↓センサーへ↓

センサー

ダイキンE:ナシ

シャープDX:日射センサー

上の続きだが、シャープには日射センサーが付いているので、さらに上の自動運転に日差しを考慮した細やかな省エネ運転も可能。

入・切タイマー

ダイキンE:併用可(両方1時間単位)

シャープDX:併用不可

シャープDXの入タイマーの場合、9.5時間後までは0.5時間単位。10~12時間後は1時間単位の設定可能

切タイマー(おやすみ切タイマー)の場合、押すごとに0.5→1→2→3→5時間まで設定可能。

おやすみ機能

おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。

ダイキンE:おやすみ運転

シャープDX:おやすみ切タイマー

ダイキンEの場合

冷房・暖房運転時に、快眠ボタンを押し1時間刻みで運転を切る設定可能。約3時間かけて設定温度を2℃下げていき、起床時刻の約一時間前から設定温度を1℃自動的に上げる。これにより快眠が可能になるという事だ。

シャープDXの場合

おやすみ切タイマー設定から1時間後に、設定温度を徐々にゆるめ、冷房・除湿時は約1℃高くし、暖房時は約3℃低くし、冷やしすぎや暖め過ぎを抑えるというもの。

設定できる温度の単位

ダイキンE:0.5℃単位

シャープDX:1℃単位

内部クリーン(乾燥)

エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。機種によって基本運転時間の差がある。

ダイキンE:約120分

シャープDX:約20分~90分

ダイキンの場合、除湿か冷房運転後に運転(自動か手動設定可能)

ストリーマと併用して運転

シャープの場合・暖房時に約20分。冷房・除湿時に約70分~90分との事(自動か手動設定可能)

プラズマクラスターと併用して運転

ダイキンEとシャープDXで共通項目

左右風向版切り替え手動

生産国

ダイキンのEシリーズは14畳用と18畳用のみ日本製(リモコン除く)その他の畳数は中国製。

シャープDX:中国製

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