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霧ヶ峰MSZ-L225とシャープAY-E22EXの違い

どちらも2015年の量販店向けのフィルター自動掃除つきエアコン(ダストボックスタイプ)。

両シリーズとも各メーカーのフィルター自動掃除つきの中では最安値シリーズである。

霧ヶ峰Lシリーズ室内機

2015霧ヶ峰Lシリーズ室内機

シャープEXシリーズ室内機

2015シャープEXシリーズ室内機

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

霧ヶ峰MSZ-L225とシャープAY-E22EXの違い

三菱電気・霧ヶ峰LシリーズとシャープEXシリーズなので

以下、霧ヶ峰LとシャープEXと呼ぶことにする。



スペック

MSZ-L225のスペック

AY-E22EXのスペック

カッコの中の最大・最小運転能力にも注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。

表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方

エアコン室内機・室外機セットの値段をチェックする

まず両メーカーの売り

霧ヶ峰:ムーブアイ

シャープ:プラズマクラスター

各メーカーの売りに関してはトップページ右上にある【各エアコンメーカーを鬼比較!必ず読むべし!】でわかりやすく説明しているので参考にどうぞ。

ダストボックスとは?

ダストボックスイメージ写真↓

シャープのエアコンのダストボックス

目安として各メーカーだいたい一年に一回を目安にこのダストボックスを取り外してほこりを捨てる事になっている(環境によりほこりのたまり方が変わるので注意)

シャープの場合半年に一度が目安。

センサー

霧ヶ峰L:ムーブアイ

シャープEX:日射センサー・(照明・湿度制御・季節制御は下記自動運転参照)

霧ヶ峰のLの場合

霧ヶ峰のムーブアイ

霧ヶ峰のLのムーブアイは人の体感温度、状態だけでなく、間取り、壁、床、天井までの距離まで感知可能。

ただ注意点はこのムーブアイの感知する範囲は広角約160度の範囲と言う点。

エアコンの真下付近は感知できない。

ムーブアイの利点は

風当て・風よけも可能になるという事。

さらに『ムラなし』という設定でムーブアイが部屋の中で人がいることが多い生活エリアを学習してくれるのだ。生活エリアの温度ムラを抑える気流で運転可能。

シャープEXの場合

日射センサーにより日差しの具合を感知し温度を自動調節し無駄な運転を抑える機能あり。

気流制御

霧ヶ峰L:自然風

シャープEX:コアンダ気流

霧ヶ峰Lの場合

まずエアコンの形で大きな違いがある。

シャープEXの風向版は通常の形なのに対して

霧ヶ峰Lは半分に分かれており、

これによって霧ヶ峰のLの方がより自然の風に近くなる。

自然風ボタンを押すことで

風向きが自動になり、自然のリズムで風速が変化する運転になる。

しかもムーブアイが部屋の人数を感知し、複数人いる場合は左右風向フラップもスイングする。

シャープのコアンダ気流とは?

シャープは気流制御にもこだわった会社だ。

天井や床面を沿うように流れる気流を作ることで、体に直接あたりにくい風を実現させたもの。

・冷房の時に天井方向へ風を送り冷風感を防ぐ(すこやかシャワー気流)

・暖房の時は下方向への吹き出しによって足元を温める気流

リモコンで選択する事ができる。他メーカーの風向版より大きく、少し違う構造なのでこの気流が生まれるようだ。

掃除のしやすさ

シャープEXの風向版は通常のタイプで取り外し不可。

霧ヶ峰のL『はずせるボディ』というのがある。

風向版が半分に分かれており、

上下風向版の2枚を取り外して洗えるという事だ。

左右風向版は片方のロックを外して手前に引き出すことでエアコン内部を清掃できるようになる。

今までこの部分を気にしていた人は嬉しいかも知れないが

繊細な部分なので壊さないように注意。

除湿

霧ヶ峰L:従来の除湿方式(弱・標準・強)

シャープEX:普通の除湿(1種類だが、湿度設定可能)

シャープEXには少し特徴がある。EXシリーズから『湿度制御』がついており、除湿ボタンを押すごとに5%単位で湿度が設定できる湿度が切り替わる(50%→55%→60%)

両機種とも再熱除湿方式ではないので、部屋が若干寒くなる可能性あり。

エアフィルター

霧ヶ峰L:一般的なエアフィルター

シャープEX:ミクロンメッシュエアフィルター

空気清浄

三菱電機L:空清ユニット

シャープEX:プラズマクラスター

三菱電機Lの場合

三菱電機の新しい空清の仕組み

ニーズの変化ともいえるかもしれない。

2015年になり新しく登場した空気清浄運転については

浮遊するほこり(PM2.5)や菌・花粉を素早く取り除き~となっていて、具体的なユニット(装置)が登場した。

2015三菱電機の空清ユニット

見ていただくと、若干東芝のプラズマ空清と名称がかぶっている気がしないでもないが、新しく空清ユニットが登場。

プラズマWクリーンユニットという名称らしい。ダイキン、シャープと同じく、お手入れが必要なようだ。その分効果ありと見ていいだろう。

『ファン』のコーティング

霧ヶ峰L:ハイブリッドナノコーティング

シャープEX:チタニアコート

このコーティングによってホコリがつくのを抑えられるのだ。何年もエアコンを使っているとファンの部分にもホコリが付いてしまったと経験している人は多いはずだ。

どちらも甲乙つけがたい。

切り忘れ防止機能⇒こちらも参考に⇒各メーカーの切り忘れ防止機能まとめ

霧ヶ峰L:消し忘れオートOFF機能あり

シャープEX:なし

やさしさ設定

霧ヶ峰L:なし

シャープEX:あり

やさしさ設定とはカタログに小さく記載されているが、

『冷やしすぎ、暖め過ぎを抑えた優しい運転、おやすみ時におすすめ』とある。

これだけではわかりにくいのでさらに調べてみた。

具体的にはリモコンの『やさしさ』ボタンを押すことで設定可能。

・冷房時:28℃設定で、扇風機モードと冷房を自動で切り替えながら運転する

・暖房時:15℃設定で運転

ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓

自動運転

自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。

霧ヶ峰L:冷房時(暖房時は自動でサーキュレーター運転併用)

シャープEX:自動運転+照明・湿度制御・季節制御

霧ヶ峰Lの場合

三菱電機はハイブリッド運転という機能も売りにしている。これは冷房と送風を自動的に切り替えてくれる便利な機能だ。

暖房運転時には部屋の上下の温度ムラを検知すると自動でサーキュレーター運転に切り替えてくれる。霧ヶ峰Lは除湿ボタンを押すことで除湿可能。

シャープEXの場合

シャープEXは冷房・暖房・除湿・送風の中から自動選択される、日射センサーが付いているのでさらに部屋に入る日差しを感知することで省エネ運転が可能。

日射・湿度制御・照明・季節制御によるエコ自動運転となっている。

この点がわかりにくいので調べてみた。

他のメーカーでもよくつけている日射センサーと、シャープのこの照明制御というのは違う。

日射センサーは窓から入った日差しを感知するのに対して照明制御は部屋が暗くなるのを感知するのだ。

それによっておやすみ運転モードに入る。

具体的には

日射がなく照明が消されたと検知すると

設定温度を段階的にゆるめて省エネ運転を行う。

さらに本体表示部のランプが暗くなるのだ。

そして4つ目の季節制御の具体的な内容。

すでに夏~秋口、冬~春先、梅雨の運転内容が室温、外気温によってどのように運転するかのプログラムがすでに入っているのだ。

季節の判定にはリモコンの日時情報と外気温によって行うとなっている。

メーカーの違いで自動運転の方法にも違いがるのでしっかりチェックすべし。

おやすみ機能

おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。使い方を間違うと逆に寝苦しくなる可能性があり注意が必要。

霧ヶ峰のL:ねむり運転

シャープEX:簡単切タイマー

霧ヶ峰Lの場合

ねむり運転とは約30分間は、ねむりボタンを押す前の設定温度で運転を続け、30分後にねむり運転の設定温度に切り替わるというもの。

霧ヶ峰のLは冷房・除湿・暖房・ハイブリッド冷房・ハイブリッド暖房中に設定可能(ハイブリッド運転については上記『ハイブリッド運転』参照)。

シャープEXの場合

切タイマーの場合、押すごとに0.5→1→2→3→5時間まで設定可能。

一つ下のDXシリーズにはおやすみ切タイマーというのがあって寝ている間の微妙な自動温度調節がついているのだが、なぜかEXはそれがついていない。これは盲点の一つになるかもしれない。

フィルター自動お掃除時間

霧ヶ峰のL:約2分30秒

シャープEX:約4分30秒

霧ヶ峰のLの場合:

前回のフィルターおそうじメカ運転からのエアコンの運転積算時間
が24時間を超えたときは、運転停止後に自動で行う。24時間未
満のときは行わない。(内部クリーン設定をしている場合は内部クリーン時間約55分の後にフィルター掃除が始まる)

シャープEXの場合

自動運転に設定していると4分30秒だが、リモコンのフィルター掃除ボタンを押すことで手動運転すると約14分かかる。これ以外に掃除フルコースボタンを押せばフィルター掃除とプラズマクラスターを併用した内部洗浄(クリーン)約2時間コースも用意されている。

・どちらも自動で運転させるかどうかは細かくリモコンで設定可能。

内部クリーン(乾燥)

エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。機種によって基本運転時間の差がある。

霧ヶ峰L:平均55分

シャープEX:約20分~90分

霧ヶ峰Lの場合

冷房は3分以上、除湿は6分以上運転後に停止すると内部クリーン。暖房運転の運転だった場合、10分のみ。

シャープEXの場合

暖房時に約20分。冷房・除湿時に約70分~90分との事(自動か手動設定可能)

・もちろん両機種ともに内部クリーンの解除も設定可能。

ダストボックスサイン

霧ヶ峰L:あり

シャープEX:あり

自動でフィルター掃除したホコリをダストボックスにためるが、どちらもエアコン本体のおそうじランプが光る事で掃除の時期をおしえてくれる。

霧ヶ峰のLの場合

約1万時間運転でお手入れランプ点灯(さらに点灯したまま1500時間運転するとフィルターお掃除自体がストップ)

シャープEXの場合

積算1万時間運転するとお掃除ランプが点滅

新冷媒R32

霧ヶ峰L: 〇

シャープEX: ×

新冷媒について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・ 一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考に していただきたい。

室内機のサイズ

三菱電機L:高さ25㎝

シャープEX:高さ26.8㎝

ちなみに高さ25㎝は全メーカーと比較しても最小。東芝と富士通ゼネラルにも25㎝のシリーズあり。

据え付け位置の設定

エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定

霧ヶ峰L:できる

シャープEX:できる



霧ヶ峰LとシャープEXの共通項目

上下左右風向切り替え自動・入/切タイマー併用可・0.5℃単位温度設定・リモコンホルダー別売り

生産地

霧ヶ峰L:日本製

シャープEX:中国製

型番

霧ヶ峰L

MSZ-L225 MSZ-L255 MSZ-L285 MSZ-L365 MSZ-L405S MSZ-L565S

6畳から18畳まで。型番の最後にSが付いているのが200Vタイプ。

シャープEX

AY-E22EX AY-E25EX AY-E28EX AY-E40EX AY-E56EX2

6畳から18畳まで。型番の最後に2が付いているのが200Vタイプ。

室外機

霧ヶ峰L

2015霧ヶ峰Lシリーズ室外機

シャープEX

2015シャープEXシリーズ室外機

それぞれ畳数によって大きさが違う。

※例  S22STESの場合22型2.2kWタイプ=6畳

22(6畳用) 25(8畳用) 28(10畳用) 36(12畳用) 40(14畳用) 56(18畳用) 63(20畳用) 71(23畳用) 80(26畳用) 90(29畳用)

ダイキンAN22SFSと霧ヶ峰のMSZ-L225の違い

両シリーズとも2015年モデルのフィルター自動掃除付き(ボックスタイプ)中級クラスシリーズ。

ダイキンFシリーズ室内機

2015年ダイキンFシリーズ室内機

霧ヶ峰Lシリーズ室内機

2015霧ヶ峰Lシリーズ室内機

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

ダイキンAN22SFSと霧ヶ峰のMSZ-L225の違い

三菱電機のエアコンは霧ヶ峰の名前で有名だ。

ダイキンのFシリーズと三菱電機のLシリーズなので

以下、ダイキンFと霧ヶ峰Lと呼ぶことにする。

スペック

AN22SFSのスペック

MSZ-L225のスペック

カッコの中の最大・最小運転能力にも注目。最大運転能
力は大きいほど、最小運転能力の場合は小さいほど快適性能
が良くなる。



表の数字を参考にすると電気代を調べる事も出来る⇒エアコンの年間電気代の簡単な調べ方

エアコン室内機・室外機セットの値段をチェックする

両メーカーの売り

ダイキン:ストリーマ

霧ヶ峰:ムーブアイ

センサー

ダイキンF:なし

霧ヶ峰L:ムーブアイ

霧ヶ峰Lのムーブアイの場合

霧ヶ峰のムーブアイ

霧ヶ峰のLのムーブアイは人の体感温度、状態だけでなく、間取り、壁、床、天井までの距離まで感知可能。

ただ注意点はこのムーブアイの感知する範囲は広角約160度の範囲と言う点。

具体的にこれで何がいいかと言うと人の場所を感知してくれる事で

風当て・風よけも可能になるという事。

気流制御

ダイキンF:風ないス運転

霧ヶ峰L:ムーブアイによる細かい気流制御可能

ダイキンの『風ないス運転』とは

ボタンを押すだけで風向と風量を自動調節、体に風を直接当たりにくくさせるものだ。具体的には冷房、ドライの場合フラップ(風向版)の向きが上に、暖房の場合下向きになるという簡易的な機能。

だが、霧ヶ峰の人感センサーによる風の吹き分けには当然適わない。

除湿

ダイキンF:さらら除湿

霧ヶ峰L:3種類(弱・標準・強)

ダイキンFの場合

ダイキンのさらら除湿はハイブリッド方式という他のメーカーにない特殊な方法を取っている。必要な除湿量に応じて熱交換器の全体、または一部だけを冷やして無段階コントロールで除湿するのだ。

さらに2015年から登場したダイキンの新機能

デシクル制御によって更に湿度制御ができるようになった。具体的には2014年までのダイキンの湿度制御技術は設定温度に達すると除湿できない欠点があったのだが、それを改善して設定温度に到達した後も除湿できるようになったというもの。

霧ヶ峰Lの場合は従来の除湿方式なので、部屋が若干寒くなる可能性あり。

エアフィルター

ダイキンF:フッ素コーティングフィルター

霧ヶ峰L:高密度エアフィルター

フッ素加工することで、油分を含んだホコリもとれやすい。

エアフィルター以外の付属フィルター

ダイキンF:チタンアパタイトフィルター(10年交換不要)

霧ヶ峰L:なし

一番手前にあるエアフィルターは全メーカーついている。

イメージ写真↓

img_airfilter

これの奥につけるフィルターの事だ。

ダイキン エアコン用光触媒集塵・脱臭フィルターのイメージ(写真は2014年Cシリーズのもの)↓

cats

少し大き目

エアフィルターをつける前にエアコンの半面にこれを設置してから

エアフィルターを取り付ける。

ちなみにこのチタンアパタイトフィルターは別名『光触媒集塵・脱臭フィルター』となっている。
注意点は水洗い禁止という点。水で洗ってしまうとその特性上、効果がなくなるのだ。
汚れが気になってきた場合は、掃除機でホコリを吸い取る程度にすること。エアコンの内部を風が通るので当然大きい方が効果がある。

空清ユニット

ダイキンF: × (だが、ストリーマがある)

霧ヶ峰L: 〇

三菱電機の新しい空清の仕組み

ニーズの変化ともいえるかもしれない。

2015年版空気清浄運転については

浮遊するほこり(PM2.5)や菌・花粉を素早く取り除き~となっていて、具体的なユニット(装置)が登場した。

2015三菱電機の空清ユニット

見ていただくと、若干東芝のプラズマ空清と名称がかぶっている気がしないでもないが、新しく空清ユニットが登場。

プラズマWクリーンユニットという名称らしいが、ダイキンと同じく、お手入れが必要なようだ。その分効果ありと見ていいだろう。

清掃のしやすさ

ダイキンF:標準的

霧ヶ峰L:はずせるボディ

ダイキンの方は通常の一枚の風向板でとりはずす事はできない。

霧ヶ峰のLには『はずせるボディ』というのがある。

風向版が半分に分かれており

上下風向版の2枚を取り外して洗えるという事だ。

左右風向版は片方のロックを外して手前に引き出すことでエアコン内部を清掃できるようになる。

今までこの部分を気にしていた人は嬉しいかも知れないが

繊細な部分なので壊さないように注意。

切り忘れ防止機能⇒こちらも参考に⇒各メーカーの切り忘れ防止機能まとめ

ダイキンF:なし

霧ヶ峰L:あり

新冷媒R32

ダイキンF:使用

霧ヶ峰L:使用

ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓

自動運転

自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。

ダイキンF:快適自動運転

霧ヶ峰L:冷房時(暖房時は自動でサーキュレーター運転併用)

ダイキンの場合、室内・室外温度に応じて、除湿、冷房、暖房のいずれかを選択してくれる。(送風を選ぶ場合は送風ボタンを押す)

ダイキンFに『快適』自動運転とパンフレットにも書かれてあるのは、Fシリーズから除湿性能がアップして快適さがアップしたため付けたものと思われる。

一方三菱電機はハイブリッド運転という機能も売りにしている。

これは冷房と送風を自動的に切り替えてくれる便利な機能だ。

暖房運転時には部屋の上下の温度ムラを検知すると自動でサーキュレーター運転に切り替えてくれるのだ。

霧ヶ峰Lは除湿ボタンを押すことで除湿可能。

メーカーや機種の違いで自動運転の方法にも違いがるのでしっかりチェックすべし。

おやすみ機能

おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。使い方を間違うと逆に寝苦しくなる可能性があり注意が必要。

ダイキンF:おやすみ運転

霧ヶ峰L:ねむり運転

ダイキンの場合

冷房・暖房運転時に、快眠ボタンを押し1時間刻みで運転を切る設定可能。約3時間かけて設定温度を2℃下げていき、起床時刻の約一時間前から設定温度を1℃自動的に上げる。これにより快眠が可能になるという事だ。

霧ヶ峰Lの場合

冷房・除湿・暖房・ハイブリッド冷房・ハイブリッド暖房中に設定可能(ハイブリッド運転については上記『ハイブリッド運転』参照)。

フィルター自動お掃除時間

ダイキンF:最長約8分

霧ヶ峰のL:約2分30秒

ダイキンの場合

積算時間に応じて約1日運転した後に停止で掃除運転を始める。

もしダイキンの自動内部クリーンを『入』にしていた場合、冷房・ドライ運転停止後に乾燥運転約120分あり。

霧ヶ峰Lの場合

前回のフィルターおそうじメカ運転からのエアコンの運転積算時間
が24時間を超えたときは、運転停止後に自動で行う。24時間未
満のときは行わない。(内部クリーン設定をしている場合は内部クリーン時間約55分の後にフィルター掃除が始まる)

・どちらも自動で運転させるかどうかは細かくリモコンで設定可能。

内部クリーン(乾燥)

エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。機種によって基本運転時間の差がある。

ダイキンF:約120分

霧ヶ峰L:約55分

・もちろん両機種ともに内部クリーンの解除も設定可能。

据え付け位置の設定

エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定

ダイキンF:できない

霧ヶ峰L:できる

室内機のサイズ(高さ)

ダイキンF:29.5㎝

霧ヶ峰L:25㎝

全メーカーで業界最小は25㎝だ。今までは25㎝の高さと言えば東芝と富士通ゼネラルだけだったが、2015年からはこの三菱電機Lも加わる事になる。

ダストボックスサイン

ダイキンF:あり

霧ヶ峰L:あり

自動でフィルター掃除したホコリをダストボックスにためるが、どちらもエアコン本体のおそうじランプが光る事で掃除の時期をおしえてくれる。

ダイキンFの場合

ダストボックス内にホコリがたまるか、またはダストブラシが汚れると緑色の内部クリーンお掃除ランプが点滅。ちなみにダイキンのフィルター掃除と言えば10年ゴミ捨て不要をうたい文句にしている事で有名。

ストリーマユニットの手入れもあるので忘れてはならない

霧ヶ峰Lの場合

約1万時間運転でお手入れランプ点灯。点灯したまま約1500時間運転するとフィルター掃除の運転はしなくなる。

ダイキンFと霧ヶ峰Lの共通項目

上下左右風向切り替え自動・入/切タイマー併用可・0.5℃単位温度設定可・

生産地

ダイキンF:日本製(リモコンは除く)

霧ヶ峰L:日本製

型番

ダイキンF

AN22SFS AN25SFS AN28SFS AN36SFS AN40SFP AN56SFP

6畳から18畳用まである。最後の型番がPとなっているのは200Vという意味で、その他は100V。

霧ヶ峰L

MSZ-L225 MSZ-L255 MSZ-L285 MSZ-L365 MSZ-L405S MSZ-L565S

6畳から18畳まで。型番の最後にSが付いているのが200Vタイプ。



室外機

ダイキンF

2015年ダイキンFシリーズ室外機

霧ヶ峰L

2015霧ヶ峰Lシリーズ室外機

それぞれ畳数によって大きさが違う。

※例  S22STESの場合22型2.2kWタイプ=6畳

22(6畳用) 25(8畳用) 28(10畳用) 36(12畳用) 40(14畳用) 56(18畳用) 63(20畳用) 71(23畳用) 80(26畳用) 90(29畳用)

2014年MSZ-W224と2015年MSZ-L225の違い

まずはこちらも必ず参考になるだろう→各エアコンメーカーを鬼比較!

実は2015年になりWからLシリーズになったので注意。

このシリーズは変化の数が多いのでしっかりチェックするべきだろう。

これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。

MSZ-W224とMSZ-L225の違い

三菱電機・霧ヶ峰の量販店用WシリーズとLシリーズなので

以下、三菱電機Wと三菱電機Lと呼ぶことにする。

三菱電機の公式サイトで確認させていただくと

まずデザインが変わってサイズもコンパクトになった!

2014年MSZ-W224

msz-w224のデザインと大きさ

2015年MSZ-L225

msz-l225のでざいんと大きさ

大きな違いはデザインだけではない。

重要な高さ。

業界最小の高さ25㎝!

これで今まで25㎝の高さは東芝、富士通ゼネラルのみだったのが

三菱電機も加わることになる。

意外に小さい狭いスペースにしかつけられないと言う人も多く

かなり良い変化と言える。

真上のスペック表だけクリックで拡大↑

エアコン本体の表示部分の変化

2014年MSZ-W224

cats

以前は米粒のような小さな点の明かりのサインだった。

2015年MSZ-L225

3

見た目にも大きく、絵でさらにわかりやすくなった。

名称の変化

リモコンをチェックすると2014年版の『ミスト』というボタンが2015年になり『空清』に変わった。

実は2014年までピュアミストとしてお肌にうるおい、部屋のにおい軽減、ウィルス・菌の活動を抑制とは文章に書いてあるが、細かいところまでチェックすると、イマイチ不明な部分が多かった。なので2014年エアコン鬼比較では、このピュアミストに関しては簡易的なものとして大きな比較対象にはしなかった。

三菱電機の新しい空清の仕組み

ニーズの変化ともいえるかもしれない。

2015年版空気清浄運転については

浮遊するほこり(PM2.5)や菌・花粉を素早く取り除き~に変わったが具体的なユニット(装置)が登場した。

2015三菱電機の空清ユニット

見ていただくと、若干東芝のプラズマ空清と名称がかぶっている気がしないでもないが、新しく空清ユニットが登場。

プラズマWクリーンユニットという名称らしいが、お手入れが必要なようだ。その分効果ありと見ていいだろう。

2014年版の帯電ミクロフィルターがプラズマWクリーンユニットに置き換わったと見てもいい。

上下風向フラップの変化

三菱電機W:4枚

三菱電機L:2枚

多ければいいというものでもない。三菱電機のこのシリーズの特徴として上下風向フラップを取り外して清掃できる利点があるのだが、2015年版になって2枚に減った。デザインの変化によるものかも知れないが、前より取り外し、取り付けの手間が減った。

ハイブリッド節電後の変化

2015年版になり、ハイブリッド節電を押す事で設定できるハイブリッド暖房(冷房)中は室内機の表示の明るさが暗くなるようになった。

これは表示のデザイン自体が大きくなったので配慮したとも言える。

そして最近の各メーカーお決まりの変化

旧冷媒から新冷媒R32になった。

新冷媒について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。

スペック(仕様)消費電力量、APFなどはすべて同じであった。

2015年版Lシリーズの説明書

ムーブアイについて

●次のようなときは人を正しく検知できない事があります。

の文言が一つ増えた。

2014年のには

真夏の運転開始時など床や壁の温度が高い時

布団を被ったり厚着をして肌が表れていない時

短時間に温度が大きく変化する発熱体がある時

小さなお子様やペット、厚着をしている人など、熱源を検知できない時

2015年版は

窓やドアが小さい時や遠距離にあるとき

が追加されていた。

これは劣ったというわけでわなく、むしろ情報開示がしっかりできているとみていいだろう。

全メーカーの中でセンサー性能が一番いいのは

間違いなく三菱電機だ。

そのプロ意識の表れが出ているとも言える。

後は細々した変化。

マークが変わった

 2014年の三菱電機のメーカーのマークはただの『MITSUBISHI』だったが、2015年版のには3つのお馴染みのひし形も付いた。

リモコンの文字が変わった

2014年P:入/切

2015年P:切/入

なぜこのように変わったのかの理由は不明。

製造年月日の表記も少し変わったぐらいである。

型番

霧ヶ峰W

MSZ-W224,MSZ-W254,MSZ-W284,MSZ-W364,MSZ-W404S,MSZ-W564S

6畳から18畳まで。型番の最後にSが付くのが200V その他は100V。

霧ヶ峰L

MSZ-L225,MSZ-L255,MSZ-L285,MSZ-L365,

MSZ-L405S,MSZ-L565S

同じく6畳から18畳まで。型番の数字の最後が5に変わった。