家電の徹底比較

CS-GX224Cと2015年CS-GX225CとCS-J225Cの違い

まずパナソニックの2014年モデルのCS-GX224Cと2015年モデルのCS-GX225Cであるが、

パナソニック公式サイトを確認するとスペックにほとんど違いはない。

最新版の2015年のカタログを拝見すると

NEWとなっている部分が二か所ある。

AG+(イオン)(フィルター)と親水コーティング(熱交換器)だ。

要するにフィルターに銀イオンをコーティングさせることで若干の抗菌が期待できるという事。

熱交換器のコーティングで若干の汚れ除去を期待できる。

あと2015年版から新冷媒R32を採用している。

という事で

次は2015年タイプの2機種を比較することにする。

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

CS-GX225CとCS-J225Cの違い

JシリーズがGXより一つ下位機種になる。

まず一番大きな違いがGXシリーズになって

フィルター自動お掃除機能が付く点。

各社名前をつけているのだがパナソニックの場合は

『お掃除ロボット』で有名だ。

パナソニックのは二種類あって

上位機種に使われているのが

フィルターのほこりを小さな掃除機が吸い取って外に出すタイプ。

ほこりを外に出す方式を『自動排出方式』や『AUTO』と呼ばれている。

今回のGXはボックスタイプと言って外に出すタイプではなく

他社にもあるような標準的なダストボックスと言うものが中に入っていて

そこにほこりをためるのだ。

これからが本題

この二機種の比較しにくい部分をみてみる。

パナソニック公式サイトの最新版カタログの

1~2ページも参考にさせていただこう。

気流制御

J:特になし

GX:天井気流

GXになって『天井気流』というものが付くが

これは何なのか。

カタログの後ろの機能一覧に小さくひっそりと書かれてある。

夏は気流を頭上へ集中させて天井からふりそそぐ

涼風をつくります。

これはエアコンの本体の上下風向版の形と開き方がJとGXで違うからだと思われる。

センサー

J:なし

GX:日射センサー

GXシリーズにランクアップして日射センサーが付いたことで

日差しの具合を感知してくれて控えめ運転にしてくれる。

具体的にはエコナビボタンを押すことでオン・オフ可能。

次がわかりにくいポイントだが重要な項目

Jシリーズまでが『内部乾燥・におい除去』となっており

GXシリーズからこれが『内部おそうじ機能』となっている。

具体的な違いは何なのか?

公式カタログには

Jシリーズの匂い除去に関しては

●熱交換器についた嫌な臭いを加熱してはがします

となっている。

内部乾燥は

●運転停止後、最大90分の送風運転と熱交換器の加熱により、エアコン内部のカビの成長を抑えます。

GXシリーズは公式サイトにも写真付きで解説されている。

これによると

●運転開始時、熱交換器を結露させた水分でにおい成分を洗い流します。

●運転終了後熱交換器を加熱して乾燥、カビ抑制します。

●におい成分もはがし室外へ排出します。

※GXシリーズのみ室外へは排出しません(小さく記載あり)

なら今回紹介しているGXはどこに排出されるのか。

その説明はないが、これはお掃除機能の自動排出方式とボックス式の違いが原因だと思われる。

自動でフィルターのホコリを出すタイプは外へ続く専用のホースがもう一本付くからだ。

結局この熱交換器の件は表現は違うが違いがあいまいな気がするんだが・・・

だが、説明書まで確認してやっと判明した事がある。

ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓

内部クリーン

J:におい除去

GX:本体内部おそうじ運転

パナソニックの場合いわゆる内部クリーンという名称は使われてないようだ。送風でエアコン内部を乾燥させる事でカビの増殖、臭いを抑えるなどの効果がある。

パナソニックの場合もっと簡易的な『においカット運転』というのも採用されている(設定でなしにする事も可)。

本体内部についた生活臭(化粧品やペット臭など)が風とともに出るのを防ぐため、約1分間は風がでません。とある。

ではこの二機種の違いは何なのか。

J:におい除去の場合

リモコンににおい除去ボタンが付いていて、それを押すことで約20分間におい除去運転(送風→暖房→送風)をした後自動停止。

GX:本体内部おそうじ運転の場合

基本的に30分以上、冷房・除湿を運転して停止した時約60分~90分の間同じく送風→暖房→送風の後自動停止。

だがここで疑問が出た。

実はJは設定を変える事で

内部乾燥運転が可能なのだ(説明書確認済み)

同じく基本的に30分以上、冷房・除湿を運転して停止した時、最大90分の間、送風→暖房→送風の後自動停止。

内部クリーンに関しては差はないと見ていいだろう。

パワフル運転

J:なし

GX:あり

パワフルボタンが付いている。短時間で快適な温度へ

設置位置の設定

JもGXも設定できる。

エアコン本体の取り付け位置が部屋の左側なのか中央なのか右側なのか、正しく設定する事でより快適なエアコン生活が送れるもの。

リモコンホルダー

J:なし

GX:付属

JとGXの共通項目

ナノイーあり・上下左右風向切り替えリモコンで可・入/切タイマー併用可(10分単位)・おやすみ切タイマー・エアフィルター以外の空気清浄フィルター1枚付属済み・除湿2段切り替え・1℃単位温度設定・

生産地

両機種とも中国製(パナソニックの上位機種に日本製あり)

型番

2015年Jシリーズ

CS-J225C,CS-J255C,CS-J285C,CS-J365C2,CS-J405C2,

CS-J565C2

6畳から18畳まで。型番の最後に2が付いているものが200V の意味。その他100V。2015年Jシリーズからホワイト色だけでなくベージュ色も登場(公式サイトで要チェック)

2014年GXシリーズ

CS-GX224C,CS-GX254C,CS-GX284C,CS-GX284C2

,CS-GX364C2,CS-GX404C2,CS-GX564C2,

となっており10畳用に100V 用と200V用の二機種あり

2015年GXシリーズ

CS-GX225C,CS-GX255C,CS-GX285C

,CS-GX365C,CS-GX405C2,CS-GX565C2,

14畳より上の畳数からのみ200V対応となっている。