両シリーズともフィルター自動お掃除機能つきの中でも最安値のシリーズだ。
東芝RTと三菱電機Lシリーズ
実は東芝RTシリーズはジャパネットたかたオリジナルモデルだ。
追記:この機種は販売終了のため後半に最新版の鬼比較を記載済
いつもの通り価格比較サイトでは比較しきれていない機能面を鬼比較する。
これらと全く同じ機種(または型番の違う同等品)はジャパネットたかた、ヨドバシカメラ、ビックカメラ(楽天ビック)、ヤマダ電機、ビックカメラ、コジマ、ケーズデンキ、ノジマ、ジョーシンなどのネットショップでも現在は安く、お得に販売されている。
MSZ-L225とRAS-2255RTを鬼比較
以下、三菱電機Lと東芝RTと呼ぶことにする。
まず両メーカーの売り
霧ヶ峰L:ムーブアイ
東芝RT: PM2.5除去のプラズマ空清
東芝の場合
東芝の売りはPM2.5の除去だ。
電気集塵方式のプラズマ空清
静電気のプラズマによってウィルス、カビ、細菌、ほこり、PM2.5、花粉にも効く。
東芝はこのプラズマの能力の差もつけている。
東芝の最上位シリーズから、さらに空気清浄能力がアップする。
センサー
霧ヶ峰L:ムーブアイ
東芝RT:日射センサー
霧ヶ峰のLの場合
霧ヶ峰のLのムーブアイは人の体感温度、状態だけでなく、間取り、壁、床、天井までの距離まで感知可能。
ただ注意点はこのムーブアイの感知する範囲は広角約160度の範囲と言う点。
エアコンの真下付近は感知できない。
ムーブアイの利点は
風当て・風よけも可能になるという事。
さらに『ムラなし』という設定でムーブアイが部屋の中で人がいることが多い生活エリアを学習してくれるのだ。生活エリアの温度ムラを抑える気流で運転可能。
東芝RTの場合
日射センサーにより日差しの具合を感知し温度を自動調節し無駄な運転を抑える機能。
気流制御
霧ヶ峰L:自然風
東芝RT:クルッとルーバー
霧ヶ峰Lの場合
まずエアコンの形で大きな違いがある。
東芝RTの風向版は普通の一枚の形なのに対して
霧ヶ峰Lは半分に分かれており、2枚構造になっている。
これによって霧ヶ峰のLの方がより自然の風に近くすることができた。
自然風ボタンを押すことで
風向きが自動になり、自然のリズムで風速が変化する運転になる。
しかもムーブアイが部屋の人数を感知し、複数人いる場合は左右風向フラップもスイングする。
東芝RTの場合
これはわかりにくい違いの一つだった。このクルッとルーバーとはどこの部分の事なのか。
風向版である。
要するに、これがあるとどうなるのか↓
より的確な部分に冷風、温風を届けられるようになったという事。
だが、今回比較している霧ヶ峰Lと比べるとかなり簡易的な機能になる。
霧ヶ峰Lにはムーブアイもついているので、さらに人の体感温度、状態だけでなく、間取り、壁、床、天井までの距離を検知しながら吹き分けしてくれるからだ。
掃除のしやすさ
東芝RTの風向版は一般的なタイプなので取り外し不可。
霧ヶ峰のL『はずせるボディ』というのがある。
風向版が半分に分かれており、
上下風向版の2枚を取り外して洗えるという事だ。
左右風向版は片方のロックを外して手前に引き出すことでエアコン内部を清掃できるようになる。
今までこの部分を気にしていた人は嬉しいかも知れないが
繊細な部分なので壊さないように注意。
除湿
霧ヶ峰L:従来の除湿方式(弱・標準・強)
東芝RT:除湿1種類のみ
両機種とも再熱除湿方式ではないので、部屋が若干寒くなる可能性あり。
再熱除湿方式について知りたい方はデスクトップの方は右、スマホの方は下のカテゴリー・一覧の一番下『エアコンの100V200V・仕組み・冷媒・インバーター・除湿 』を参考にしていただきたい。
切り忘れ防止機能⇒こちらも参考に⇒各メーカーの切り忘れ防止機能まとめ
霧ヶ峰L:消し忘れオートOFF機能あり
東芝RT:なし
左右風向切り替え
霧ヶ峰L:自動
東芝RT:自動
上下左右風向切り替えはリモコンで可能。
ここからがどのサイトでも比較していない鬼比較の真骨頂↓
自動運転
自動運転の利点は自動ボタンを押すだけで自動的に運転モードを選択してくれる点。ただ、メーカーや機種によって運転内容や選ぶ運転モードの差がある事は知られていない。
霧ヶ峰L:冷房時(暖房時は自動でサーキュレーター運転併用)
東芝RT:自動運転+日射センサー
これは詳しく調べてみると微妙に内容が違う。
霧ヶ峰はハイブリッド運転という機能も売りにしている。
これは冷房と送風を自動的に切り替えてくれる便利な機能だ。
暖房運転時には部屋の上下の温度ムラを検知すると自動でサーキュレーター運転に切り替えてくれる。霧ヶ峰Lは除湿ボタンを押すことで除湿可能。
東芝RTの場合
一方東芝のRTの場合ecoモードボタンを押すことで自動運転になる。冷房か暖房を自動で選んで運転してくれる点に注意、除湿は含まれていない。もし除湿をしたい場合は除湿ボタンを押す。さらに日射センサーがついているので、日差しを検知しながら自動で省エネ運転になる。
メーカーの違いで自動運転の方法にも違いがるのでしっかりチェックすべし。
おやすみ機能
おやすみ切タイマーとも言われるが、それと入/切タイマーとの大きな違いは眠っている間も快眠できるように微妙な温度調節を自動でしてくれる点だ。使い方を間違うと逆に寝苦しくなる可能性があり注意が必要。
霧ヶ峰のL:ねむり運転
東芝RT:快眠運転
霧ヶ峰Lの場合
ねむり運転とは約30分間は、ねむりボタンを押す前の設定温度で運転を続け、30分後にねむり運転の設定温度に切り替わるというもの。
霧ヶ峰のLは冷房・除湿・暖房・ハイブリッド冷房・ハイブリッド暖房中に設定可能(ハイブリッド運転については上記『ハイブリッド運転』参照)。
東芝RTの場合
具体的に言うと東芝の快眠運転(おやすみ切タイマー)は設定温度に近づけたあと、少し温度を下げて、その後温度を徐々に上げていくというもの。
注意点は、おやすみ切タイマーで設定できる次の時間
(1,2,3,4,5,7,9時間)のうち
5,7,9時間を選んだ時に快眠運転と連動するのだ。
自動・冷房・暖房運転中か停止中におやすみボタンで設定する事が可能。
フィルター自動お掃除時間
霧ヶ峰のL:約2分30秒
東芝RT:約10分
霧ヶ峰のLの場合:
前回のフィルターおそうじメカ運転からのエアコンの運転積算時間
が24時間を超えたときは、運転停止後に自動で行う。24時間未
満のときは行わない。(内部クリーン設定をしている場合は内部クリーン時間約55分の後にフィルター掃除が始まる)
東芝の場合
10分以上運転をさせてから停止した場合掃除が始まる。(冷房・除湿を使った場合さらに内部乾燥運転が約200分あるがボタンを押して切ることも可能)
・どちらも自動で運転させるかどうかは細かくリモコンで設定可能。
内部クリーン(乾燥)
エアコン内部が湿っているとカビが増殖しやすくなる。それを防ぐのが内部クリーンだ。機種によって基本運転時間の差がある。
霧ヶ峰L:平均55分
東芝RT:約200分
・もちろん両機種ともに内部クリーンの解除も設定可能。
ダストボックスサイン
霧ヶ峰L:あり
東芝RT:あり
自動でフィルター掃除したホコリをダストボックスにためるが、どちらもエアコン本体のおそうじランプが光る事で掃除の時期をおしえてくれる。
霧ヶ峰のLの場合
約1万時間運転でお手入れランプ点灯(さらに点灯したまま1500時間運転するとフィルターお掃除自体がストップ)
東芝RTの場合
サインが積算何時間で点灯するかの記載はない。1年に一度を目安にダストボックスを取り外して掃除するべきだろう。使用環境にもよるので最初は小まめにチェックした方がいい。
空清ユニット
霧ヶ峰L: 〇
東芝RT: × (だが、プラズマ空清がある)
三菱電機の新しい空清の仕組み
ニーズの変化ともいえるかもしれない。
2015年になり新しく登場した空気清浄運転については
浮遊するほこり(PM2.5)や菌・花粉を素早く取り除き~となっていて、具体的なユニット(装置)が登場した。
見ていただくと、若干東芝のプラズマ空清と名称がかぶっている気がしないでもないが、新しく空清ユニットが登場。
プラズマWクリーンユニットという名称らしい。ダイキンと同じく、お手入れが必要なようだ。その分効果ありと見ていいだろう。
ちなみに東芝のプラズマ空清はお手入れの必要はない。お手入れが必要だから一概に効くというものでもないので比較が難しいところだ。
設定できる温度単位
霧ヶ峰L:0.5℃単位
東芝RT:1℃単位
リモコンホルダー
霧ヶ峰L:別売り
東芝RT:付属
ワンタッチ卓上リモコン付属
霧ヶ峰L:なし
東芝RT:付属
ジャパネットたかたオリジナルモデルの一番わかりやすい違いが、これが付属してるかどうか。
どのようなものかと言うと、ボタンを押すことで『おすすめ』運転が開始される。運転モードを自動的に選択し、冷房28℃または暖房20℃自動風で運転。ボタンを押すごとに運転と停止を繰り返す。
そして側面のスピーカーからは、操作した内容を、音や音声でお知らせするというもの。
年配の方や、寝室、省エネ設定の温度がわからない人にとってオススメできるという。
据え付け位置の設定
エアコン本体が部屋の中央なのか、左端なのか右端なのか。きちんと設定することでより効率のいい運転が可能になtる。特にセンサー(カメラ)つきエアコンでは大事な設定
霧ヶ峰L:できる
東芝RT:できない
室内機のサイズ(高さ)
霧ヶ峰L:25㎝
東芝RT:25㎝
全メーカーで比較しても高さ25㎝が業界最小。
2015年から三菱電機・霧ヶ峰のこのLシリーズも25㎝になったので、これで25㎝は東芝、富士通ゼネラル、三菱電機の三社になった。
霧ヶ峰Lと東芝RTの共通項目
新冷媒R32使用・入/切タイマー併用可
生産地
霧ヶ峰L:日本製
東芝RT:中国製
霧ヶ峰L
MSZ-L225,MSZ-L255,MSZ-L285,MSZ-L365,
MSZ-L405S,MSZ-L565S
同じく6畳から18畳まで。最後の型番がSとなっているのは200Vという意味だ。その他は100V
東芝RT
RAS-2255RT,RAS-2555RT,RAS-2855RT,RAS-4055RT
この6畳から14畳までが100V。
ここから下が新型
(新型◎MSZ-R2220と(旧型☆MSZ-R2219の違い
三菱電機・霧ヶ峰 ・クーラー【鬼比較】2020年版
大手家電量販店向けに販売されている三菱電機・霧ヶ峰の フィルター自動掃除付きの最安Rシリーズの比較。
狭い場所にもすっきり設置できるコンパクトモデル。
new! 新型 MSZ-R2220
(MSZ-R2220-Wホワイト)
VS
旧型 MSZ-R2219
(MSZ-R2219-Wホワイト)
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